中国人にとって欧米や日本の永住権は人生のプレミアチケット

中国人の夢は成功して先進国に移住すること
意外な事だが中国人自身の分析によると中国に移住して来る外国人はゼロで、外国に移住する中国人は非常に多い
統計上中国に居住している外国人は多いがそれらは全員がビジネスなどの目的で、目的を果たしたら帰国するのでいわば出稼ぎ労働者です
対して中国から外国に移住するのは外国に永住するか中国から脱出する人で、「とにかく出ていきたい」という人が多い
祖国から出た中国人の人気の移住先はアメリカで290万人、日本は78万人、その後もカナダやオーストラリアなどの自由主義国で先進国が続きます
英仏など欧州なども人気の移住先だが決してアフリカやインドや他のアジア諸国など『成長著しい』国は候補にならない(シンガポールは富裕層に人気です)
この事は中国人の移住が金儲け目的ではなく、自由とか民主主義とか落ち着いた生活のような”生活風土”を求めていると分かります
多くの中国人にとって成功して欧米など自由な国に移住するのは人生の夢であり、その為に長年必死で頑張ってお金を稼いで移住したという人が多い
日本政府は日本への投資や(富裕層の)移住を促進する為経営ビザをもうけ、日本に500万円投資した外国人は審査不要で最長5年滞在できる
問題を起こさず納税していれば期間は延長され、経営者としてなら日本の永住権を簡単に取得できると言われています
日本政府の永住審査は「素行」「独立した生計」「日本国の利益になる」の3条件で3番目は問題を起こさず納税し10年以上居住している必要があるが経営者だと1年で良い(素行や実績で必要な居住年数は違う)
「独立した生計」とは安定収入や資産がある事で健全な経営者なら問題なし、「素行」は犯罪歴がなく公的義務を果たしている事で、ゴミ捨てルールを守らないなどの苦情も考慮されるという
永住権を取得後に帰化申請する人も居て、「素行」の審査が厳しくなり5年以内に免停があると不許可と言われるが定かではない
運転手付きの車やタクシーで移動する富裕層は免停になり難いので、日本の永住権や帰化申請をするにはお金がある人や収入が多い人が有利になっています
中国人は強敵を尊敬しザコを軽く扱う
日本に帰化した外国人は令和4年の場合韓国朝鮮からが2600人で最多だがこれは特別永住者を含み、2番目は中国の2200人となっています
国別で3番目以下はベトナムやブラジル、フィリピン、ペルーですが人数は200人から300人台と非常に少なくなっています(法務省HP)
中国人や中国の伝統として自分に戦いを挑んでくる者には「大した奴だ」と評価し憧れるが、自分にひれ伏してくる人や国にはケンモホロロの扱いをします
小泉首相や安倍首相は中国訪問で赤いじゅうたんで敬意をもって迎えられたが、中国にひれ伏す姿勢の鳩山首相は歓迎されたもののザコ扱いされました
オバマ大統領は「中国はアメリカを超えて超大国になる」と持ち上げていたが訪中ではタラップや赤じゅうたんを用意しない対応をされ、中国と対立姿勢のブッシュやトランプの方が丁重に扱われた
アメリカが正々堂々と中国を潰しにかかったら多くの中国人はアメリカを尊敬し、憧れてアメリカに移住したいと考えます
最近増えているのがアメリカへの移住を目指す中国人で、今中国とアメリカは犬猿の仲で今後も対中制裁は強化されるでしょう
米当局者によると「2014年まで南米からアメリカに密入国する中国人はゼロだったが、23年は3月までで3800人を超えた」と話しています
パナマにある難民キャンプは中国人に占領されてて毎日数百人もの中国人が違法にアメリカに入国しようとし、多くは国境で拘束されている
中国の経済力を背景に南米ではエクアドルなどビザ免除する国が増えていて、そうした国を中継地としてアメリカ入国を目指す中国人が多い
密入国を目指す中国人は当然富裕層ではないが貧困層でもなく(出国が認められない)、多くは自動車免許証を持っているという
教師やエンジニア、保険外交員、金融業従事者、会社経営者もいてパソコンを駆使して情報を得たり仲間と交信しているという
オバマ政権の頃は密入国すれば自由だったがトランプ移行密入国者を取り締まるようになり、入国したからと言って正式な居住者にはなれない
それでもまともな職業と収入を持っている多くの中国人がアメリカを目指すのには、それなりの理由があるのでしょう