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インドネシア高速鉄道を中国が受注 左派政権の裏切りか

今回の計画は全体の一部
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引用:http://www.jakartashimbun.com/images/2014/2014-01-30-01-21-44_1.jpg

白紙撤回したと表明していたインドネシアの高速鉄道は、何故か中国案を「歓迎する」事になった。

だまし討ちのような展開からは、現政権と中国との黒い関係が連想される。

突然の裏切り

インドネシアのジャワ島を縦断する高速鉄道計画は不透明な展開の末、中国案が採択されたと報じられました。

約870キロの高速鉄道計画のうち、首都ジャカルタからの140キロが今回の計画で、日中が争っていました。

ジョコ大統領は9月3日「どちらも受注せず、中速度の鉄道に変更する」と述べた。


日中両国の大使を呼んで、中速鉄道の新たな提案をして欲しいとも説明していました。

だが9月29日、ソフアン国家開発企画庁長官が菅官房長官に「中国案を歓迎する」と語った。

ソフヤン長官は「中国から財政負担のない提案があった」事を挙げ日本の提案を採用しないと話しました。

中国側の提案は明らかにされていないが、インドネシアは「政府の債務保証」「財政負担」に難色を示していた。

この事から中国は「インドネシア政府の負担なし」「政府の債務保証もなし」の提案をしたと見られている。

無料で鉄道が出来るわけが無いので、民間の鉄道会社を作って会社の債務とし、政府と切り離したと想像できます。

破綻しても政府に支払い義務が無い民間会社という形式は、台湾の新幹線計画に似ている。

台湾新幹線は建設時の債務が重くのしかかり、事実上経営破たんしています。

世界の高速鉄道の多くは政府が建設費を支払うことで、経営が成立している。

現政権は中国寄り

インドネシアは資源産出国で、中国の好景気を背景に資源輸出で大儲けしたが、現在は経済破綻し財政難になっています。

国内では「中央だけを優遇するな」「新幹線より釣り橋を作れ」という日本の民主党のような言い分が人気を得ている。

そこで政府は新たな鉄道計画には1円も支払わず、日本や中国が「勝手に金を出して建設する」事にしました。

日本の提案は中国より建設費が安く、しかも金利0.1%という破格の提案をしたと伝えられています。

140キロの高速鉄道建設に必要な予算は50億ドル(約6千億円)で、そのうち5000億円を年利0.1%で融資する。

中国は価格と金利は日本より高かったが、2年で完成させると約束しました。

中国案では総工費60億ドル(約7000億円)全額を融資し、年利2%、たった2年で完成させる計画を提示しました。

インドネシア政府は両国の提案を否定し、時速300キロ以上ではなく、時速200キロ以下で低価格な計画を望んでいると発表した。

その後中国は新たに「負担ゼロ」の再提案をしたとみられます。

日本政府ののODA(政府開発援助)はインドネシアが長期間第一位になり、圧倒的な援助を行ってきました。

だが中国はインドネシアの民主党のような不満勢力を支援して政権を倒し、親中政権の樹立を助けるという方法でひっくり返した。

インドネシア政府は金銭的な理由を挙げているが、「中速鉄道に変更した」と言いながら中国と秘密交渉をしていた。


支払う見込みの無い建設費

この手口を見ると白紙撤回した後中国案に決まっていたようで、日本を斬り捨てる機会を探っていたとしか思えません。

インドネシアでは2014年10月に選挙で与党が敗れ、日米寄りの政権から中露よりの左派政権に交代しました。

自民党が敗れて民主政権になったのと同じことで、旧政権の事業は次々に「仕分け」されている。

日本はスハルト時代からインドネシアを支援しているので、現政権には「敵対勢力陣営」という事です。

インドネシアの若者の失業率は20%を越えていて、新政権下でも経済が悪化し続けている。

通貨ルピアが17年ぶりの水準に下落し、通貨危機の様相も呈してきています。

国民の不満は高まっていて、決まったとされる中国案も、経済状況次第でどうなるか分からない。

現政権下では中国寄りの政策が続くと思われるが、基本的にインドネシアは中立を基本政策にしている。

急に中国一辺倒になるとは考えられないので、次の機会を狙えば良いのではないか。

民間企業が建設して営業利益から中国に建設費を支払うという計画では、利益が出なければ支払わないという事でもある。

鉄道会社を計画倒産して建設費を踏み倒すのも可能な訳で、日本として受けれる話ではない。

気持ちを切り替えて米国やタイ、インドなどの受注を目指したほうが良いのではないか。

コメント

  1. 満鉄 より:

