農水省が毎年懸命になって創作する食料自給率の嘘のグラフがあり、日本の自給率は39%なのだが現実は65%です。
なぜかというと牛が食べているエサがアメリカ産だからアメリカ産牛肉だそうです。
こうして国産の牛、豚、ニワトリなどで、日本生まれの外国産が大量生産されています。
一見すると理に叶っているようだが、アメリカ人は牛の世話をしているのでしょうか?
牛のエサなんか米国産でもアフリカ産でも中国産でも良いのだが、エサの輸入国を変えると産地が変わります。
養殖の魚とかも全てこのように、なるべく日本の自給率が低く見えるように操作してあります。
肝心のデータそのものも、世界中で日本しか使用していないカロリーで計算する事で、さらに低く見せかけています。
国連などで使われている金額で計算すると、日本の食料自給率は65%から70%で、世界でもかなり高い数字になります。
まるで有名大学の左翼系教授や左翼系マスコミ人のような生き方です。
しゃべり出すと必ず「日本はダメだ」と言い始める有名な司会者がいますが、あれと同じで不安を煽って金儲けをしています。
次は補助金漬けで農家に多額の税金を投入しているという定説ですが、農業は世界の全ての国で補助金で成立しています。
考えれば分かると思いますがトヨタが1時間に10台づつポンポンと自動車を生産するのに、田んぼで米が成長するのを待つのでは競争にならない。
アメリカでもフランスでもイギリスでも中国でもインドでも、全世界でそうしています。
日本の一部の人が理想として挙げるフランスの農業は、農家の収入の5割から9割が政府の補助金です。
ルノー日産とかが納税したお金をブドウ農家とかにばら撒いて、日本に輸出しているのです。
アメリカの農業も補助金漬けで、牛肉、トウモロコシ、小麦、オレンジなど全て補助金で維持しています。
農家の所得が工場労働者の半分だったら、だれも農業をやらず、食べ物がなくなるからです。
農業補助金なんか空からヘリでばら撒くくらいの勢いでちょうど良いのです。
一時問題になったバター不足は、農水省が農家への補助金を減らしたせいで、牛の生産が減ったからでした。
農業は全世界がこんなものなのです。
欧州ではEUという組織があるが、予算の40%を農業補助金で使っている。
これだけで全EU加盟国GDPの約3%に匹敵します。
こんな組織が日本には「補助金撤廃」だの「自由貿易」を主張しています。
日本では多くの農産物が補助金ゼロや極めて低額しか支給しておらず、外国の農産物に価格競争で負ける原因になっている。
良くマスコミでは『日本の農産物は価格競争で負けている』と言い、その原因を農家や農業に求めています。
日本の農作物が欧州各国より高いのは、単に「政府の補助金が足りない」だけなのです。
EU各国の補助金を合計するとGDP比14%にも達しているが、日本の農業補助金はGDP比7%に過ぎません。
当然フランスの農作物は日本より低価格なのに、農家の収入は日本の2倍だったりします。
これが知識人が褒め称える欧州農業の正体です。
アメリカの農業も同様で、地平線の裏側までずっとトウモロコシを栽培している農業企業を除くと補助金で成り立っている。
補助金で育てた牛肉を格安で出荷し、外国には「自由競争だ」といって関税を撤廃させています。
その尻馬に乗ってアメリカや欧州に加担しているのが、日本の官僚、政治家、マスコミという訳です。