拍手!2拍手!3拍手!4拍手! (記事が良かったら拍手しよう)
読み込み中...
スポンサーリンク

夏休み、宿題代行業が繁盛 いくら稼げる?

58
引用:http://entameparadais.com/wp-content/uploads/2015/07/%E3%82%B9%E3%82%AF%E3%83%AA%E3%83%BC%E3%83%B3%E3%82%B7%E3%83%A7%E3%83%83%E3%83%88-2015-07-22-17.06.58.png

宿題の代行業者の存在がテレビで大きく取り上げられ、教育ママパパや有識者に批判されていた。

ところで宿題を請け負う側の人は、それでいくら貰えるのでしょうか。

高額報酬がゾロゾロ

夏休みには子供達の宿題を代行する「宿題代行業」の存在が話題になり、賛否の議論を呼びました。

代行の善悪の判断は彼らに任せるとして、代行屋はいくら稼いでいるのかが気になります。

業者のホームページを見ると、宿題のお手伝いをする料金と書かれていて、結構なお値段になっている。


料金は小学生から、丸写しが一文字0.8円で、1ページおよそ800円相当となっている。

計算ドリルや漢字ドリルは1冊7000円以上からで、問題数によって変動します。

ドリル1ページのばら売りは、問題数や難易度で200円から600円になっている。

1問ずつのばら売りでは1問300円からだが、5問以上が最低注文数となっている場合が多い。

読書感想文や作文は頭脳労働(?)のためか高額で、400文字ごとに2500円となっている。

むろん本が無い場合に用意する料金は別になる。

英文の翻訳は一段落ごとに2000円で、絵を描くような作品系は一作1万8千円からと非常に高い。

立体創造物(紙、木工、粘土など)は制作費だけで7000円以上で、材料費込みで1万円以上になるでしょう。

自由研究は時価となっていて、まるで銀座の高級寿司の料金のようです。

儲けるのは業者だけ

これらが『最も安い』小学生用プランで、中学生・高校生・大学生・社会人と進むにつれて、割り増し料金になる。

これで仕事がどんどん集まるようなら、なるほど宿題代行で起業するのも悪くない、と思えるほど高収入です。

業者では大人向けの「作曲」や「著作」も代行していて料金は20万円以上だが、ゴーストライターではないだろうか。

無論これは業者が請求する金額なので、業者を通して請け負った人の取り分は、もっと少ないでしょう。

だがネット等を通じて自分で仕事を取る事ができれば、これらが丸儲けになります。

理研の小保方さんで有名になった卒業論文も請け負っていて、20万円で立派な卒論を書いてもらえます。

こうした代行業者は「在宅ワーカー」などとして、宿題を請け負う人もネットで募集しています。

つまり業者は宿題を親から受け取ってワーカーに流し、料金をピンハネして儲けています。

問題を解くワーカーはいくら貰っているかというと、小学生のドリルは1問20円程度だそうです。

さっきの料金表では小学生のドリルでも1問80円から100円は取っていたので、7割は業者が抜いています。

起業して自分で仕事を取れば、かなりの値下げをしても業者の下請けより、ずっと単価が増えるのが分かる。

起業すると、自分が苦手な科目を引き受けてくれる人を探す必要があるので、成功すると業者になってしまう。

言うほど儲からない?

宿題の特徴は多くの場合期限が「明日」だったり「今日」など緊急を要する事で、特定日に集中しやすい。

すると一人よりは、仲間何人かでグループを作るほうが対応しやすいのが分かります。

夏休みの最後の数日は、全員が1週間近く徹夜になるそうなので、思ったより大変です。

こうした宿題を他人に依頼するのは、ドラえもんで言えば「ジャイアン」タイプじゃないかと想像する。

だが現実には勉強が得意な「できすぎ君」タイプの子供が、宿題が簡単すぎるので親がやらせない事があるという。

他の子供が掛け算の九九を習っているときに、分数問題をやってるような子が、バカらしくて出来ないケースもある。

ワーカーはいくらの収入になるのかという事ですが、1問20円のドリルを100問解いて2000円です。

しかも回答には途中の計算式を書き、説明文をつけるそうなので、100問で2時間は掛かるでしょう。

軽く計算しただけで、牛丼屋のバイトより儲かるとは考えにくい。

読書感想文など創造的な文章が得意な人は、一文字1円か2円程度の報酬が貰えるでしょう。

だが感想文は「本を読む」作業が必要で、自由研究も執筆に取り掛かるまでの準備が必要です。

確かに自分で請け負えば高収入になるが、ワーカーだと近所でバイトした方が良いかなとも思えます。

タイトルとURLをコピーしました