拍手!2拍手!3拍手!4拍手! (7 投票, 平均: 3.29 / 4)
読み込み中...
スポンサーリンク

バフムート攻略失敗ならロシアに打撃

レジスタンスは住民に紛れ込んでロシア軍に破壊活動を行う

苦戦するロシア軍とワグネル

ウクライナ侵攻の苦戦と徴兵したロシア人に大損害が出ているのはロシア国内で知れ渡っていて、先日SNSでは夫や息子をロシア兵として送り出した女性たちが抗議の投稿をした

投稿では「580独立榴弾砲兵師団 23年3月11日」と書いた紙の周囲に女性たちが立っていて、「家畜処理場に向かう子羊のように送り込まれ、要塞化された地域を襲撃している」などと書かれている

投稿によると夫や息子は4日間の訓練を受けただけで突撃部隊に派遣され、無謀な突撃で多くの人たちがウクライナでなくなっているとも書かれている

23年3月12日のウクライナ国防省発表によるとロシア側の損失(負傷者を含む)は15万9090人で、最近2日間で1090人だった

戦車は累計3466台で装甲車は6769台、長距離砲2487台、MLRS(ロケット砲)493台、輸送車5348台などをロシア軍は失った

英米軍や外国機関の分析ではロシア軍の損失は2月に戦車2000両、兵士10万人程度(負傷者込み)となっているのでウクライナ軍の発表は1.5倍ほど多くなっている

ドネツク州バフムート市は3方向からロシア軍とワグネルが前進し市内の東側を占領しているが、中心部を南北に流れるバフムートカ川にさえぎられている

ワグネルには渡河能力がなく両軍は川を挟んで対峙していて、ウクライナ軍もバフムートに兵力増強したので今すぐに陥落する状況ではないと考えられる

むしろここまで攻め込んできたワグネルとロシア軍がバフムートで撃退された場合は、ロシア側のダメージが大きいかも知れない

西側からバフムートカ川に通じる道路はウクライナ軍が確保していて、川の西側には市役所やホテル(営業していない)など市街地がありロシア軍は対岸に居る

ウクライナ軍の司令官は3月12日、兵站ルートは機能し弾薬の供給は難しいものの可能で、負傷者を避難させたり増援を送り込んだりもできると説明した

一方ウクライナはロシア国内で破壊活動を行ったり、ロシア国内の反政府組織との協力を深めている

スポンサーリンク

ロシアの反政府勢力を支援するウクライナ

ニューヨーク・タイムズは23年3月7日、2022年9月に海底パイプライン「ノルドストリーム」が破壊された事件で、ロシア国内の親ウクライナ勢力が実行したという見方を示した

米当局者は破壊にはロシアの反政府勢力が関与したという情報を得ているが、誰が指示したかは不明でウクライナ政府の関与を示す証拠もないと説明した

ウクライナのポドリャク大統領府長官顧問は「ウクライナは絶対に関与していない」と否定した

ノルドストリームはロシアとドイツを結ぶパイプラインで、ウクライナに軍事援助しているドイツ政府の資産でもあるので、関係があったとしても認めないでしょう

2月下旬にベラルーシの空軍基地で起きた爆発でルカシェンコ大統領は7日、ウクライナの特殊部隊や協力者20人以上を拘束したと発表した

ルカシェンコは米中央情報局(CIA)の指導をひそかに受けたウクライナの情報機関がベラルーシで破壊活動に従事しているなどと主張した

ツイッターでは反政府メディア「ロシアの自由」が2023年3月11日、昨夜極東ウラジオストックで反政府レジスタンスが空軍基地のsu27戦闘機を爆破したとSNSに動画つきで投稿した

動画は断片的で短いのでよくわからないが、夜間に航空機のタイヤと機体が炎上している場面が映っていた

22年夏から秋ごろにロシア軍が占領するウクライナ東部で多くの爆発があったが、米軍とウクライナ軍が占領地のレジスタンス(市民の抵抗組織)と協力していると報道されていた

住民に紛れ込んだレジスタンスはウクライナ側から武器などを受け取ってロシア軍の倉庫を爆破したり、夜間にロシア兵をおそったりしているという

ロシア国内でもプーチンに抵抗する反政府勢力が存在し、米英やウクライナが彼らを支援し破壊活動をしている可能性が高い

反政府メディアは「独立系メディア」としてしばしば紹介されるが、政府転覆を目標とする反政府組織も小規模ながら存在している

タイトルとURLをコピーしました