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越境攻撃から”凱旋帰国”した自由ロシア軍とロシア義勇軍

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鹵獲したロシア車両を持ち帰る越境部隊

画像引用:https://twitter.com/bad_immigrant/status/1661460469016670214/photo/1

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ロシア軍を混乱させた越境攻撃

23年5月22日から23日にかけて行われたロシア人部隊によるロシア領内への攻撃について、西側専門家らは攻勢を前にロシア軍の攪乱を目的としたものと見ている

ウクライナ領からロシア西部ベルゴロド州に武装集団が侵入する事態が起きたことでロシアはドネツク州などから国境付近に戻らざるを得なくなった

ウクライナは否定しているが越境攻撃したロシア自由軍とロシア義勇軍団はウクライナと連携しており、反攻作戦の一環とみられている

越境攻撃があったロシア西部ベルゴロド州はハルキウ州のロシア軍部隊から約160キロ、バフムートのワグネルからは約300キロ離れている

ウクライナに侵入していたロシア軍は越境地点だけではなくウクライナに接する国境数千キロ全てを守る必要が出てきた

ロシア軍は23日、ベルゴロド州を攻撃した武装集団70人を掃討し残りは撃退したと発表したが、越境部隊は当初から撤退する計画だったと思われます

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ロンドンのコンサルティング会社、マヤク・インテリジェンスのマーク・ガレオッティによると越境攻撃は2つの効果をもたらし一つはロシアを自国民の蜂起を恐れさせ、2つ目はまとまっていたロシア軍を各地に分散させた

ウクライナはロシア側への攻撃を頑なに否定しているがこれは2014年にロシアがウクライナに対して取った戦術だという

当時ロシアはクリミア半島にロシア軍が侵入したのを頑なに否定し「ロシア軍の軍服はその辺で売っている」と占領が完了するまで関与を認めなかった

今回のウクライナ軍もどこかを占領するような明確な戦果を得るまでは越境攻撃への関与を認めないでしょう

5月12日にロシア軍は「越境したテロリストを倒した」と発表したが、同じころロシア義勇軍とロシア自由軍は捕獲したロシア車両に乗って意気揚々とウクライナ側に「凱旋」してきた

CNNはロシア義勇軍団を率いるデニス・ニキティンにインタビューしたが、「我々のあらゆる行動は我々独自の決定だ」と語ったが「応援や助けがある」とも述べた

動画:凱旋インタビューを受けるロシア義勇軍のデニス・ニキティン

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ロシア国境は隙だらけ

デニス・ニキティンは自分達が建てた作戦についてウクライナ人に意見を求めたり、ウクライナにとって有害か有益かを確認する事はあると語った

自由ロシア軍のリーダーであるコードネーム”シーザー”にもインタビューし、米国製の耐地雷伏撃防護車両(MRAP)とハンビー(高機動多用途装輪車両)を使用したと言っていた

自由ロシア軍は数百人程度の規模でインタビュアーによると彼らは反政府組織では「穏健派」に属し、プーチン政権の打倒を目指している

米国防総省のライダー報道官は23日に「米国は第三者への装備の引き渡しも承認したことはなく準軍事組織への引き渡しは認めていない」と述べた

だが米軍は連絡や調整に当たる軍人を除くとウクライナに派兵していないので、国境で装備を渡すだけで宅急便と同じ事をしている

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ハイマースや対空ミサイルなどネットワーク通信で制御する兵器はどこで何をしているか把握できるが、多くの装備がどこに行ったのか分からない

ワグネルのプリゴジンは越境作戦を許したロシア軍を手厳しく非難し、「こうした状況でロシア革命が起きた」とロシア国内の動揺も指摘した

越境作戦を指揮したシーザーは「ロシア軍は反撃するまで5時間もかかり、機械化部隊1隊くらいが出てきたが壊滅させ引き上げてきた」と語った

プリゴジンとシーザーの発言はなぜか「ロシア軍はあまりにも愚か」という点で一致し、プリゴジンは6月1日までにバフムートから引き上げると語った

国境付近の戦いは正規軍ではなくワグネル、ロシア自由軍、ロシア義勇軍、先日再建したアゾフ旅団などが活発な行動をするでしょう

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