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ウクライナ反攻作戦は既に始まっている。静かにロシアを圧迫

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ウクライナ軍はドニエプル川を越えて南部に攻め込む必要がある

画像引用:https://www.cnn.co.jp/world/35196259.html ロシア軍、ドニプロ川東岸の防御陣地を強化か – CNN.co.jp

ウクライナの「ゆでガエル」戦略

CNNのウクライナ滞在記者の分析によればウクライナによる大規模攻勢は4月下旬に始まっているが、始まっていないように見せかけるのが戦略なのだという

ゼレンスキー大統領は反攻作戦がいつ始まるのか質問されるたびに4月5月と言い5月になると「もっと後になる」とずるずる引き延ばしてきた

考えて見るとウクライナが「今日から反攻始めました」と宣言する事にはデメリットしかなく、ロシア軍に準備させ抵抗させる合図になってしまう

ウクライナにとって最良なのは「ゆでガエル」の例えのようにロシアが気づかないうちに打撃を与え、準備が整わないうちに作戦の大部分を完了してしまう事です

「ゆでガエル」はゆっくり茹でられたカエルが気づかないうちに茹でられてしまい、気づいたときにはもう遅いというたとえ話です

ロシア内陸部や国境付近のロシア側、ロシアの港湾やクリミアなどロシア軍占領地では原因不明の火災や爆発が続いています

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爆発が起きるのは輸送列車や燃料貯蔵施設、ロシア軍の火薬庫など軍事的な意味がある場所ばかりなので、いずれもウクライナが関与したと見られている

先日は国境のロシア側数十キロで戦闘機2機と偵察ヘリ2機が同時に何者かに撃墜され、ウクライナの対空ミサイルではないかと言われています

サボリージャ原発があるサボリージャ州ではウクライナ軍のヘリコプターやドローンによる攻撃が激しくなり一時はドニエプル川東岸を小部隊が占拠した

ウクライナによる反抗作戦の標的になる場所は東部のバフムート、中部のサボリージャ、南西部のヘルソン東側の3地点です

これらを突破すると東部のセベロドネツクやマリウポリや南部のクリミア半島北側への通路を手にする事ができます

現在のウクライナはロシアが気づかないうちになるべく打撃を与えておいて、敵が気づいたときには手遅れの状況を作り出そうとしている

動画:バフムート23年5月20日

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ウクライナはいつでも攻め込める

侵攻が始まった頃にこのブログで掲載した写真を見ると先進国と同じようなピカピカに輝く無数のトラック、数キロも続く新しい戦車の列が映っています

それらはウクライナの戦場での1年間ですべて失われてしまい、初日に侵攻したロシア兵15万人も負傷してそっくり入れ替わった

ロシア軍が当初多用していたロケット弾は底を尽き砲弾は北朝鮮などから輸入したがミサイルは各種ミサイルが少量づつ残っているだけです

遠くない将来3方面のどこかあるいは3か所同時に大規模な作戦が行われウクライナが奪還し、ロシア軍は対処できずに敗走するでしょう

サボリージャやヘルソンのロシア軍はクリミア半島に引っ込み、ドネツク州のロシア軍は本土に引き上げるがそれだけでは十分ではない

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全てのロシア軍をウクライナ領から完全に撤退させるにはウクライナの戦いで勝つだけではだめで、ロシア領に攻め込む必要があります

ロシアにとってノーリスクでウクライナに駐留できるなら撤退する理由がないので、ロシア軍は何十年でも居座ろうとします

だがロシア本土で反政府勢力や軍閥が反乱を起こしてウクライナ軍が国境を越えてきたら、もうモスクワ防衛のためにロシア軍は帰国せざるをえなくなります

そんな事をしたらロシアが核を使うという主張に対しては、ロシアが核兵器を使用しなくてもウクライナ人は被害を受け続けるので意味を持ちません

ウクライナが核兵器を保有すれば万全であり、おそらくロシア追放後のウクライナは核保有に動くでしょう

ロシアが核を使わなかったからと言ってウクライナの犠牲は終らないので、ロシア領に攻め込む選択肢は有効なのです

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