    ポーツマスのあと、アメリカは満鉄よこせって日本に。それが、日本の不信をかう。ロシアはしつこく満鉄にせまる。中国って今帝国主義なので、インドネシアに植民地鉄道をもとうとしている。

  2. 内丸盛夫 より:

    中国が出す条件で日本が受注したらそれこそ、国益を無視した無謀受注と批判は必至だ、
    日本はキャンセルになった事を喜ぶべき、そしてインドネシアに対して外交方針を変更したほうが良い、実際この高速鉄道は約束どうり完成するかコケるか事故るか大いに見ものだゆっくり見物しよう

  3. 名無し より:

    インドネシアの新政権はシナチョン民主党だから。
    インドネシアの民主党が倒れるまで放置しとけ。
    2年で建設=オカラ工事。それも中国人労働者
    が大量に押し寄せ、工事を手抜き中抜きして2年
    で欠陥工事完成だから崩壊する。

  4. ナカソネ より:

    インドネシアを非難しないのはネトサヨか?
    政府保証は常識

  5. 名無し より:

    政府保証を求めた日本と求めなかった中国
    負けて当然
    インドネシアを叩くのはネットウヨ

  6.   より:

    汚い国と民族だ。
    こんな国なんか支援するな。
    ODAも止めて、放っておけ。

  7. 名無し より:

    北四国の半分の距離だから、たいした利益にはならないよ。
    それよりも四国に新幹線作ってほしい。もう秘境だからね。四国だけ。岡山、広島や山口と距離は変わらないのに。それに、もともとインドネシアは貧乏国だから。ODAと思ってやらないと。じょこが大統領になる前は、軍事政権が中国とズブズブだったから。むしろ、中国有利とわかりながら、日本が負けたと大騒ぎするマスゴミがよろしくない。

  8. aspx より:

    日本の案だと、日本の機体傾斜技術が必要なので支那製は間違いなく速度が落ちるでしょう。まあ電車よりはマシですけど。

  9. 冴侘 より:

    メキシコのゴタゴタ再現?
    日本のルート調査資料横流し?
    厳しい自然環境
    地震国
    ご随意にどうぞ…

  10. より:

    未開な途上国には未開な途上国の製品がお似合いなんじゃね www

  11. より:

    選ぶのは自由だがさすがに切り捨て方が酷いな。さすがに舐めすぎやろインドネシア。インドネシア人は義理人情や恩は一切皆無の中韓と同じ人種だという事が分かった。
    おい!インドネシアは今日から敵国だな。お前らこれから助ける事はないから覚悟しとけよ。これからは中国に頼れや。
    日本人は受けた恩も忘れないがこんな扱いされた事も忘れない。よく覚えとけや。

  12. ナカソネ より:

    名無しさんのいうとおり、確かに敗因の理由は分析しなければいけませんが、今回のインドネシアの件は中国が面子重視又はあせりで、ほぼ無償譲渡したというべきだと思います。個人的にはこんなことアメリカや他のアジアで持続出来るとは思えません。中国の財政も余裕があるとは思えませんし、それ以上に最近国内のネットで中国政府の対外援助や債権免除に対して批判が殺到しているらしいですよ。(もちろん削除されていますが)国内の福祉を放置してけしからんということです。今回のインドネシアの件も同じみたいですよ。世論も追いていかないと思います。

  13. 名無し より:

    読売新聞の意見だと中国への過小評価が敗因としてるね。今後のアジアでの鉄道ビジネスにおいては、インドネシア敗戦は痛いらしい。外務省高官は「安かろう悪かろうでいいならそれでも結構」と開き直っているそうだが、理由はどうであれ敗戦は敗戦だろ。敗因を分析して対策打たないとアジアや米国も根こそぎ中国にやられるよ。

  14. 暗黒星雲 より:

    皆さんに同感
    そのうち馬脚を現す。

  15. ナカソネ より:

    中国は大風呂敷をしいて、後で投資や工事が中断するケースが増えていますよね。個人的にはアメリカでのボーイング300機購入の話も本当に買いきれるか疑っています。
    当然、インドネシアの話も同じだと思います。

  16. より:

    後で損失被るよりは中国で良かったのではないかと。中国のお手並み拝見させてもらいましょう。

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