迎撃不可能なミサイルを初撃墜した

ロシアの秘密兵器を初迎撃
ウクライナ復興省は5月8日、黒海経由の穀物輸出はロシアが入港する船舶の登録を拒否することで合意の履行を事実上停止していると指摘した
積荷用の62隻を含む90隻がウクライナの港に入港する承認を得るためにトルコ領海で待機、合意は5月18日で期限切れになるがその前に反故にされていると訴えた
ロシアは第二次大戦戦勝記念日の5月9日を前にウクライナへの攻撃を強化し、夜間に首都キエフなどにドローン・ミサイル攻撃や空爆を行った
キエフ市長によるとウクライナ国内にはロシアからイラン製ドローン60機が飛来したが全てを撃墜したが、36機はキエフに飛来し少なくとも5人が負傷した
ウクライナ軍によると24時間にハリコフ、ヘルソン、ミコライウ、オデッサ地域に16発のロケット弾が着弾し、ウクライナ軍陣地や人口密集地に61回の攻撃と52回のロケット弾集中砲火があった
ウクライナ空軍は5月6日にロシアの極超音速ミサイル「キンジャル(Kinzhal)」の迎撃に初めて成功したと発表した
空軍によると首都キエフ上空で5月4日午前2時半ごろ、米国から提供された地対空迎撃ミサイルパトリオットでキンジャルを撃ち落とした
米国防省情報筋はCNNに、ウクライナの発表を信頼しているしてパトリオットによるキンジャル撃墜が事実であるという考えを示した
キンジャルは西側の分析によると地上発射型イスカンデル弾道ミサイルの空中発射型で、放物線を描かずマッハ10で数百キロ飛行可能とみられる
中国やロシアは各種の極超音速ミサイルを保有しているが、航空機から弾道ミサイルを発射するか、弾道ミサイルから小さな弾道ミサイルを発射するようなものと見られている
ロシアは西側からの制裁で精密ミサイルや戦闘機などを製造できなくなっているといわれ、キンジャルミサイルは非常に貴重なものになっている
今までウクライナ軍はロシアの極超音速ミサイルを迎撃したことが一度も無く、対処は不可能だと認めていました
ワグネルは撤退せずチェチェン部隊と合流か
サボリージャ原発があるサボリージャ州でウクライナ軍の反攻に備えてロシアが住民にロシアへの避難を指示し、大量の住民がトラックやバスでロシアに輸送されている
避難が自発的なものかロシアに強要されたのかは不明だが、22年秋にロシア軍がヘルソン市を放棄した時にも、同じように住民を「ロシア側に避難」させていました
ウクライナにはロシア系住民やロシアを支持する人が少数住んでいるので彼らがロシア側に避難してもおかしくないが、避難という名目で強制移住が行われる可能性がある
ロシア軍はサボリージャ原発を『原発の盾』として使い、ウクライナ軍が原発を攻撃してこないのを見越して原発周辺を軍事拠点にしている
ウクライナによる反抗作戦ではサボリージャ原発が障害になる筈で、原発を巡って戦闘が起きる可能性が高くロシアが原発を破壊する可能性すらある
5月9日の戦勝記念日軍事パレードはウクライナのドローン攻撃で中止が検討されたが8日時点で予行演習を行い、現時点で実施されるがプーチン大統領が出席するかは分からない
一方東部で戦っている民間軍事会社ワグネルは5月5日に「10日に撤退する」と発表したが、5月7日に「ロシア軍が砲弾などの提供を約束した」として撤退を辞めると発表した
プリゴジンの発言に何か裏があると思われていたが撤退する気は最初からなく、砲弾などを出させるために発言しただけだったのかも知れません
ワグネルと交代するとしてチェチェンのカドイロフ首長私兵部隊がすでにバフムート近くに到着していて、チェチェン部隊とワグネルが共闘する可能性がある
ロシア軍はバフムート攻撃に熱心ではなく2つの私兵舞台に任せた形になり、ウクライナにミサイル攻撃しながら攻勢に備えて守備的な行動を取っているようです