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中国で居ない事になっている人達
公式には中国にはホームレスは存在せず、障碍をもった人は1億人いるがメディアで報道されることはほとんど無い
彼らは目立たないよう社会の片隅で生活しているか保護施設という名前の場所で外部と隔てられて生活するので外国人の目に触れません
国家統計局の推計によると2010年末時点の障碍者数は8502万人で、視覚1263万人、聴覚2054万人、言語130万人、肢体不自由2472万人、知的568万人、精神629万人、重複1,386万人となっています
重度が2518万人、中度・軽度が5984万人で都市部の就業者は2015年で430万人、都市部の就業率は 17%,農村部は36%とされています
8500万人の障碍者がいるのだが国際的にはなお中国は少なく発表しているとの見方が根強く、実数は1億人と推測されています
中国には無職重度障害者保障金という制度があるが受給できたとして収入は貧困層程度で、軽度の人や職についている人は受け取れないか金額が少ないと思われます
中国政府にとってあまり表に出したくない事らしく詳しい情報がないが、国民の15人に1人が障害を持っているのは後天的な事故や病気が多いとされています
もう一つの中国にとって触れられたくない話題はホームレスで2014年の 民政部推計では350万人以上と推測され、2006年には70万人のホームレスが保護されたのがニュースになっていました
中国におけるホームレスは長年犯罪者という位置づけで定められた場所に住まない事が違法で引っ越す事も違法という時代が長かった
農村から都市への出稼ぎが合法化されたのは最近の事で、2000年代後半からホームレスを逮捕して収容所に入れる代わりに「保護施設に収容」するようになった
2012年11月16日早朝貴州省畢節市市街地にある大型ゴミ箱の中で男児5人がなくなっているのが発見され、寒さを避けるためゴミ箱に入っていたと報じられた
目撃者によると、子どもたちはゴミ箱近くの工事現場に住み着いてベニヤ板やシートでテント生活をしていた
当日の最低気温はマイナス6度で、5人はテントより密閉されていたゴミ箱で寒さを凌ごうとしたが、5人が入った事で酸素がなくなったとみられた
安定した家がない子供が数十万人
2012年頃中国全土には15万人のストリートチルドレンがいるとされ、広東省の保護センターは市内で年間1000人以上のストリートチルドレンを保護していた
2008年のニュースでは中国には100万人以上のストリートチルドレンが居ると書かれていて、2019年の人民日報には「中国には事実上の孤児が50万人居る」と書かれています
事実上の孤児は民生部によると「両親が障碍者、服役または身柄拘束中、依存症の治療中、その他の制限が両親に課せられている」子供だそうです
これらを総合すると中国には安定して居住する家がない広義のホームレスが数百万人、彼らは居場所を転々としたり施設に収容された人など様々です
保護者と安定した住居が無い子供は100万人以上存在し、親が逮捕されたりした「事実上の孤児」は50万人存在する
中国政府は不名誉になることを表ざたにしたくないので、安定した家がない数百万人は闇の中の住人だと言えます
最近広東省では土管の中に住む人が増えているのが話題になっていて、高齢者から若い女性まで土管ライフを満喫していると言われています
北京や上海など大都市の中心部は東京に近い地価になっているので、アパートなどの家賃も高騰してしまい収入が低い人が1人で借りるのが難しくなりました
土管は高さ1.5mほどで長さは数メートルあるので長さはあるが、平らな地面がないので生活には工夫が必要になる
『住在管道』で検索するとユーチューブでたくさん出てきますが、コロナ以降北京や上海などの大都市で目に見えてホームレスが増加しています
報道によると最新の中国失業率は若者失業率が20%に達していて、もう工場で安い服や電子部品を組み立てる仕事はありません
そういう仕事はもっと工賃が安い国に移転したので高度なIT人材しか必要としない社会になっていて、そのせいでホームレスになる人が増えている
大学進学率が急激に上昇し生まれる子供の数よりも大学卒業人数が多くなり、大学は出たけれど希望の職業に就けない若者も多い
動画:土管に住む若者