このようなショートメールが携帯に送られてくる
引用:http://give-profit8.info/wp-content/uploads/2015/05/IMG_2339-0.png
メールを送りつけて勧誘し、高い金利で金を貸すタイプの闇金が増加しています。
業者は姿を隠し、貸金業登録もしていないので、正体を掴むのが難しい。
潜伏型の闇金が活発化
通称「闇金」と呼ばれる非合法金融業者の活動が、再び活発化してきている。
従来の闇金は一応店舗らしき物を構えていて、所在地や連絡先、責任者などが分かっていました。
だから弁護士や司法書士に依頼して対応してもらうと、支払い義務はなくなり被害も収まるとされていました。
最近被害が増えている闇金は、そもそもどこの誰なのか不明で、所在地も何も分からない。
以前は電柱に「お金貸します」などと張り紙で客を集めていましたが、今はスマホや携帯でメールを送りつけます。
一体どこで調べるのか、ある日携帯のメールに「お金貸します 2万円 即日融資」という短い着信がある。
恐らく何かのクーポンとかサービスでメールアドレスを登録したときに、業者からアドレスが転売されるのでしょう。
一度メールが来たアドレスには、定期的に何度でも来るので、拒否リストに入れるのが望ましい。
だが相手は毎回発信元を変える等するので、文章の一部で拒否するなど工夫しなければならず、何ともやっかいです。
大抵の人はこんな物を「迷惑メール」として消してしまいますが、お金に困っている人の中には借りる人が居ます。
家賃の支払いとか、数万円のちょっとした支払いが出来ないとき『借りて払えばその場をしのげる』と考えます。
闇金業者からお金を借りるときは、名前や住所などの個人情報を聞き出されます。
勤務先の住所や電話番号、親や親族の名前や住所まで詳しく、しつこく聞きだされてやっと借りれます。
聞き出した個人情報は闇金業者のリストに載り、定期的に勧誘の電話が来たり、郵便物が送られて来るでしょう。
また取り立ての際には、聞きだした個人情報をもとに、借りた人を脅して支払うように仕向けます。
良心的な?10日で1割でも、1万円が1年後に3000万円に増える
引用:http://ゼニエモン.net/img/image18.gif
1年後に数千万の借金
闇金から最初に借りる金は1万円から5万円以内の小額が多いのですが、金利は「トイチ」10日で1割などです。
電話で申し込むと勧誘メールの通り、申し込んだ翌日には口座にお金が振り込まれていますが、自分は相手の情報を一切知りません。
相手は自分の情報を色々と聞き出しているのに、自分は闇金業者の名前すら知らなかったりします。
こういう小額を借りる人は10日後に返済日が来ても、まず払えないし、払えないから金を借りる。
すると業者はまたメールで「5万円 融資します」と勧誘し、お金が足りないので追加融資を頼みます。
これを何度か繰り返すと、その人の収入ではどうやっても返済不能な金額に膨らむので、ここから悪徳金融が正体を現します。
業者は回収しようとして聞きだした情報を元に「追い込み」を掛けて来ますが、自分は業者の名前も知りません。
警察に訴えても民事不介入だし、弁護士に相談しても相手が誰か分からないので、対処しようが無い。
自分への電話はもちろん、会社や親兄弟・友人にも催促の電話が掛かってくるようになります。
業者は携帯番号やネットサイトを定期的に変更しているので、捉えどころがなく、裁判で訴えようにも名前すら不明です。
優良な闇金(?)は貸金業登録をして店を構えていますが、メール闇金は最初から登録などしていません。
たった2万円ほどを借りたために、10日で1割ずつ複利で金利が増えていき、年利3142%に増えます。
トニ(10日で2割)だと何と年利 77545%なので、2万円借りたら 1年後に15億円が請求されます。
もちろん返せる筈が無いし、業者も返せるとは思っていませんが、吸血鬼のように相手が倒れるまで金を吸い上げます。
この手の業者とは中途半端では手を切れないので、警察や司法書士、弁護士などを通じて、なるべく早く、強い態度に出る事です。