ドイツのフードバンクは移民に占拠されドイツ人は利用できない状況だという

ドイツ人は世界一怠け者になった
最近20年間欧州で最も成功し豊かな国だったドイツだが労働者は最近賃上げを求めて過去数十年間で最大規模のストライキを行った
ショルツ首相は低インフレと力強い経済成長をもたらした30年間にわたる自由貿易の時代が終わりつつあると国民に警告した
ドイツでは3月27日に10%以上の賃上げを求めて270万人が24時間ストライキを行い、全ての交通機関が停止したうえ今後もストを続けると表明した
ドイツでは20年に及んだ好景気で労働条件が良くなり1日に10時間以上働くのを法律で禁止し、週48時間以上「働かせてはならない」と決められている
そんなドイツでは週休4日制や週35時間あるいは28時間とする検討が行われ、労働者の収入は小国を除くと欧州で最も高い
ドイツの高収入を支えてきたのは輸出ですがドイツの輸出の大半は同じEU域内なので日本のように輸出が増えると通貨高になる二律背反がなく無限に輸出が可能でした
EUはドイツ以外のすべての国が(長期的に)貿易赤字なのでEU以外に輸出してもユーロは構造的に通貨高にならないようになっていた
最近20年間の世界は国境なき自由貿易が拡大していて冷戦以前は貿易できなかった共産圏やイスラム圏、アフリカや中南米の独裁国家とも自由に貿易できた
これらの恩恵でドイツは20年間成長してきたのだが、新型コロナの混乱、ウクライナ侵攻、米中対立で自由貿易の終わりが見えてきました
2009年のギリシャ経済危機の時メルケルは「ギリシャ人は怠け者だから貧しくなったがドイツ人は働き者で優秀だから成功した」と驚くような事を言ったが実際はギリシャのほうが遥かに長時間労働していました
恵まれ過ぎた時代が終わるドイツは週35時間労働などふざけた事をやめて低賃金で週70時間働く事になるでしょうが、バブル末期の日本人と同じくそれを認識していません
ドイツ系住民の貧困が進行する
ドイツの移民拡大政策が始まったのは1990年台以降ですがたった30年間で首都ベルリンは移民系(先祖が移民だった人)の割合が50%を越え、全ドイツ住民の30%になろうとしています(21年の統計で25%超)
自身が移民の人だけでドイツ人口の18%を占めるが移民のおかげでドイツは人口減少せず、少子高齢化を遅らせる事ができた
だが移民は様々な問題も引き起こしていて、移民が多数派になったベルリンなどからドイツ系住民が逃げ出し、他の欧州諸国に移住している
また移民の多くは富を求めてドイツに来るので貧困者が多いが、ドイツ人になった後も貧困比率が高く社会問題化している
貧困や格差の増加に対処しドイツ政府は1000か所以上のフードバンク(ターフェル)を設立し、廃棄食料(食べられるが販売しない食品)を無償配布している
食料廃棄をなくし貧困を解消する画期的な方法と日本では喧伝されたが、利用者はほぼ移民だけで、ドイツ人利用者は高齢者に限られている
2015年にドイツは難民を大量に受け入れて300万人以上が定住し、その後も難民や移民が数十万人単位で流入してきました
移民には優秀な人や労働意欲が高い人もいるが、最初からドイツの高福祉目当てにドイツに入国し働く意欲が無い人もかなり存在する
また労働意欲があっても言語や能力の壁や競争に敗れるなどで満足な収入を得られない人もいて新たな貧困層を形成している
難民はすでにドイツ政治の中枢に浸透していて与党SPD(ドイツ社会民主党)の政務次官は元パレスチナ難民の女性だそうです
ドイツのフードバンク利用者の75%は外国人で残りの25%にもドイツ国籍を取った元外国人がいて、ドイツ系住民はほとんど利用できない
ドイツ人の貧困高齢者がフードバンクに行くと威嚇されたり競争に負けたりし、ドイツ人を優遇しようとすると外国人排斥だとして激しいバッシングが起きた
このように一度大量の移民を受け入れてしまうともう「ドイツ系だけ」への支援や人口対策はできなくなり、なにをやっても移民を支援する事になるのです