天津市の自動車置き場
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引用:http://img.mainichi.jp/mainichi.jp/shimen/images/20150813dd0phj000160000p_size8.jpg


中国天津市の「浜海新区」で12日深夜に起きた爆発の影響で、市内全域の機能がまひしています。

新車など1000台以上が被害を受け、工場は操業停止、港湾機能もまひしました。


当時の状況

消防隊員が現場の倉庫に保管されている化学物質に水を注いだことが、爆発を引き起こしたと見られる。

周辺のマンションなどでは14日も住民の出入りが制限され、捜索が続いている。

倉庫からは有害物質が発生しており、周辺の住民約6000人を学校などに避難させました。
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当局の説明によると、12日午後10時50分に開発区で1台の車から出火したと通報があった。

その後、天津港で出火したと複数の連絡を受け、午後11時6分に消防隊が現場に到着した。

多くのコンテナからの出火を確認し、消火活動で火の勢いを止めた後、大爆発が起きた。


倉庫にはメチルエチルケトン、硝酸カリウム、水酸化ナトリウム、シアン化ナトリウムなどが保管されていた。

500メートル離れた場所で数千台の車が破損し、1キロ以上離れた建物でも破損する被害があった。

倉庫を運営する「瑞海公司」の社長は現在入院中で、約700人以上が巻き添えになり、70人が犠牲になったと見られる。



日系企業の被害

中国当局はは防護装備を備えた化学戦の専門部隊を現地に派遣しました。

日本貿易振興機構(ジェトロ)によると8月14日現在、天津港の機能がほぼ止まっていると発表した。

天津港の貿易額は上海港に次ぐ規模で中国の主要港の一つになっていて、貿易に影響が出ています。


日系の自動車企業や部品を供給する企業も多いが、貿易に影響が出るおそれがあります。

税関施設が被害を受けるなどして港湾機能は不正常な状態で、全面復旧には時間がかかそうです。

天津港への出入港は同日おおむね可能となったが、積み下ろしや税関業務が滞っているため、支障をきたしている。


三菱自動車は、日本から輸出し1キロ離れた場所に保管してあった、およそ600台が破損した。

富士重工業が100台以上、トヨタとマツダも保管車両に被害が出ました。

周辺の大塚製薬工場が創業を停止し、2キロ離れたイオン天津TEDAが休業しています。


トヨタ自動車は現地の中国人従業員ら50人以上が負傷したと発表しました。

天津は日本メーカーの積み上げ港になっていて、トヨタ、マツダ、三菱、スバルなどの新車置き場があった。


休業した天津のイオン
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引用:http://lpt.c.yimg.jp/amd/20150813-00000083-jijp-000-view.jpg


報道規制で批判封じ込み


中国政府は報道規制を敷いていて、国内メディアに対して、国営ニュースサイト「天津北方網」のみを報じる指示を出した。

因みに中国のマスコミはすべて「国営」で新聞記者は全員が「公務員」だが、最近は独自のニュースを流すことが多い。

現場に記者を派遣してはならない、、インターネット上で中継したり、個人の見解を発表するのも禁止しました。


当局は、1万7千戸の家屋と1700の企業施設、675の商店が損壊したと発表しました。

住宅地の近くに危険な倉庫の設置を許可した当局の責任を問う声が上がり、習近平指導部への批判に繋がりかねない。

インターネットでは掲示板などで独自の中継をしたり、噂が飛び交っているが、ニュースでは報じていない。


法律では危険物専用倉庫は住宅街から1キロ以上離す規定があるが、守られていませんでした。

周辺を住宅地で囲まれた場所に設置できた経緯について、行政当局との賄賂や癒着の噂もでている。


北京からは新聞やネットメディアの記者がやってきたが、共産党の指示によって報道はできない。