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福島原発事故 IAEA総括と、ALPS汚染水浄化完了

止まった時だけトップニュースで、動いたときは報道されないALPS


引用:http://blogimg.goo.ne.jp/user_image/48/c7/11694dd5f24b35bfbb5fb3555e6a6aee.jpg

福島第原発に関して、地味だが重要なニュースが伝わっています。

一つはIAEA国際原子力機関が最終報告書を出したのと、もう一つは多核種除去設備ALPS(アルプス)が汚染水浄化を完了した。

IAEA最終報告書の嘘と本当

2011年3月の福島第一原発事故を調査したIAEA国際原子力機関が、最終報告書案を加盟国に配布しました。

報告書案は非公表だが、IAEA関係者の発言が伝わっている。


「原発は安全との思い込みがあった」「IAEAの勧告に基づいた安全対策が不十分だった。」「大津波が襲う可能性を認識していた」

「国際的な慣習に従わなかった」としているが最後のは作り話である。

原発保有国の安全対策は、どの国も2011年以前の日本以上では
無い。

事故後に原子力規制委員会を発足させて、安全対策を強化した事は評価できるとしている。

報告書案は約240ページあり、、42カ国から約180人の専門家が協力して作成した。

報告書案は6月のIAEA定例理事会で議論され、年次総会で決定される。

IAEAは世界各国の原発で、設計時の想定を超える自然災害への対策を求めた。

しかし例えばジャンボジェット機がハイジャックされて原発に突っ込んできたり、隕石が直撃したり、想定外の事を想定するのは現実には困難である。

数百万年に1度の地震などを想定する事に合理性があるのか、この点にIAEAは回答していない。

またIAEAは日本の政治に配慮して、民主党と菅直人首相による、事故対策の妨害が与えた結果に触れていない。

有名なのは、首相がヘリで現場を視察する様子をテレビ中継する為に、水素放出を禁止して建屋を爆発させた。

その前に地震後すぐ、自衛隊機で東電社長を東京まで運んでいたところ、枝野幹事長と菅首相、防衛大臣が「地震を利用した自衛隊のクーデターだ」と大騒ぎをして名古屋まで引き換えさせていた。

東電社長はこの為に翌朝まで東京につく事が出来ず指示をだせなかったが、菅首相は「東電は遅い!一体何をやっているんだ!」と激怒した。

自分の命令で社長を名古屋に引き返させて、水素放出も禁止しておいて「なにをやっているんだ」は在り得ない。

他にも菅首相と海江田経済相はアメリカ軍が米軍基地の消防隊や、原発処理部隊を派遣しようとしたら「地震を利用した日本再占領だ!許せない」と喚いて中止させた。

消防庁や自衛隊の消防車を一旦は「現場に近づくな」と止めておいて急に「すぐに消火しろ」と言い出し最後には「怠けていないで懸命の覚悟で消火しろ」とも言った。

また大問題になった「非常用電源」は自衛隊は地震後すぐにヘリで空輸する準備をしたが、これも「文民統制違反だ」「クーデターだ」「自衛隊は地震による日本支配を企んでいる」と東電と自衛隊が電話する事さえ禁止した。

自民党が定めていた緊急時のルールでは東電は官邸などを通さず、直接自衛隊に要請するようになったいた。

それを急に禁止したから、非常用電源は最後まで福島原発に届けられなかったのである。

断言しても良いが、この連中が事故対策や消火を妨害しなければ、原発事故は起きなかったのである。

放射能を帯びた微量の水素が空気中に放出され、新聞の3面記事を飾り、それで終わる程度の事だったのである。

この場面をテレビ放送するだけの理由で、全ての事故防止処理を中止させた。
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引用:http://blog-imgs-38.fc2.com/s/a/r/saritoma/o0800045011146502413.jpg

汚染水の除去を完了したALPS

福島第一原発の事故処理で大問題とされていた汚染水の除去がほぼ完了しました。

日本が新たに開発した汚染水からの放射能除去装置ALPSによって、計画では3月末までだったのが、ほぼ予定通りの5月末で終了する。

マスコミはまだ完成していない実験での不具合だけを報道して、「まったく役に立たない」などと書いていました。

世界初の本格的な汚染水浄化装置が完成し、計画通りの性能を発揮した事は、技術的に大変な成果と言えます。

テレビや新聞、ネットニュースで連日ALPSの故障が報じられ「役立たずアルプスまた停止!」などとやっていたが、あれは全て実験時の試験稼動です。

実際にはALPSは2014年の末頃には好調に稼動し始め、最大60万トンはあった汚染水のうち97%を15年3月までに浄化しました。

残った2万トンは海水が逆流して塩分を含んだ汚染水で、従来のALPSでは除去できないものでした。

その最後の2万トンも15年5月末には浄化する目処が立ったと発表されました。

しかし動かないときには連日トップニュースで「役立たず!」と言っていたテレビ局は、ほとんど報道していません。

今までに貯まっていた汚染水は浄化できたが、地下水などが第原発敷地に流れ込む事で、新たな汚染水が発生しています。

量としては今までの60万トンより遥かに少ないが、地下水を止めてしまおうというのが「凍土壁」計画です。

理論的な事を書き出すと長くなるので一言でいうと「地中に極低温の棒を張り巡らせて、周囲の土を凍らせる」ような事です。

地下水は凍った土の壁でせき止められて、第二原発の敷地には侵入できません。

最終的には原発の周囲全てを凍土壁で囲みますが、工事には何年も掛かると予想されている。

凍土壁が完成して新たな汚染水が発生しなくなったら、やっと建造物の処理に取り掛かる事ができるようになります。

コメント

  1. セノモト より:

    >>1
    自民党にどんな非があったのか知りたいですね。

  2. にやり より:

    どうあっても自民党政権の非は認めたくないのはわかります。支持者とはそういうものですからね

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