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カーシェアリングが急成長で身近な存在に 前年比45%増

カーシェア車両にはこんなシールが貼ってある
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引用:http://blog.carsharing360.com/wp-content/uploads/2015/09/Carsharing_Times_Car_Plus_Mazda_Demio-e1441372153855.jpg

自動車を他人と共有するカーシェアリングが急成長していました。

事業者が車両を用意して短時間だけ貸し出すタイプが、特に利用者に受けています。

カーシェアが急成長

多くの人で自動車を共有する「カーシェア」は世界的に見て、徐々に増加しているが、日本では急成長していました。

日本で伸びているのは事業者が車を用意して、会員になった利用者が料金を払うタイプで、一見レンタカーと同じに見えます。

いったいどこが利用者に受けていて、いままでのレンタカーとは何が違うのでしょうか。


カーシェア事業で業界トップは「パーク24」というお馴染みのコインパーキング会社で、自社の駐車場に車を置いてある。

シェアリング事業はレンタカー事業と同じく、最初に「自動車と敷地」が必要で、初期投資が大きく黒字化に時間が掛かる。

その上レンタカーは一見さんがお客だが、カーシェア事業では会員に入会してもらう必要がある。

「パーク24」の説明では自社には最初から駐車場があり、車両はマツダレンタカーを買収し、駐車場会員に貸し出している。

これで他社より少ない初期投資で多くの会員を集めて、いち早く黒字化を達成して、さらに業績は伸びているそうです。

他のカーシェア事業者も伸びているものの、車両増加に伴って初期投資も増加するので、黒字になっている企業は少ない。

調査によると日本のカーシェア人口は68万人、車両数は1万6千台で普及率は世界でも上位に位置している。

増加率は前年比で会員数が46%、車両台数が335増など急成長と言っていい増加ぶりです。

カーシェアリングとは?

カーシェア事業者とは駐車場に車を置いておき、会員になった利用者が使用を申し込んで、使った分だけお金を払います。

これだけ聞くとレンタカーと同じで、実際8時間とか12時間借りるとレンタカーよりかなり割高になります。

カーシェアは15分から車を借りる事ができ、申し込みは会員になっておけば電話やスマホで完了します。

子供の送り迎えに15分だけ借りたいとか、買い物で30分だけ、知人を駅まで送りたいなど短時間の使用ができます。

料金は15分206円で、他に月額基本料金1030円と、初期費用1550円が必要になる。

月額基本料金は同じ金額の無料利用権がついてくる事が多いので、実質的な負担はありません。

30分の利用を週6日すると、一週間では2472円で、一ヶ月では9888円になります。

(料金はタイムズのデミオクラスで、大型車では当然高額になります)

普通のレンタカーは一日借りれば割安になるが、短時間の利用を繰り返すと非常に割高になるでしょう。

自分で車を所有する事を考えると、車両代と維持費だけで数万円で、駐車場を借りるとさらに1万円は掛かってしまいます。

自治体がカーシェア事業を運営する例も多く、休日に使われない公用車を貸し出したり、観光客向けのカーシェアをしている。

観光客は一日レンタルするレンタカーより、15分から借りるカーシェアの方が利便性が高く、各地で好評だという。

車両はこんな風に置かれている
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引用:http://www.tokei-net21.com/kitakyushu/wp-content/uploads/2013/05/3d1bc8a03c31826a657b5bf91d17ad87.jpg

参入事業者が増加

2014年の市場規模は、ユーザー支払金額で前年比45%増の154億円だった。

急成長を受けて、企業のカーシェア事業への参入が相次いでいる。

ファミリーマートはタイムズ24と提携して、店内で入会や申し込みが出来るようにし、店に車両を置く事にしている。

ファミリーマートはオリックスとも既に提携していて、カーシェア部門をさらに強化しようとしている。

DeNAは個人が所有する車を共有するサービス「Anyca」(エニカ)を発表しました。

事業者は車両や駐車場を用意する必要がないので、参入の初期費用は少ないが、受け入れられるか注目される。

1台を1日借りると車種によって3000円から5000円程度で、レンタカーより低料金で借りれる。

替わりに個人が所有する車なので時間の柔軟性は乏しく、急な申し込みや短時間利用には対応できないようだ。

当面は東京でサービスを行い、既に200台の登録車両を確保したと発表している。

カーシェアの利用には『裏技』があり、15分の料金でも実は25分利用できるのだという。

それは事業者が貸し出し時間に余裕を持たせているからで、シェア時間の10分前くらいから鍵を開けて使用できる。

利用には「給油」「エコドライブ」「清潔さ」などでポイントが加算されて割り引かれる。

車を買うほどは使わないが短時間利用したい人にとっては、上手い選択肢かも知れない。

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