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Jリーグ 過当競争で選手が皿洗い プロ野球と大差

サッカーは試合数が少ないので年間観客数では野球よりかなり少ない
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引用:2017年のJリーグが半分終わったので入場者数を集計してみた(村上アシシ) – 個人 – Yahoo!ニュースhttps://news.yahoo.co.jp/byline/murakamiashishi/20170705-00072941/

プロ野球とサッカーの観客数の差

近年プロ野球人気が復活していると言われていて、シーズンチケットがプレミア化したり大行列ができた例もある。

2018年のセパ公式戦入場者数は2555万719人、試合数は858で1試合平均2万9,779人でした。

プロ野球人気は低迷したと言われたが、1990年代から年間動員は2000万人から2300万人で推移しています。



野球ブームと言われた1970年代には1000万人以下で80年代後半に1500万人以上に急増し、90年代に2000万人を超えました。

開催日数増、ドーム球場の増加で雨でも中止がなくなって快適になり、球場のキャパシティが増えたことなどが起因している。

90年代にこうした効果は一巡し、2000年台には2000万人まで落ち込み、2010年代に再び回復しています。

J1リーグの2018年観客動員数は583万3,538人でプロ野球の4分の1以下に過ぎませんでした。

J2は325万6416人、J3は67万7657人で3つのリーグの合計は976万7611人でした。

プロ野球にも2軍のイースタンリーグやBCリーグがあり、年間数十万人の観客を集めている。

1993年に始まったJリーグはJ3からJ1全てを合計すると、2005年頃から800万人台で推移していて悪くないように見える。

だがJ1の観客数は開始3年目で600万人を達成したのに、最近は500万人台に減少し伸びが止まっています。

観客は増えたのはJ2とJ3だけで、J1の観客数は1995年頃から増えていないようです。

報酬や待遇でも大きな違い

プロ野球は12球団なのにJ1は18チーム存在し、J2は22チーム、J3は12チーム存在する。

合計52チームで976万人動員なので1チームの観客動員は18万人程度、J1に限っても1チーム観客は年32万人となっている。

プロ野球は1球団あたりの1軍観客動員が212万人でJ1の6.5倍だが、これは試合数の多さも影響している。

J1は年間約34試合なので1チーム1試合平均は9400人程度、プロ野球は143試合なので1チーム1試合平均は1万4800人とJ1の1.57倍になっている。(試合は2チームで行うので実際の観客数はこの2倍になる)

プロ野球は1試合の観客数がJ1の1.57倍のうえ試合数は4.2倍あるので、1チーム当たりの年間観客数が6.5倍になっている。

プロ野球1球団の選手数は70人と決められ、JリーグはA契約25人までだがB・Cは無制限になっている。

仮にJリーグが1球団60人程度の選手を抱えているとJ1だけで約1000人、J2J3を含めると2000人以上かも知れません。

プロ野球選手は840人で観客2500万人なのに対し、Jリーグは2000人以上の選手で976万人の観客数。

観客の入場料金(とスポンサー料)が選手の給料と考えると、サッカー選手は非常に厳しい生活をしているのが分かる。

A契約は1チーム25人までで、J1のAクラス平均で年俸2000万円台、J2では1000万円台とされています。

B契約は上限480万円で下限なしで人数制限なし、A契約になれなかった全ての選手だが出場時間など一定の基準を満たす必要がある。

C契約は上限480万円で下限なしで人数制限なし、3年目までの新人がなれる。B契約の条件を満たさないとJリーグから追放される。

サッカー選手の多くがアルバイト

新人1年目は上限700万円までで、プロ野球では新人の年俸が1億円まで可能なのと対照的です。

JリーグのA契約はプロ野球並みの収入が期待できるとしても、BC契約では生活できないレベルと見られる。

プロ野球の1軍選手は最低年俸1500万円、2軍選手は最低440万円、育成選手(1軍の試合に出れない)は最低240万円。

2軍は苦しそうだがサッカーのB契約は最高480万なので、遥かに恵まれているとも言える。

野球は新人の契約金上限が1億なので、仮に1年で挫折してもドラフトで高評価だった選手は契約金が残る。

甲子園で活躍して高額の契約金でプロ入りし、パッとせず去っていくプロ野球選手も入団時に結構な契約金を受け取っている。

Jリーグは最初から皿洗いのバイト必須でこの差は大きい。

高校の全国大会で活躍し、ある程度注目される新人がJリーグに入ったとしよう。

契約金と年俸の上限は最高700万円なので、700万貰ったとする。

プロでは通用せず、A契約を結べないまま3年で引退した場合、3年間の収入は1000万にも満たず、実質年収200万円以下でしょう。

プロ選手には必要な出費が多いので、経費を引くと実質収入はおそらくゼロであり、その後就職してもまたゼロからスタートになる。

同じように高校野球で注目されてプロ野球に入団したら、ドラフト交渉の契約金は指名順位1桁だと1000万円から1億円で、さらに年俸500万円程度が加わる。

1年で故障して3年で球界を去っても、ドラフト1桁選手は合計2500万円以上は受け取るので年収800万円になる。

天才ではない高校生がプロサッカー選手になるのは、下手をするとコンビニバイト以下の収入で終わってしまう。

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