RPGのようにネパール人仲間を増やしてインド料理店を開業している

インド料理店が増え続けている
日本の大都市でインド料理店が増え始めたのは2015年ころからで、その後雨後の筍のように同じような店が乱立し地方都市や伊田舎にも出現した
皆同じような作りと看板でチェーン店のようにも見え、それだけ増えているので愛好者がかなり存在する筈です
NTTタウンページによるとインド料理の登録件数は2008年には569件だったのが2017年には2162件になった
ある人が数えたところ食べログ掲載のインド料理店は東京に1500軒あったが、おそらくインド料理を提供する一般のレストランも含んでいる
良く言われているのはインドカレー屋を経営している多くはネパール人で店員はバングラディシュ人、提供しているのはインド料理ではなく南アジアのちゃんぽん料理です
日本で外国人が調理師として働くには10年以上の調理師経験の証明書が必要ですが、それらの国ではお金を払えば簡単に証明して貰えるそうです
インド周辺の国にはカーストなどの階級制度があるため本国では希望の職につけず、現在爆発的に人口が増えているので人口が減っている日本に渡来しています
2000年代に初期のインド料理店が開業すると店主のネパール人は従業員としてネパール人やバングラディシュ人を合法的に招聘しました
日本では就業先が決まっていないと就業ビザがおりないが、先に開業したネパール人が次々に従業員を呼び寄せる事で人数を増やしました
来日した従業員はのれん分けのように新たな店舗を開業するが、お金がないのでブローカーから借金をして開業の指南も受けます
この過程で全国のインド料理屋が同じ店構え、同じ看板、同じ匂いになり一見するとチェーン店ですがブローカーはフランチャイズ方式になっていません
来日するネパール人コックは手数料として最初に約200万円を払い、母国での調理経験証明書の発行や日本の就労ビザ獲得などをします
数年間働いたコックはブローカーに500万円から1千万円ほど借金をして、シャッター商店街の空き店保などを借りて自分の店を持ちます
日本に広がるネパールコネクション
店主になると自分自身がブローカーになってネパール人やパキスタン人を招聘し、来日時に200万円を取り開業時にはお金を出してノウハウを指導したり手伝います
法務省の統計によると2006年に7844人だった在留ネパール人は、2020年には12倍超の9万9582人となっている
ネパール人インド料理店の最初の始まりはバブル期に日本人経営のレストランで料理人として招かれたネパール人が定着し、次々に仲間を呼び寄せて店舗を増やしたといわれている
東京にはネパール人学校がありネパール人調理人の子供数十人が通っているが、彼らが大人になっても永住できるのかはよく分からない
気になる店の経営ですが一般的にどのインド料理店もまり流行っておらず、「行列ができるネパール人のインド料理店」というのは聞いた事がありません
それでも経営が成り立つのはネパール人の人件費がとても安い、家賃が格安の店舗を借りる、特別な調理器具を使用しないの3点だとされています
意外にも家庭用の調理器具などでつくられていて、大釜だのオーブンだの特大の冷蔵庫などはないので、中古で安く用意しています
経営に失敗したら、潰れたらまた開業するのを信条としていて一軒がなくなっても近所で別の人がまた開業するのを繰り返しています
店を構えて店主になると自分がブローカーになり、本国からネパール人を呼んでまた出店させ実質的にチェーン店オーナーに近い立場になります
1店だけでは利益が出ないが何店舗か経営してネパール人を安く働かせてブローカーとしての収入も得る事で、オーナーになった人は収入を得ています