アメリカでの売上はこんな感じ
aapl
引用:http://mybigappleny.com/wp-content/uploads/2015/07/aapl.png


腕時計型携帯端末のアップルウォッチは発売前に大ブームに成り「人類の生き方を変える」とまで賞賛された。

だが発売後に期待は萎んでいき、話題を聞く事も少なくなった。


アップルウォッチは絶好調?

WSJ(ウォール・ストリート・ジャーナル)は「アップルウオッチ、実は売れ行き絶好調」なる記事を大きく掲載した。

「売れていない」と不調が伝えられていたので、全米一の有名経済誌のこの記事は、多くの人が意外に思った。

WSJの記事は他のメディアに使いまわしされる「元ネタ」になるので、これから同じ内容のニュースが流れるでしょう。
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記事によるとアップルウオッチは最初の四半期でiPhoneやiPadを上回り、大成功をしている。

米調査会社IDCによると発売日は4月24日で、6月末日までに360万台を販売した。

調査会社IDCはIT関連の調査で頻繁に引用され、かなり信頼されている。


iPadは、新発売後の3ヶ月販売台数が327万台(2010年)で、iPhoneは、たった27万台でした。(2007年)

この3ヶ月間でウエアラブル(着用できる)端末の販売では、1位のフィットビット440万台につぐ2位だった。

別な評価ではアップルウォッチはまったく売れておらず、販売数は最初の10分の1に落ち込んだと批判されている。


「売れていない」と「絶好調」の正反対の評価は実はどちらも正しく、同じ事を別な言葉で書いている。

アップルウォッチは発売前に期待感からブームになり、予約が殺到していました。

加熱する事前報道や人々の反応から、年間4000万台は売り上げると予想するアナリストもいる程だった。


最低でも1000万台は堅いと思われていたので、四半期(3ヶ月)で300万台超なら、年間1300万台を達成できそうである。

だがアップルウォッチは発売日までに100万台の予約があり、初日に100万台超を販売している。

その後の2ヶ月と1週間では250万台ほどを販売したと見られている。


小さな画面を指で押して操作するのは難しく、出来ることは限られている
Apple-Watch
引用:http://abovethelaw.com/wp-content/uploads/2015/03/Apple-Watch.png


やはり苦戦している『ウォッチ』

消費者の反応は発売直後がピークで、日を追うごとに下がっていき、アメリカでの売上は10分の1に低下した。

「S1」と呼ばれる主要チップを出荷しているASEは、アップルウォッチの出荷が月間200万台に届かず、損益分岐点を下回った。

IDCの調査ではアップルウォッチの販売数は200万どころか100万台以下であり、メーカーは大赤字になっている。


アップル社はといえば、早い話メーカーが作った部品を別なメーカーが組み立てて、それを販売するだけで、売れなくても一定の利益がある。

アップルウォッチが発売された頃の報道によると、アメリカだけで初日までに100万台以上の予約があり、世界ではさらに多くの予約があった。

してみると、360万台のうち半分は最初の週の売上で、もう半分の180万台を2ヶ月間で売った事になる。


発売から2ヶ月近く経った頃、「アメリカでの売れ行きは、最初の1割にまで落ち込んでいる」と報道されたのと一致している。

調査会社スライスによると6月には、アメリカでの販売が一日15万台から一日1万台以下に落ち込んでいると発表された。

8月に入ると今度は「売上の多くを中国が占めている」と報道されていた。


断片的に出てくるこれらの情報は矛盾しているようで、繋げると全て辻褄があい、初週だけ売れて急激に落ち込んだのを示している。

アメリカの販売は1割に落ち込み、中国での売上で少し盛り返しているところのようです。

アップル社がアップルウォッチの売上を発表しない理由は、やはり失敗すると企業イメージが傷つくからでしょう。


世の中ではネットニュースの収入源として、ネイティブ広告やステマ広告、つまり記事の振りをして企業の宣伝を書く広告が激増している。

一流経済誌といっても金が欲しくて記事を書いているのであり、この記事自体がアップルの宣伝ではないかと思える。

多くのウェブサイトはこれまで10年以上、アップル製品の宣伝をして、何らかの収入を得てきたし、これからもそうするでしょう。


肝心の性能や使い勝手の評判は「あまり使い道が無い」と言う人が多いようです。