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ウクライナへの戦闘機供与はミグ29から

ポーランドのミグ29

画像引用:https://edition.cnn.com/2023/03/16/europe/poland-fighter-jets-ukraine-intl/index.html

ポーランドがミグ29を提供

ポーランドのモラビエツキ首相は3月14日、今後4週間から6週間以内に保有する旧ソ連製のミグ29戦闘機をウクライナに提供する可能性があると述べた

ポーランドのドゥダ大統領は23年2月にもウクライナ軍の操縦士がミグ29を運用する訓練の用意があると述べていた

ドゥダ大統領はウクライナの操縦士がF16のような西側戦闘機を飛ばすには多くの訓練が必要で、戦車の訓練より複雑で難しいと語った

ウクライナは1991年までソ連圏だったため旧ソ連製のミグ29などを運用していて、操縦士はこうした戦闘機に習熟している

オランダのオロングレン国防相も3月14日、オランダがウクライナに対して、掃海艇2隻とドローン(無人航空機)探知用レーダー、架橋車両M3を送ると明らかにした

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またベルギーや他の同盟国と協力してウクライナ軍に掃海艇を運用するための訓練を行う計画を実施するとも発表した

オロングレン国防相は掃海艇の供与が黒海の安全や欧州の安全保障、世界の食料安全保障に寄与すると語った

オロングレン国防相はウクライナを訪問し、ウクライナのレズニコウ国防相と南部のミコライウやオデーサを訪問し視察していた

ウクライナの戦いでは東部戦線でロシアが攻勢に出たが同時に多大な損害を出して行き詰っていて、ウクライナ軍も防衛に苦戦している

ロシア軍の損失については米英軍や各メディアが詳細に報じていて、少なくとも10万人から最大15万人が死傷したとみられている

一方でウクライナ軍の損失は西側メディアや英米軍もほとんど触れたことが無く、その話題に触れる事がタブーのようになっていました

保守的な米紙ワシントン・ポストは23年3月13日の電子版で、ウクライナ軍の死傷者数が最大約12万人に上ると報じた

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ロシアを亡ぼしても権力を維持するプーチン

同紙はロシア側も最大約20万人が死傷したと推計していて、ロシア側に対して3分の2程度の損失と推測しているようです

ウクライナ軍は東部の戦いで多くの損失を出しベテラン兵が失われて訓練や経験が不十分な兵士がバフムートなどで戦っていると指摘した

22年秋ごろに米軍関係者は「ウクライナもロシアも同じ程度の損失を出している」と指摘した事があり、今回の発表はウクライナ側の損失がかなり多いのを裏付けている

複数の米政府当局者は、ウクライナ軍が4月後半から5月初めの間に反攻を始めるとの見通しを示したが、その攻勢は長く続かないと予想した

各国が表明した戦車などの援助がすべて実施されたとしても、熟練した兵士が不足している事が足を引っ張り根本的な事態の打開につながらないと予想している

ロシア下院は23年3月13日に徴兵対象年齢を現在の18~27歳から21~30歳に変える法案が提出され、高校の進路相談にワグネルが同席しているとも報道されている

ロシアが今後数年をかけてウクライナの一部を併合できるとしてもメリットは皆無で失う物だけが多いが、プーチン大統領は権力維持のためにウクライナの勝利を求めている

ウクライナ侵攻はプーチンと側近の独断で始められたので失敗に終わればプーチンは退場を求められ、おそらくムソリーニやチャウシェスクと同じ運命をたどる

ロシアがいかなる不利益を被ろうともプーチンは意に介さない姿勢を見せているので、『勝利』を得られない条件で停戦に応じるとは考えにくい

一方のウクライナもゼレンスキー大統領は全ての領土を奪還すると明言していて、長期的にはウクライナは西側の支援を受けて優勢に戦いを進めると考えられる

だが現在のペースだとロシアの国力を使い果たして全領土を奪還するのに10年かかるかも知れない

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