バスは走行車線にはみ出して停止しトラックに押されたと考えられます

不可解なバス運転士の行動
23年5月16日午後8時10分ごろ宮城県の東北自動車道下り線で、道路左側に停車していた大型バスに大型トラックが追突し、車外に出ていた外国人乗客と運転士が巻き添えでなくなりました
この交通事故をめぐって不審な点がいくつも浮上していて、外国人の就労問題や交通行政がまた問題視されています
バス後方の路上にいた運転手の日本人女性と乗客のネパール国籍の男性2人の計3人がなくなり、追突したトラックの運転手も負傷しました
県警高速隊の発表によるとバスはエンジントラブルで停車し乗客40人全員が車外に出て、ほとんどの人はバスの路肩側で作業を待っていた
高速道路の路肩は2.9m(警察発表)でバスの幅は2,5mでミラー込みで3m、しかし路肩側に降りた乗客が並べた事からバスは実際には走行車線に大きくはみ出して停車していた筈です
バスは仙台市宮城野区のタクシー会社のもので運転手は同社の女性社長(56)で、最初のきっかけはバス後部のエンジンから煙がでたことで、バスは停車したが走行車線にはみ出した
バスを降りた40人の乗客は車体左側から降りた筈なので、乗客を降ろす利便性を考えて左側ぎりぎりに停車しなかったのかも知れません
高速道路上でバスが乗客を降ろすときは110番通報などで警察に連絡し、下した乗客は路肩のさらに外に誘導し、ハザードを点滅させたうえで発煙筒や反射板などで追突を防止する義務があります
このバス運転士は追突まで何もしなかったと思われ、40人の乗客の2人が運転士と一緒にバスのエンジンを点検していたという
乗客によると走行中にバス車内に煙が充満し突然停車したので午後8時3分くらいに全員バスから降りた
トラックが追突したのは乗客によるとバスが停止して5分から10分後の事で、ネパール人2人がバス後方で点検を手伝おうとした直後だったという
バス会社は仙台市内の「2525タクシー」でHPではタクシーが本業でバスの借り切り送迎もしていました
タクシーは普通2種免許で乗れるがバスは大型2種免許が必要なので、そうした理由から社長が自ら運転していたのかも知れません
警察によると路肩の幅は約2.9mでバスの横幅は2.5mほどで、計算上バスは路肩に収まる計算だが、実際どのような形で止まっていたかは不明だという
乗客が左側のドアから降りている事からは、左側から1メートル以上離れて停車し、走行車線を走行してきたトラックが追突した可能性が高い
もしバスが路肩に収まって停車していたなら、トラックはわざわざ路肩を走行してバスに突っ込んだことになるのでありえません
留学生労働者という存在しない人々
トラックの前部は中央がバスの角に当たったような跡があるので、バスは1.5mは走行車線に出ていてトラックは何らかの理由で避ける動作をしなかった
バスは2022年まで仙台市の水族館シャトルバスとして利用されていて、現在も水族館の絵が全面に描かれていて側面には水族館の名前も書かれている(水族館バスは22年3月で運行終了した)
バスの乗客は全員がネパール人とバングラディシュ人で岩手県一関市内の住宅設備大手「LIXIL」工場へ派遣される途中でした
40人全員が語学留学生として来日し生活拠点や語学学校がある仙台市内に住み、約100キロ離れた岩手県一関市の工場に向かっていた
日本中の全員が知っている事ですがこの場合「留学」はビザ取得の名目に過ぎず、実際には「就労目的」で日本に滞在しています
テレビ朝日のニュースにると留学生らが午後9時から翌朝6時まで住宅の窓を組み立てる派遣のアルバイトをし、貸し切りバスで送り迎えしていたと思われます
巻き込まれた留学生の1人は自動車整備士を目指していたとの事なので、自らの意思でエンジンを見に行ったようです
専門学校の事務長は「4月15日に入学式があって1カ月足らずだった」と証言したが、実際には就労資格を得るための留学だった可能性が高い
見ていた留学生によると走行中に異音が発生しバスは停車、運転手は再発進しようとしたが動かせず、電話でラジエターの場所を聞いて水を入れていた
留学生の1人がスマホのライトでエンジンを照らしていて、水(おそらくペットボトル飲料水)がなくなったので探しにエンジンから離れたらトラックが突っ込んできたと証言した
夜勤のアルバイトは週に3日ほどで「朝まで働いてそれから学校に行って寝てまた働く」と過酷な留学生活を語った