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引用:http://livedoor.blogimg.jp/jyoushiki43/imgs/5/1/5172dab1.jpg


日本はレアアースを使わない技術を開発し、劇的に消費量を減らした結果、希少価値が無くなり、ただの金属になった。


レアアースで日本潰し

中国政府は15年の5月1日から、レアアース(希土類)の輸出税を撤廃すると発表した。

中国はレアアースを戦略物資と定義し、輸出を制限することで外交的に優位な立場に立とうとしていた。
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輸出量を絞る事で価格を吊り上げ、敵である日本を屈服させようとしたが、、世界貿易機関(WTO)は14年に違反と認定した。

中国がレアアース輸出枠を大幅に制限したのは2010年7月で当時毎日のように尖閣諸島周辺に中国漁船が押し寄せ、海上保安庁と衝突したりしていた。

同年9月には日中対立のきっかけになる「巡視船と中国漁船の衝突事件」が発生し、レアアースを用いた日本つぶしを始めた。


日本の政権だった民主党の方針ははっきりせず、副総理で外務大臣だった岡田克也は「公海上で中国が何をしようが、日本政府が口を出す権利は一切ない」と中国支持を打ち出した。

中国はこうした日本側の協力を得て一層強気にでて、資源戦略としてレアアースの輸出制限を課した。

当時(現在も)レアアースの原産地の殆どは中国で、携帯電話など最先端の製品に多く使用されていて、代替品はなかった。


輸出規制で最も打撃を受けるのは、消費量が多いのに、国内で生産しない日本で、日本だけを標的にしたのが分かる。

日本は対策として中国以外からのレアアース調達を増やし、レアアースを用いない技術の開発を進める事にした。



レアアースで日本が勝利するまでの経緯

2010年、レアアースは100%近く中国で産出され、他の国ではまったく採れなかった。

消費量は毎年拡大し、石油に代わる最重要資源になると予想された。

そこで中国は石油産出国が生産制限をしたように、輸出規制を行い価格は急騰した。


酸化ランタンの価格は2011年に1キロ16ドルになった。

輸出制限への日本の対応は、レアアースを使わない技術を開発し消費量を減らすことだった。

効果はてきめんで、酸化ランタンの価格は2014年には3ドルにまで暴落しました。


中国のレアアース輸出量は2006年の5万3000トンがピークだったが、資源価格の高騰によって輸出額は2011年の26億ドルがピークだった。

2013年には輸出量は1万6千トンにまで減少し、輸出額は4億ドルに減少した。

ピーク時と比べて輸出量は4分の1、輸出額でも4分の1になった。


4億ドル(500億円)と言えば中小企業の年間売り上げに過ぎない。

こうした暴落に拍車を掛けて日本を助けたのは、皮肉にも中国のレアアース企業だった。

中国最大のレアアース鉱山があった町は、輸出規制によって人口100万人が3万人にまで減少した。


鉱山は次々に閉鎖したり倒産し、各地でゴーストタウンになった。

彼らは食べていかなくてはならないので、秘密裏にレアアースをラオスなどに密輸しました。

こうした密輸レアアースは第三国で「生産」された事にして、日本に輸出されました。


この結果2008年に90%が中国からの輸入だったのが、現在は50%を下回っている。

日本と米国、EUは12年3月にWTOに共同提訴し、14年に勝訴しました。

その後も資源価格の下落と中国以外の生産増加によって、もはや戦略資源ではなくなりました。

中国が輸出枠に続いて輸出税も撤廃することで、日本の完全勝利に終わりました。