この画像のコピペは18億円で売れたそうです

コピーした画像が数十億円で売れたバブル
ブームは儚いもので女子に人気だったタピオカは数か月で誰も買わなくなりほとんどの店が閉店、次世代のデジタル資産と言われたNFTも同じ道を辿った
NFTは非代替性トークンの事で写真やアートなどの素材をデジタル認証する事で、ピカソの絵のようにこの世に一つしかないと認定されたものです
例えばどこにでもあるアイドルの写真でもNFTにすればこの世に一つしかないのだが、実際にはまったく同一のコピーした写真が世界中のパソコンに保存されていたりします
それで数百万円を払ってNFTのオーナーになった人は、「この世に一つしかない代替不可能な物を所有している」と納得します
果たしてアドビーで解析しても完全に同一なネット上の写真のどれか一つだけがオリジナルなのか、それともただのコピーに過ぎないのかは人によって考えが違う
2021年のNFT市場全体の取引高は176億ドル(約2兆円)で前年比210倍の成長率、NFTアート作品が数十億円で取引される例が続出しました
だが彼らはNFTの価値を認めたのではなく80年代のゴルフ会員権と同じで「ゴルフなんかしないけど値上がりするから買った」だけだった
NFTの価値が最も上がったのは2021年だったが翌22年はややマイナス、23年に多くのNFTの価値が95%以上暴落しバブル崩壊が起きた
23年1月に2割ほど取引高が減少したが2月は前年並みに盛り返し3月も増加、4月は半額に減少したが、2023年3月10日の米シリコンバレー銀行破綻が影響した
NFTで暗号資産を獲得するゲーム「アクシーインフィニティ」の暗号通貨SLPは最大時約50円だったが99%暴落し0.4円以下になった
この暗号ゲームはフィリピンなどアジアの貧困層に人気だったが100万円以上を投資し全額を失った人も居た
NFTの値上がりに期待して投資したほとんどの人は投資した金額の95%以上を失い、売り手ばかりで買い手が居ないので結局全額失った人も多い
逃げ遅れた人が大損失を被った
登録者150万超のYouTuber・カノックスターは22年夏ごろに519万でNFTアート(実際はただのコピペした画像)を購入したが暴落で現在は64万円になったと動画で報告した
ビットコイン値上がりの時もこんな「ノリ」で投資した人が多く居て、大儲けした人も居るが損をした人も居た筈です
ニューヨークのロックフェラーセンターでは23年4月11日に世界最大のNFTイベント「NFT100ガラ」が開催されたがお通夜のようなムードだったという
出席者の1人nft nowのアレハンドロ・ナビアが「2年間ここにいる誰もが自らの選択を笑われてきました。NFTのおかげで生活できている人がどれだけいることでしょう」と話すと会場はさらに気まずい空気になった
過去1年間にNFTの売上げは77%減少し、未来を約束した先導者も彼らに従う無数の信者たちも皆居なくなりました
アレハンドロ・ナビアが語ったように「NFTでは食えない」ので、敗者を食い物にするハイエナ業者ですら店じまいして撤退しています
2021年11月にニューヨークで開催された開催されたNFT.NYCでは人気ミュージシャンが参加し全世界のメディアが取り上げまさにNFTブームの頂点だった
2022年6月に開催された第4回大会は参加人数は増えたがビットコインが1/3に下落し、NFTも上昇が止まりブームは終ろうとしていた
NFT指導者の1人デヴィッド・パクマンは壇上で「まだゼロにはなっていない。終わってはいない」とビットコイン信者と同じ事を言っていました
目ざとい業者は22年後半に撤退し、23年には大暴落が起きて逃げ遅れた人々は船と一緒に海に引き込まれた