熱海のホテルなどを中国人資産家が次々に購入している

爆買いの新常態
爆買いは2015年ごろから19年の観光ブームで来日した中国人観光客が、目を見張るような買い物をするのを差し最初は炊飯器などの家電を持って帰っていた
すぐにアリババなど中国のネット市場で購入できるようになり、爆買いの対象は化粧品や医薬品やマスクなど移り変わって行きました
20年から22年は新型コロナによって中国は海外旅行を大幅に制限していたが、23年になって解禁され今後訪日数の増加が予想されている
中国はいくつかのの階層に別れていて一番下が農民戸籍だが彼らは貧しいので海外旅行せず日本人の目に触れる事も無い
2番目が都市戸籍の都市住民で年収は100万円前後のような層だが、彼らは海外でお金を使うほど豊かではない
3番目は資産1200万円(600万元)以上を持つミニ富裕層が1億人居て彼らが海外旅行を楽しんだり爆買いしている
だがその上に外国で不動産や会社を買うような富裕層が存在し、この人たちが今日本を舞台に新たな爆買いをしています
アリババ創業者のジャックマーは日本に数か月滞在していたと報じられたが、報道によると東京の一等地マンションのワンフロアを丸ごと購入したほか、元孫正義が所有していた箱根の別荘を購入したという
日本での逃亡生活用にも使えるが、誰かに貸せば収入になるのでおそらく不動産投資として購入したのでしょう
22年頃から中国人富裕層が日本の不動産を爆買いしているという報道が続いていて、東京はもちろん地方都市や田舎の観光地にまで手を伸ばしている
公式には中国から日本などへの送金は制限されているが、実際には手数料を払えば制限に関係なく日本に送金し不動産を購入している
その手口は中国国内で富裕層から仲介業者に送金し、同じ仲介業者は日本国内で自身の口座から購入した不動産業者などに送金する
成功しながら政府から逃げる中国の資産家
この方法だと両国の国内でしか資金が移動しないので簡単だが、業者は日中双方で多額の金を移動できなくてはならない
中国政府は資金流出を恐れて海外送金を厳しく制限するが、そうした制限が強化されるほど富裕層は資金を外国に移そうとします
それは中国の資産家が政府を信じていないからで、ある日逮捕され全資産を没収されたり、”行方不明者”になったり謎の最後を遂げたりする資産家が非常に多い
富裕層が日本に投資するのは投資で利益をえるという目的もあるが、もうひとつの理由は中国政府に没収されないように中国の勢力下では無い国に資産を分散している
さらにもうひとつの理由は日本に移住する為で、日本で事業をしていて問題なく居住していると他の国より簡単に永住許可が取れる
米メディアブルームバーグの記事では「今後10年間で温泉旅館の外国人所有率は4割程度になる」というほど中国人の日本への投資意欲は強い
日本は外国人の就労には厳しい規制を設けているが、一方で外国人の投資にはほとんどノーチェックで欧米よりも基準が緩い
日本で長期滞在が可能になる経営管理ビザ取得者は年間1万5000人いるが8000人以上が中国人で、渡航制限解除によって増加する
経営管理ビザで日本に移住実績を作って永住権取得、その後日本国籍を取得するのが王道になっていて、日本国籍を得ればもう中国政府の手の届かない存在になる
多くの中国人資産家は成功を納めながら常に中国政府を恐れていて、とにかく失踪や不自然な最後、逮捕や拘束、違法行為による失脚と資産没収が非常に多い