光州市のマンションは現場の判断で工法をあちこち変更して強度を低下させた

完成したのに未完成のような歩道
23年5月5日に韓国城南市で橋の歩道が落下し全国に1800以上同じ問題構造の橋が存在するのが分かったが、韓国では車道に対して歩道を軽視する傾向が強い
韓国の道路工事は車道が中心で歩道は付けたし、完成直後の歩道を見ても凸凹だったり途切れていたり建物がはみ出していて通りにくい
22年11月に起きたソウル・江南の雑踏事故の現場も両側から違法か合法か分からない建築物があちこちにはみ出して歩行者を妨害し流れを止めていた
外国人の目につくような場所は綺麗に整備するが、そうではない裏通りや地方では『完成したのに未完成のよう』な施工が多い
日本に旅行した韓国人が最初に気づくのは日本の歩道がどこまでも平らな事で、だから歩道をママチャリが走っているのだが韓国はこうではない
23年2月29日に仁川の新都市マンション建設現場で地下駐車場の屋根が崩落する事故があり、調べたところ屋根に鉄筋を入れずコンクリートで固めていた
大邱市のマンションは23年1月から入居が始まり125世帯が居住しているが、「蛇口をひねったように」雨漏りがし、屋根に穴が開いたと住人が訴えている
このマンションは昨年工事の不備が発覚し入居予定者の70%以上が反対運動をしたが、行政は竣工承認を強行し「問題なし」の太鼓判を押していた
22年1月には光州市で建設中の39階建て高層マンションの一部が崩落し外壁などが100メートル以上下の地上に落下した
工事をしたのは大手建設会社のHDC現代産業開発で、事故調査によると現場の判断で床や外壁構造を設計から変更し、工事が簡単な方法にしていた
これだと設計がどれだけ完全でも現場では「面倒だから床はパネルを敷いて見えないように隠そう」とやるのでどんな設計も無意味になる
工事を早く進めるために最上階の架設支持台を外したところ、それをきっかけに崩壊が始まり最も弱かった外壁部分が下に崩れ落ちた
なぜ手抜き工事が文化になったか
さらにコンクリートが固まらない冬に工事したためコンクリートの強度が60%しかなく、5階ごとにする事になっていた安全性の確認も実際にはしていなかった
韓国大手建設会社の高層マンション建設工事はバレなければ良いというもので、世間に公表していた手順や工法とはかなり違う事をしていました
ロッテワールドタワーはソウル中心部にあり韓国でもっとも高い555mを誇る超高層ビルだが、建設中から危険だという声があがり現在も危険視されています
2011年6月に工事着工したが12年10月にコンクリートの亀裂が発見され、完成後も水族館の水漏れや火災、エレベーターの不具合などが多発しています
高層エレベーターは三菱電機など日本メーカーが独占しているが、おそらく日韓問題で日本企業製品を使いたくないのでロッテワールドは米国製エレベーターを採用した
フードコートの床のひび割れ、異常振動の苦情、水族館の水槽水漏れなどビル全体の強度不足を連想させる出来事が多発した
韓国の建設現場でこの10年ほど起きている変化として、韓国人の人件費が上がり高学歴になった事で外国人労働者が特に道路工事などをするようになった
道路工事で見かけるのは外国人労働者ばかりといった有様で、大学進学率100%の韓国では「建設作業員になるより失業した方が世間体が良い」と言ってフードデリバリーのほうが好まれる
李氏朝鮮時代から貴族は働かず汗を流して働く人を下に見る傾向があり、建国後も財閥オーナーは指示だけを出して身分が低い部下だけが現場で働いていました
高層マンションの建設現場にいるような人は例え大手建設会社の監督でも負け組と考えられているので、士気も上がらないし工事の質も低くなります