不安な人は操りやすいので、メディアは不安やパニックを煽ろうとします

自分の意思でクリックしていますか?
このブログにも広告が貼ってありますが、ネット上のあらゆるコンテンツは広告または課金によって成り立っています
ネットメディアはテレビ放送と違って何時間も座って同じチャンネルを見続ける人はおらず、クリックして貰う事で視聴や収益が発生します
ネット世界では「クリックを増やす手法」がありもっと進んで『強制的にクリックさせてしまう手法』すら存在しています
分かりやすい手口はそのサイトで「このパソコンはウイルスに感染しています!回復するには今すぐここをクリック!!」などと表示して、クリックしないといけないように信じ込ませます
”大人のサイト”で「会員申し込み有難うございます。xx万円を下記口座にお振込みください『あなたの住所や個人情報を把握しています』」というのも思い込みを起こさせクリックさせたり振り込ませる手法です
何かを信じさせて「とにかくクリックしなくてはいけない!」と思い込ませる手法は広く用いられていて、「なになに病を放置した結果悲惨なことに・・・」などを目にして不安な気持ちになった人は多いのではないでしょうか?
もう少し上品な手段としては危機感を煽るような画像や言葉で行動を誘導するのがあり、放射能とか電磁波とか病気などを連想させて不安にさせ「クリックして続きを知りたい」と思わせてクリックさせます
大抵の人は中高年になると身体が不調になるので、健康不安を煽る言葉は鉄板でネット広告にも多用されています
「病気を放置した結果・・」と不安を煽る方が「私はこれで健康になりました」よりもクリック数を稼げるので多くの広告は不安を煽ろうとします
広告だけではなく記事や動画でもそうで、なるべく不安な気持ちを起こさせるタイトルやキャッチ画像のほうが、安心できるタイトルや画像より「10倍」は多くクリックされます
例を挙げると適当な日の適当な時間にヤフーニュースの一覧を見ると、ニュースの殆どは何かしら不安を煽り「続きを読まなくてはいけない」ような効果を狙っています
ユーチューブもそうで例えばタイトルが「美味しい料理を食べて大満足の旅」より「アクシデント続出で信じられない目に遭った旅」のほうが10倍は視聴されます
人々は心を操られて行動している?
22年末にイーロンマスクがツイッターを買収し日本社員のほとんどを解雇した所「日本しね」のような日本を貶めるニュースが突然表示されなくなりました
好意的に受け取れば旧社員たちはクリック数が多そうなニュースを上位にしたとも受け取れるが、人間の性質として「褒められる」より「攻撃される」方により強い関心を持ちます
たとえば仕事や趣味で「あなたはうまいですね」と言われるより「おまえ最低だな。辞めた方が良いよ」と言われたほうが100倍か1000倍は注意を引くと思います
商品の宣伝で今までに印象に残ったのは「ガンが治る水」というもので、素人役の俳優が「私はこれで治りました」と体験談を語っていて一時はCSなどでかなり流れていました
「この水を飲まないと大変なことになる」と視聴者に思わせて、ただの水を健康になる水と称して売っていました
人の性質として穏やかな気分にさせるより、混乱させてパニックを起こさせた方が操りやすくなるので、あらゆるコンテンツは人々を不安にしパニックを起こさせる方向に向かっています
テレビドラマを見てもやたらと暗く不幸で嫌な気持ちにさせるものが多いですが、そういうストーリーの方が幸せになるドラマより視聴率が高くCMの商品が売れるからです
テレビやネットの視聴者は自分の意思で選んだりクリックしたり購入したと思っていますが、実際はパニック状態になり行動を誘導されている場合があります
オレオレ詐欺や特殊詐欺もその類で、電話をかけて相手を不安にさせたりパニックにし「とにかくお金を振り込まなくてはいけない」と思い込ませるのです
霊感商法とか300万円の壺を信者に買わせる宗教とかも同じ類です