自転車乗りの天敵「放置自転車撤去作業車」
引用:http://3.bp.blogspot.com/-k2NIkkuNNjM/UWLTuH-5HBI/AAAAAAAAAHA/2XKpB-6aPS8/s1600/IMG_0148.JPG
都会で自転車に乗っている人にとっては忌々しい「放置自転車撤去」、放置じゃなく止めて置いただけだと言っても通じません。
東京では引き取るのに5000円もかかるので、残りの使用期間によっては、新しく買った方が安い。
放置自転車予算180億円で35万台を撤去したとすると1台当たり5万円にもなり、もう少し低く見積もっても4万円程度です。
チャリンコ1台を撤去するのにどうして4万円も掛かっているのか、その前に撤去に関する収入を見てみます。
4割超が5000円払って引き取ったのは結構高確率ですが、微々たる収入にしかなっていません。
次に放置自転車の売却益ですが、取りに来ない自転車は自転車屋に売ってしまいます。
駐輪場の利用料は数十億円で収入のほとんどを占め、東京都は支出に駐輪場の建設費を含めている。
放置自転車の撤去にかかっている直接費用は約22億円、撤去自転車の保管費用が約13億円、広報などに6億円かかっている。
実際の撤去と保管にかかっている費用は23億円で、150億円以上の大半は「駐輪場の用地買収と運営費用」でした。
引用:http://blogs.c.yimg.jp/res/blog-11-1b/kanameken/folder/1293646/43/37347843/img_0
2012年の場合23億円で60万台を撤去したから、本当の1台当たりの撤去費用は、1台当たり3833円でした。
撤去費用の実際が分かりましたが、恐らく東京都は「こんなに凄いコストが放置自転車に掛かっている!」という意味で誇張したいのでしょう。
さて1台3800円で回収された自転車の6割以上は持ち主が取りに来ないので、自転車屋に売却される事になります。
持ち主が取りに来ない40万台のうち、13万台が再利用され、27万台は廃棄されたようです。(2012年)
日本では1万円台で新車のママチャリを買えるので、6000円で中古を買うより1万円で新車を買う人が多いからです。
自転車屋は3000円以下で仕入れて修理や調整し、必要ならタイヤ交換をして6000円から8000円で売っています。
ママチャリは新車でも1万円から1万5000円なので、中古としてはかなり割高なのが分かります。
1万円の自転車に3年乗ると、後輪が薄くなり交換が必要になりますが、自転車屋では6000円くらい取られます。
自分の自転車が撤去されたときに5000円払って受け取るか、そのまま捨てるかは考えどころです。
もし2年近く乗っているなら後輪が磨り減っているので、もう1年乗ればタイヤ交換で5000円以上掛かります。