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1票の格差は是正するな アメリカは70倍の格差

2倍違うから何だと言うのか。国連は1万倍、アメリカは70倍以上の格差がある。
20080307_8
引用:http://www.tbs.co.jp/newsbird/lineup/tsukio/img/20080307_8.jpg

1票の格差はむしろ必要

選挙が行われるたびに「憲法違反で無効だ」と騒ぐのがマスコミの恒例行事になっている。

中心になっているのはいつもの人達で、自分が好む候補者や政党が当選しなかったので無効だと主張している。

ところが世界では1票に格差があるのが正常で、格差によって地域間の不平等を防いでいる。



国連では人口10万人の国でも人口13億人の国でも同じ1票、アメリカでは州によって70倍の格差があるが、誰も騒がない。

アメリカの上院では地域間の発言権を公平にするため、各州2人ずつの上院議員数になっています。

1789年時点でも人口が多い州と少ない州では1票の価値に12倍の差があったがその後拡大しました。

現在では人口3800万人のカリフォルニア州と57万人のワイオミング州の格差は70倍以上になっています。

何かの冗談か誤記ではないかと思い、議員名簿を確認したが、確かに2つの州共に上院議員は2名でした。

小さな州でも国会での票数は同じなので、自然な結果として小さな州ほど予算配分で優遇されている。

絶対的な金額ではむろんカリフォルニア州が多いのだが、人口当たりの予算配分では逆の結果になっています。

こうした格差を問題視する意見もあるが、国会の審議が少数派の『牛歩戦術』(アメリカにもある)で停滞するとか、弱者優遇になりやすいといった理由です。

1票の格差が70倍だから憲法違反だなどという主張はアメリカ人からは出ていないようです。

1票の格差を失くすと不平等になる

仮に上院議員数をカリフォルニア70人、ワイオミング1人にすれば、それが「平等」なのかという問題が生まれる。

日本の裁判所の決定では、少なくともカリフォルニア35人、ワイオミング1人にしないと2倍以内の格差にならない。

だがこれでは意思決定に関わる地域間の不平等が拡大し、人口が多い州だけで政治が独占される不平等が起きる。

「国際連合」もそうで、人類の人口72億人のうち13億人が中国人、3.2億人がアメリカ人、インド人は12億人となっています。

3カ国で人類の40%にあたる約30億人を占めているので、地域間格差をなくすには3か国で4割の議席数を与える事になる。

人口1億人の日本は72議席中の1票というところで、人口5千万人以下の国は議席ゼロになるか、隣の小国と合わせて1票となる。

人類の全ての権利は人口の比率で決まり、あらゆる事を中国とインドだけで決定するようになる。

決定に口を出せるのはアメリカとブラジル、アフリカ、バングラディシュのような人口大国くらいで、他の国には権利がなくなってしまう。

これを日本国内でやろうというのが「1票の格差解消」で、東京、大阪など大都市だけが政治を独占し、鳥取や四国は国政に一切関われなくなります。

これを裁判所は「平等」と言っているが、1票の格差を無くす事で極限の地域差別が生まれてしまいます。

そもそも一体誰が「1票の格差」を言い出して2倍以上と決めたのかというと、裁判所の裁判官が勝手に言っているだけです。

裁判官は公務員で国民の代表ではないし、普通の人より公正だったり正しい訳でもない。

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