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西村博之氏、海外の巨大掲示板4chanの管理人となることが発表

2ちゃんねるを一躍有名にしたのは「バスジャック事件」だった


引用:http://articleimage.nicoblomaga.jp/image/135/2014/9/b/9b4307d30c7bf0023f62c9022784bb3e0516363e1391351165.jpg

2ちゃんねる創設者の西村博之氏がアメリカの巨大掲示板を買収したと発表されました。

西村氏は2014年のクーデターで2ちゃんねるを追放され、現在は関わっていません。

2ちゃんから4ちゃんへ

2ちゃんねる創設者の西村博之氏が、海外の巨大掲示板を買収し運営者になったと発表されました。

謎に包まれたこれまでの活動を振り返ってみたい。

アメリカの匿名画像掲示板「4chan」でひろゆきこと西村博之氏38歳が新たな管理人になったと9月21日に発表した。


New York Timesによると西村氏が4chanを買収してオーナーになり、自ら管理人になります。

匿名画像掲示板は2000年頃に日本で流行していた新しいスタイルで、2003年にMootことクリス・プール氏が4chanを立ち上げた。

クリス・プール氏は当時15歳と書かれてるので、現在は27歳という事になります。

4chanは月間訪問者は2000万人、月間PV6億人、累計PV422億人に達していて、世界でも有数のトラフィックを維持している。

反面広告は掲載されていないらしく財政難で何度もサイト閉鎖の憂き目にあっています。

欧米には匿名で書き込める掲示板は少なく、貴重な存在である反面、フェイスブックのようにメジャーな存在にはならなかった。

4chanで「名無し」を意味するアノニマスはソニーへのハッカー攻撃などで有名になったが、4chanユーザーが関わったのかは分かりません。

収益性の無さという点で日本の2ちゃんねるなどの掲示板と異なっていて、日本の掲示板は広告や何らかの収益で運営されている。

おそらく西村博之氏は4chanをボランティアで運営するつもりは無い筈なので、何らかの収益を確保して事業として行う筈です。

2ちゃんねるを創設

西村博之氏は1976年に神奈川で公務員の長男に生まれ、1998年に最初のホームページ「Hirox’s room」を開設しています。

内容は良く分からないが裏情報サイトと見られ、後に「実録!交通違反をもみ消して罰金を払わない方法」に変更しています。

1999年に『2ちゃんねる』を開設し2ch.netを取得して現在の2ちゃんねるが始まりました。

2002年に東京プラス株式会社を設立し、2003年に未来検索ブラジルを設立、2005年にニワンゴ取締役に就任しました。

2008年にティーケイテクノロジー取締役に就任と、10年ほどの間に次々にネット事業を成功させてきた。

これらの株式を現在も保有していたり役員に留まっていて、これが主要な収入源とみられています。

この後西村氏は2ちゃんねるを巡る裁判に巻き込まれて、表立った活動が減少していきました。

2012年に投稿者が掲示板に書き込んだ内容を知りながら放置したとして、犯罪幇助の疑いで書類送検されました。

この事件をきっかけに掲示板の書き込みは管理者の責任となり、掲示板が次々に閉鎖される原因になった。

裁判は結局不起訴になったのだが、ニワンゴの代表取締役を辞任しています。

2009年、2ch.netをシンガポールの実業家に譲渡し、自らは管理人から退いたと発表しました。

このとき以降、西村氏は公式には2ちゃんねると関わりを絶った事になっているが、自ら掲示板に書き込んだり、掲示板について発言していた。

2ちゃんねるは常に騒動の中心だったが、西村氏が去ってから問題が起きなくなり、話題にもならなくなった。
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引用:http://pds.exblog.jp/pds/1/200701/16/74/c0056074_23301294.jpg

2ちゃんねるを追放される

警察の捜査に対して西村氏は書き込み履歴の提出を拒否するなど、終始非協力的な態度を通し、警察の怒りを買ったようである。

2013年には西村博之名義で「2ちゃんねる」の商標を出願しているので、「管理人」は止めても「オーナー」には留まっていたようです。

2013年8月、西村氏がパケット社から受け取った約1億円を申告しなかったとして、東京国税局が3000万円を追徴課税したと報道された。

この税務調査によって、西村氏は2009年以降も2ちゃんねるの支配者でオーナーだという事が明らかになった。

2014年に経営権を西村氏から奪い、2ちゃんねるから追放するクーデター事件があったとされている。

元々2ちゃんねるは西村氏の親族が経営する、株式会社ゼロが運営していて西村氏はゼロから報酬を受け取っていたとされる。

しかし別な事件の捜査などで警察と対立し、西村氏が設立したティーケイテクノロジーにサービス会社を移しました。

ここら辺から2ちゃんねるは混迷を極めていき、2013年8月に「●流出事件」を起こしました。

「●」とは2ちゃんねるの過去ログ(書き込み)を読むことが出来る有料のポイント制度で、主要な収入源になっていました。

この後クーデター事件が起き、運営の何人かが共謀してジム・ワトキンスと共に、西村氏を追放したとされている。

西村氏はネット上で「2ちゃんねる」を乗っ取られたと発表したが、裁判や警察対策のため、登記などの手続きをしていませんでした。

乗っ取りグループ?はこの点をつき、西村氏は2ちゃんねるの正当な権利者ではないと主張した。

このあと西村氏は「新2ちゃんねる」を立ち上げたがパッとせず、本家2ちゃんねるは「●」を売る商法から広告ビジネスに転換した。

西村氏は2ちゃんねる時代つまり2000年頃から2013年頃まで、運営会社を通じて毎年数千万円を受け取ったと見られている。

資産は海外口座に振り込まれ、おそらく西村氏の名義ではないので、裁判で負けても1円も支払わなかったとされている。

東京国税局が2013年に指摘したところでは、西村氏は2009年からの4年間で3億5000万円を稼いでいた。

年収1億円近かった訳で、他にも収入があったとすれば、20億円と噂されている西村氏の資産は、妥当という事になります。

ともあれ「銭ゲバ」いやビジネスが上手い西村氏の事だから、4chanも上手く収益化するのでしょう。

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