「ひゅうが」に着艦するオスプレイ
引用:http://i.ytimg.com/vi/Xi9sYo8Fyq8/maxresdefault.jpg
ハワイで訓練をしていた米海兵隊所属のオスプレイが、着陸に失敗して炎上し、機体は失われた。
日本へのオスプレイ輸出が許可された直後で、衝撃を与えている。
ハワイのオスプレイが炎上
5月17日、米海兵隊のMV22オスプレイが訓練中に着陸失敗し炎上した。
事故を起こしたのはカリフォルニア州キャンプ・ペンドルトン所属の第15海兵機動展開隊のMV22です。
ハワイ・オアフ島、ベローズ空軍基地の訓練区域で飛行訓練を終えたオスプレイが17日午前11時40分、着陸に失敗した。
この部隊は5月10日にサンディエゴを出発し、ハワイで訓練を積んでいた。
訓練後は米太平洋軍や中央軍の担当地域に7カ月間配備される予定だった。
18日、米国防総省のウォレン報道部長はでオスプレイを飛行停止などにはしないという考えを示した。
沖縄の翁長知事は飛行停止を求めている。
ウォレン報道部長は事故原因について「火が出たのが先か、着陸に失敗したのが先か分かっていない」と述べた。
沖縄や日本での配備計画を変更する予定も無いと語った。
事故の直前まで目撃していた人によると、3機のオスプレイが訓練を終えて基地の方に帰って行った。
その後、基地の方角から煙が昇っているのが見え、2機のオスプレイが着陸しているのが見えた。
残る1機が着陸に失敗したと思ったと話している。
日本政府はアメリカ政府に、原因究明と情報の伝達を求めた。
菅官房長官はアメリカ側から、「迅速で透明性のある対応したい」という連絡があったと記者会見で語った。
オスプレイの事故率は高いか?
12年6月には米フロリダ州でCV22が墜落している。
13年8月にはネバダ州でMV22が着陸に失敗した。
陸上自衛隊は17機のオスプレイを18年度までに導入する事に決めている。
また米軍海兵隊などのオスプレイが国内に配備され、今後も増強される。
防衛省や米軍によると、オスプレイの事故率は、他の軍用機と同じ程度である。
にも関わらず、事故が多いと報道されているのは、報道回数が他の軍用機
より多いからだという。
日本のマスコミはF16に事故が起きても報道しないが、オスプレイだけを
報道している。
防衛省によると、米海兵隊「MV-22B」10万飛行時間あたりの事故件数は1.93で、全機種平均の2.45より低い。
自衛隊などのCH-47(チヌーク)は3を超えていました。
一般的に言って軍用機は離着陸の速度が低いほど事故が多い傾向がある。
時速200キロで離着陸するジャンボより、100キロ以下で離着陸する飛行艇や垂直離着陸機は失速しやすい。
オスプレイの事故率が高いという嘘が信じられているのは、朝日や毎日、共同、時事などの報道機関の影響とみられる。
V22は今まで200機以上が生産され、重大事故を8回起こしている。
200機中8機が重大事故はかなり多いが、時間当たりの事後件数が低いのは、飛行時間が長いからだと考えられる。
事故のほとんどはナセル(エンジンとプロペラ)を立てていたか、動作中に発生していた。
離陸時と着陸時にはナセルの角度を変える必要があるが、この時に事故が集中して起きています。
ナセルを立てた状態だと、飛行機のような翼による揚力が発生せず、左右のエンジンだけで浮力を維持している。
エンジン不調などで左右のバランスが崩れると、制御不能になる。
ヘリコプターや飛行機より操作が難しいと言えるでしょう。
今回の事故はオスプレイとして3年ぶりの重大事故で、特に危険度が増した事を示してはいない。