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中国人の不安、改革開放や自由な時代が終わる可能性

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人々は自由で成長する時代が終わるのを感じている

負け組ロシアへの協力を人々は望んでいない

どの国にも栄華盛衰があり成長期と衰退期、自由化する時期や閉鎖的になっていく時期もあり中国は1980年ごろから自由化し成長期に突入した

だが2010年代以降の中国を「自由化し成長している」という人は居ない筈で、曲がり角にさしかかり 「不自由な衰退」の時代になると誰もが感じている

最近数年で中国や香港から外国に移住する人が増えていて、資産家やある程度裕福な人、高学歴で外国で通用するiT技術を持っているような人で目立っている

10年くらい前はアリババやテンセント、ファーウェイのような中国IT企業の高収入が話題になり、日本から技術者が引き抜かれて話題になっていました

そうした企業は今も高収入だとは思うが成長が鈍化していて、もっと自由で安全な環境を求めて西側諸国に移住しています

2017年頃から米中対立が鮮明になり20年の”武漢ウイルス騒動”で対立は深まり中国経済は失速、22年にロシアがウクライナに侵攻し対立はさらに深まった

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23年3月に習近平は史上初の3期目の国家主席に就任するとともに改めて台湾侵攻を宣言、戦争中のロシアを訪問しプーチンと親密さをアピールした

これは要するにポーランドに侵攻したドイツを訪問してヒトラーと握手するようなもので、一般の中国人すら危険な兆候だと感じている

22年2月にロシアがウクライナに侵攻して数か月間、中国のネット上は「ロシア頑張れ!」という声援一色で、政府が取り締まったほどだった

だが22年夏ごろにロシアの苦戦が明確になると中国のネット上ではロシアを非難したり軽んじる書き込みが大勢を占めるようになった

中国人は弱きをくじき強きに味方するのが大好きなので、ロシアが強そうなら応援するしロシアが負けそうなら反ロシアに変わります

これが中国4千年の真骨頂なので間違っても中国は負けそうなロシアに加担しないし、人民はそれを望んでもいません

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竹のカーテンの時代が再来

習近平政権は欧米から制裁されたロシアに民生品や工業製品、ショッピングモールで並ぶ多くの商品を輸出して利益を得ている

だが同時にアメリカとの対立を深めてしまい日欧や豪印まで反中国の合同軍事演習に参加したり安全保障の枠組みを作ったりした

中国が台湾に侵攻し併合するのを多くの人民は支持しているが、それは「中国は強大なので楽に勝てそうだ」と思っているからで、ロシアのようになるとは思っていない

台湾は島で中国から徒歩やトラックで行けないので上陸するには大型輸送艦を使用するが、台湾島は地対艦ミサイルでハリネズミのように武装されています

台湾上陸を目指した輸送艦の大半は途中で沈められてしまい、上陸できるのはごく少数なので10万人の台湾軍に劣勢を強いられます

太平洋側は米軍と日豪欧などが海空を守っているので、中国は大陸方面から航空機とミサイルで攻撃するが、ウクライナで証明されたようにミサイルで相手領土を占領出来ません

台湾侵攻と同時に西側諸国は中国に最大級の制裁を課し、おそらく海上ルートを閉鎖し兵糧攻めにします

中国は日本やフィリピンや米軍基地を攻撃する事もできるが、そうすると西側諸国はますます結束し中国はもっと不利になります

中国人民はこういう事を知らないので「台湾には楽に勝てる」と思い習近平の台湾侵攻を支持しているのです

中国はアフリカ諸国や中東諸国に接近し一定の外交成果を挙げているが、彼らもまた独裁国家で独裁国家は非常に利己的なので親密にはならない

中国は1980年代から改革開放で成長してきたが始まりは1972年のニクソン訪中で、当時アメリカはベトナムで負けそうになり困り果てていた

どうか北ベトナムを支援しないでくださいと懇願しに行ったニクソンは中国支援を約束し、それが改革開放と経済成長を可能にした

つまり中国の経済成長はアメリカのおかげだったのだが、成長した中国はアメリカを倒すと言って自らアメリカとの関係を断ち切ってきました

米中対立はトランプ政権で本格化したがバイデン政権で強化され、特に半導体や先端分野でアメリカの技術が中国に渡らないようにしている

西側企業が先を争って中国に進出したのはもう昔話になり、中国と西側世界は再び竹のカーテンで分断されようとしています

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