ヨドバシカメラのガチャポン・コーナー
引用:http://blog-imgs-48-origin.fc2.com/m/i/c/microcraft/fc2_2014-02-23_05-06-06-315.jpg
正式名称カプセルトイ、通称ガチャポンとかガチャガチャが再びブームになっています。
設置店や設置業者は、これでいくら儲かっているのだろうか。
ガチャガチャが急増
ガチャガチャあるいはガチャポンと呼ばれるオモチャの自販機が、何度目かのブームだそうです。
おたくが集まる地域では数え切れないほど設置しているし、一般の店舗でも設置する店が増えている。
スーパー、飲食店などは明らかに以前より台数を増やしていて、2段重ねで10台ほど置いてあったりする。
値段は100円から300円が多く、中には600円のもあるそうですが、果たして設置して儲かるのでしょうか?
ガチャガチャは自動販売機ですが、飲料自販機と違って機械式なので電気は必要なく、設置面積も小さい。
しかも2段重ねできるので、沢山売れたら確かにジュースより儲かりそうな気がします。
自分で機械を購入して景品も自分で仕入れる「購入」はまったくお勧め出来ない。
というのは不人気の商品を仕入れてしまった時に、ジュースなら何とかなるかも知れないが、カプセルオモチャは捨てるしかない。
100円商品だとカプセル15円で商品45円で仕入れて、これを売って1個40円の利益になります。
商品をカプセルに詰めたり、それを機械に入れたりガキが機械を壊さないか監視したり、かなりの手間が掛かる。
機械は1台3万円以上するので、それ以上の利益を出してからがやっと本当の利益になります。
そのうえ売れ残ると損失になるので、商売としてはやってられないなと思います。
ジュースの自販機も似たような理由で、自分でやる人は少なく、設置する人は場所だけ貸して業者から場所代を受け取っています。
ガチャガチャ業者と契約すれば、機械は業者もちでオモチャの補充や代金回収もやってくれて、自分は利益を受け取るだけです。
ガチャガチャが増えたという事は、こうしたガチャガチャ業者が繁盛しているという事になります。
大人は高いガチャをやるので利益も大きい
引用:http://livedoor.blogimg.jp/tuukouninn/imgs/f/b/fb522656.JPG
ガチャガチャの利益は?
業者のホームページの説明では、初期費用ゼロ、運営費用もゼロ、メンテナンスは当社が行うとなっている。
飲料自販機でたまに話題になる「電気代負担」に関してはガチャガチャは電気を使わない。
ある業者の数字では売上のうち、店舗への支払いが20%以下、仕入れが60%以下、30%ほどが利益だという。
分かりやすく100円の商品だと、設置店舗の取り分15円、仕入れ55円、業者の取り分30円になる。
平均すると1ヶ月に1台当たり100個の販売が目安で、業者は3000円を取り、設置店は1500円を取る。
200円の商品ならこの2倍で、それが設置台数分毎月入って来る。
こう考えると200円のガチャを10台置けば、設置店には毎月3万円が何もせず入って来る事になる。
もちろん設置する店自体に、買いそうな客が集まるのが前提なので、置けば必ず儲かる訳ではありません。
もし個人でガチャポンサービス業をやるなら、100台ほど確保すれば月30万の収入にはなる計算です。
ガチャポンにオモチャを提供するほうの会社は、バンダイは年間2億個近く売り上げて、2000億円売り上げている。
子供はお金を出すのが親で、買い物のついでに買ってもらうので100円ガチャを買う事が多い。
子供の数が減ったのでこの分野はあまり伸びず、代わりに「大人ガチャ」が成長しました。
90年代にはディズニーやアニメキャラが人気で、2000年代は恐竜や模型などリアルな物が人気だった。
現在は「コップのフチ子」などのオリジナル商品の全盛時代で、アイディア一発勝負といった感じです。
日本以外ではアジア圏でカプセルトイの売上が伸びているが、欧米では「大人は関心を持つべきではない」という風潮があるという。