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バフムートでウクライナ軍が前進も、食い違うロシアとワグネル

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ルハンスク市の爆発

画像引用:https://www.cnn.co.jp/world/35203736.html ロシア占領下のルハンスクで大規模爆発、ハイマース射程外の都市 – CNN.co.jp

食い違う3者の言い分

ウクライナのマリャル国防次官は5月12日、今週ウクライナ軍が東部バフムート周辺で約2キロ前進し、その間に陣地は一切放棄していないと述べた

ロシアの一部軍事ブロガーはウクライナ軍が前線の一部を突破したと指摘したがロシア政府は否定しています

マリャル国防次官はロシアは自らに都合の良い話を作っており「武器の不足について偽の情報を流しているが、実情を正当化するのが目的」と指摘した

一方のロシア国防省は5月12日、ウクライナ軍がドネツク州ソレダル方面で攻勢を強めたがロシア軍が撃退したと発表した

ウクライナ軍は1000を超える部隊と最大40両の戦車を投入し、95キロにおよぶ前線で26回の攻撃を試みたがロシア軍の防衛線を突破できなかったなどと話した

ロシア軍が一部地域の前線から後退したものの、バフムート北西に位置するベルホフカ貯水池近くで「より有利な陣地」を確保したなどとも述べた

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ワグネルの創設者プリゴジンも同じ5月12日にテレグラムで、ロシア正規軍はバフムート近郊の拠点を放棄して逃げ出したと述べた

プリゴジンは「これは再編成ではなく逃亡だ」「ロシア軍は単に逃げた」「側面は失敗し、前面は崩壊している」とロシア軍が崩壊したという見方を示した

ウクライナ軍の現場指揮官はバフムートで攻勢に出たと言い、「ロシア軍は抵抗したがワグネルは戦わずに逃げ出した」とワグネルが先に逃げたと語った

ワグネルのプリゴジンは5月5日「弾薬の供給がなければ10日に撤退する」と言ったが7日には「弾薬の供給があったので撤退しない」と言っていた

だが5月8日には「約束の10%しか弾薬は供給されなかった」と言い、5月9日にはロシア軍幹部は「くそばかじじい」と罵っていました

イギリス政府はワグネルをテロ組織指定する方針を決定したとされ、フランスもEU議会にワグネルのテロ指定を要請している

「軍隊」から「テロ組織」になると戦時国際法が適用されなくなり、捕虜としての国際法の保護も受けれなくなります

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長射程ミサイルを手に入れたウクライナ

イギリスは5月11日にステルス巡航ミサイル「ストームシャドー」をウクライナに供与したと発表したが早くもウクライナ軍がロシア占領地に使用したと言われている

ウクライナ東部の都市ルハンスク市に2発のミサイルが着弾したが、ルガンスク人民共和国のパセチニク首長はウクライナテロ政権の仕業だと非難した

ただ同氏は今回の攻撃はストームシャドーではなくウクライナが国産開発した弾道ミサイル「グロム2」が使用されたと主張している

グロム2は射程約500キロでストームシャドーの250キロより長く、侵攻前から開発していたが22年に完成していたとロシアは主張している

いずれにしてもウクライナはこれでロシア本土まで届くミサイルを2種類手に入れた事になり、他にも射程300kmのコールシゥン2巡航ミサイルも開発している

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他にもウクライナは欧米の支援を受けて長距離を飛行可能なドローンを開発中で、23年中に色々な兵器が実用化すると思われます

今回のバフムートなどでのウクライナ軍前進は反攻作戦の開始を意味するのかは不透明で、反攻前に別方向で陽動作戦をしているのかも知れない

過去のウクライナ軍による攻勢でも直前に反対方向で攻勢をかけておいて、ロシア軍を別方面に引き寄せる行動を取っていました

あるいは単にワグネルやロシア軍が崩れて後退したのかも知れず、もう少し様子を見る必要があるでしょう

ゼレンスキー大統領は「大規模な反攻攻撃の準備を進めている」として、まだ本格攻勢をしていないと言っています

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