富士山には公衆トイレがほとんど無い

押し寄せる観光客と不足するトイレ
外出先でトイレが無かったりあってもトイレ前で大渋滞が起きていて絶望した経験は誰もがあると思いますが、それに輪をかける外国人観光客が押し寄せようとしています
訪日外国人は2019年の3200万人弱がピークだったが1か月に均すと267万人、2023年3月は181万7500人まで回復しました
1月は149万人、2月は147万人(3日間少ない)、3月は181万人と増えていて4月から5月も各地で外国人観光客の多さが報道され増加した印象です
これだと23年後半は200万人を超えて2019年の最盛期に迫る勢いなので、有名観光地には再び観光公害が発生します
2019年の観光客の多くは中国からでしたが現在は韓国中心で、中国人観光客はまだ日本に来ていません
2019年ごろはロシアや旧ソ連の富裕層らしい人達を見かけたがウクライナ侵攻でそうした人たちも来日していません
中国で資産70万元(約10万ドル、1360万円)のミニ富裕層は1億人も居るので、その一部が日本旅行しただけでもかなりの混雑を引き起こします
そうなると日本人を受け入れただけで渋滞しているトイレや休憩施設はパンクし、不名誉で不衛生な状態を引き起こします
以前からずっと言われているのが富士山にトイレが無い問題で、山小屋などのトイレが不足している上に閉鎖されている場合もあります
長い距離山登りをすると生理現象が起きると思うが、山梨県や静岡県や国は観光客だけ受け入れてその事は考えていません
登山道の一定間隔に近代的なトイレを設置すると水洗にできないので定期的にくみ取る必要もあり定期的な点検や清掃も必要になります
現実には登山者はトイレがないので道端でしてそのまま放置して、やがて風化して数年かけて土に還っています
観光地トイレは有料にするべき
富士山登山道の数百メートルおきに近代的トイレを設置して管理するには多額の金がかかるので、その金を誰が負担するかで紛糾するでしょう
トイレを利用する登山者から1回数百円徴収するべきで、欧州の多くの国では観光地でなくてもトイレは有料になっています
観光ガイドでハイキングルートに設定されている兵庫県西宮市の鷲林寺では、2022年にトイレを取り壊して廃止した
同寺は参拝する信者のためにトイレを設置したが登山者やハイキングする人に「40年以上汚されてきた」と言い観光ガイドに乗ってからさらに被害が増えた
トイレを使われても寺の収入にならず仮に収入になっても寺の本業でないのでやる意味がないと思われます
ここはトイレを有料にして管理業者などに委託して成立するなら、そうした方が利用者にもメリットがあったでしょう
最近話題になったのは長野県の某村の公園で、近所に住む元官僚の騒音苦情で公園そのものを廃止していました
例えば『子供以外は利用料1日100円を箱に入れる』などである程度利用者を絞れるし、トイレ有料化でも利用者を減らせるでしょう
家の近所に公園がありますがそこは”サボリーマン”の休憩所になっていて営業車やトラックがいつもエンジンかけっぱなしで駐車し昼寝しています
こういうサボリーマンからもトイレ料金を取れば少しはサボり駐車が減ると思います