引用:http://www.police.pref.fukuoka.jp/data/open/cnt/3/9084/1/anshinH23-23.bmp
「押し買い」と言って、他人の家に押しかけて貴金属などを持ち去り、買取りと称してはした金を置いていく詐欺が横行している。
買取りを装って小額の金を置いていくので、被害を訴えても警察が取り上げないという声も聞かれています。
「押し買い」業者
消費者庁によると訪問買い取り業者はホームページ上で客を勧誘し、住所を連絡した人の家に押しかけて強引に買い取っていました。
客からは買取りを求められていないのに、貴金属や宝石、ブランド品を、明細を示さず強引に買い取っていた。
この際、少額の金を渡しているため強盗にはならず、被害の中には2万円で買い取って27万円で転売した例もあった。
手口はホームページで宣伝し無料査定で住所などを登録させ、従業員数人が被害社宅に押しかける。
玄関に入ると強引に室内に上がり込み物色し、金になりそうな物を手当たり次第に強奪し小額の買取り料を渡します。
しかしながら特定商取引法による押し買いの処罰は非常に軽く、低リスクで『合法的な強盗』とも言える。
だからホームページなどで嘘の査定をして住所を登録させ、押しかけていく。
典型的な押し買い業者は「高く買い取る」と言いながら、相場の半額以下を提示して買い叩く。
数人で囲んで急がせて冷静な判断力を失わせ、買取りを拒むと暴力的な態度や言葉で圧力を掛ける。
「ここまで人件費と交通費が掛かっているのにどうしてくれる!」「売るつもりが無いのに呼んだのか!」などと大声で喚きます。
客はこの場から逃れたいという気持ちだけになり、強盗同然の連中に宝石や高級ブランド品を持ち去られます。
押し買い屋は違法行為をしているので、見積もりは絶対に書かないし、明細書も渡しません。
契約書の類も一切渡しませんが、相手が金を受け取れば現在の法律では合法なのです。
契約書や見積もり書類が無いので、裁判を起こしても被害者が負けます。
「クーリングオフ」制度は証拠となる書類が必要で、書類を残さない押し買いの時は適用されません。