中古車オークションは古物商登録すれば参加できる
引用:http://livedoor.blogimg.jp/norinews/imgs/b/0/b0ea03c6.jpg
個人で中古車売買して利益を上げる人が、数年前から増えてきています。
ハードルが高く赤字のリスクも自分で背負う事になるが、大きな利益が出る事もある。
個人で中古車転売
新しいビジネスではないが、インターネット取引の普及によって、個人で中古車転売をする人が増えています。
インターネット売買やネットオークションに参加すれば、全国から自動車を買いつけできる。
ちょっとした駐車場と最初の買い付け資金があれば、副業や開業も可能になっています。
中古車が他の商品の転売より有利な点は、価格が高い事、これは欠点でも利点でもあり、価格が高いから利益も大きい。
自動車より高価で転売できるものというと、不動産や船、宝石くらいしか思いつきませんが、これらを副業にはし辛いです。
中古車には10万円以下から数千万円まで、予算に応じた選択肢があり、手続きもなんとか個人でできる範囲です。
中古車転売ビジネスに必要な準備は何かを考えると、仕入れて売却するまでに駐車スペースが必要です。
中古車を仕入れるのに必要な資金も要るし、ネット環境や手続きに関する知識が必要になります。
個人でも可能とは言うものの、転売としてはハードルが高いので参入する人は限られ、取り引き数もそう増やせない。
だからこそ中古車転売は、他の商材のように価格下落や薄利競争が起きにくく、安定したビジネスにできる。
参加しづらいからこそ「ライバルが限られ儲けも大きい」のでした。
数百万円の自己資金や、駐車場の土地を所有していなくても、中古車転売で儲けている人たちがいます。
金なし土地なしで出来る?
中古車転売にはいくつか種類があり1、『国内で仕入れて国内で販売』2、『国内で仕入れて海外で販売』3、『海外で仕入れて国内で販売』
1がもっとも簡単で3は素人には難しいので、選択肢は自動的に1だけになります。
英語が得意だったり海外と取り引き経験がある人は、それらの方が利益が大きいかも知れません。
2の『国内で仕入れて海外で販売』については、外国から注文を受けてから希望の車種を仕入れるので、確実で費用負担が少ない。
海外から代金を受け取ってから車を仕入れるので、自己資金なしで買い付けて、そのまま港に送れば駐車場も不要です。
これには海外の業者との繋がりが必要で、相手から見ると見知らぬ日本人に送金したら、そのままばっくれるかも知れない。
従って海外輸出などの展開は、国内から国内への転売をしていく中で、他の人の紹介などでルートができるのが一般的なようです。
国内だけで転売する場合、普通の中古車屋さんから購入して別な中古車屋さんに売っても、当たり前ですが損をします。
業者は所有者から買い取って、個人客に直接販売するから途中の何割かが利益になります。
この中で儲けるには個人客から直接買い取るのが一番儲かりますが、そんな事は出来ないので業者から仕入れる事になります。
中古車屋さんは買い取った自動車を全て自分の店で販売する訳ではなく、他の業者に販売価格より安く転売しています。
インターネットを利用すると個人でもこの業者オークションに参加できる所があるので、ここで買い付けます、
リスクは自分で負う事になる
業者オークションで中古車を買い付けたら確保した駐車場に保管しますが、遠方からだと送料がかかります。
同じ県内や近隣なら輸送費は安いが、遠方だったら非常に高価になり赤字になるという事も考える必要があります。
自分が北海道や沖縄など日本の中心から離れた地域に住んでいたら、一旦自分の居住地に運ぶのは難しくなります。
そういう意味では関東圏や近畿圏など人口が多い地域に近いほうが、中古車転売には参加しやすい。
輸送費を節約するために、自分で運転して運ぶ人も居て、ここが利益を生むポイントになる。
仕入れて保管した中古車を販売する場所としては、やはりネット上の自動車オークションや中古車サイトになります。
自動車以外の商品転売では、仕入れた商品が1か月後に価値が暴落し、無料でも引き取り手が無い事態が起こりがちです。
「妖怪ウォッチ」とかの流行商品は、その時は良くてもタイミングを外すと捨て場所にすら困るようになる。
自動車は年数や状態による価格がほぼ決まっていて、正しい判断をすれば、仕入れた車が捨て値になる事はない。
そういう意味では流行のグッズを大量に仕入れるよりも、中古車1台の方が背負うリスクが少ない。
むろん思った価格で売れなかったり、予想外に経費が掛かって赤字になる事があるでしょう。
またネット上で買い取った中古車には、経歴詐称や事故歴隠しのリスクもついて回ります。
古物商資格が必要
業者から仕入れるには個人で業者オークションに参加すると書いたが、自分が業者になってしまうと有利です。
業者の資格とは中古車店を開くとかではなく、『古物商』に登録して有資格者になります。
良くゲームとか中古品買取のホームページに『古物商登録番号xxxx』と書いてあるあれです。
古物商に登録すると個人でも中古車バイヤーという事になり、中古車店でも業者価格で販売してくれます。
その価格は物によっては市販価格の半額以下だったりするので、最強の武器とすら言えるでしょう。
『古物商』は誰でも登録できるが、業者登録は実店舗を持っていない人には厳しいと言われます。
オ-クションやネットショップで販売をしていても、警察署の審査で跳ねられたりするようです。
この審査には明確な基準はなく、警察署によっては緩かったり厳しかったり、色々あるそうで登録できたらラッキーです。
だが古物商には「個人」としての登録も可能で、こちらは犯罪歴などの審査が中心で、業者登録よりもかなり緩い。
ネットで中古車を掲載する「xxセンサー」とかの紹介サイトは、個人でも掲載できる場合が多い。
10台まで5万円とか1ヶ月数万円で、数台分の宣伝スペースを買えるので、ここで売ることも可能です。