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テキサスで日本の新幹線建設が確実、中国受注は作り話だった

アメリカには多くの高速鉄道計画があるが、政府は原則、金を出さない
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引用:http://f.st-hatena.com/images/fotolife/a/asaokitan/20100129/20100129093100.jpg

テキサスの高速鉄道で日本のJRがパートナーになり、高速鉄道を建設するのが決定的になりました。

一方中国は習近平訪米に合わせて「アメリカで採用」と発表したが、実態が無いと指摘されている。

テキサスで日本の新幹線を建設

アメリカのテキサスでは、ダラスからヒューストン間(約400キロ)を走る高速鉄道が、いよいよ実現しようとしています。

アメリカの高速鉄道は昔から計画だけは在ったが、いざ実施段階になると予算の目処がつかず、いずれも立ち消えに成っていました。

事業主体の「テキサス・セントラル・パートナーズ(TCP)」は投資家から約7500万ドル(93億円)の出資を集めたと発表した。


約100億ドルに及ぶ建設費の一部分に過ぎないが、2021年の開業を目指しています。

JRは700系をベースにした車両を投入し、約1時間半で結ぶ計画を提案しています。

日本政府は計画を後押しするため、「海外交通・都市開発事業支援機構」や「国際協力銀行(JBIC)」の融資を検討している。

テキサスの計画は米運輸省による環境評価が始まっていて、感触は悪くないといわれています。

JR東海の柘植康英社長は8月に都内で行った記者会見で、計画は前進していると語りました。

他の多くの国の高速鉄道は国が建設するが、アメリカは民間企業が勝手にやる事になっています。

因みに西部開拓時代以降の鉄道ブームでは22万キロもの鉄道を建設し、現在も貨物輸送の80%は鉄道で行われています。

アメリカでは鉄道が衰退しているというニュースが良く流れますが、それは人を運ぶ旅客列車だけの話しでした。

旅客輸送は完全に飛行機と自動車に奪われましたが、排気ガスやCO2など様々な問題から、鉄道への回帰が望まれています。

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アメリカの高速鉄道は民間が勝手に作る

問題は資金集めなのだが、このほど集まった93億円の出資は第一回の募集で、様子見的な意味合いなのだという。

JR東海によると「これほど集まるとは思わなかった」そうで、16年までに1億5千万ドル(約200億円)に増やす。

建設主体となる合弁会社を設立し、17年度に着工し、2021年の開業を目指すとしています。

車両はN700系の改良版の「N700―I Bullet」で、最高速度は300キロ以上になる。

「テキサス・セントラル・パートナーズ(TCP)」はダラス市内に駅の建設用地を取得したと発表し、実現に向けて動き出しました。

事業主体のTCPは新幹線の採用を明言しており、JR東海をパートナーにする以外に選択肢にないとしている。

アメリカの高速鉄道計画では、JR東日本がサンフランシスコ―アナハイム間の高速鉄道の実現を目指している。

JR東海が東部ボストン―ワシントン間の高速鉄道計画の一部でリニアモーターカーの導入を目指す

東海岸のワシントン、ボルティモアではリニア新幹線の採用を狙っており、成功すればニューヨーク線も受注する可能性がある。

JR東海は以前にもアメリカのフロリダ州で新幹線計画を進めたが、リーマンショック後の財政難から州は計画そのものを廃止してしまいました。

代わりにフロリダ州は時速200キロ以下の旅客鉄道に変更し、ドイツの有名企業と契約してしまいました。

このようにアメリカの鉄道計画は決定しても保証がある訳ではなく、ある日中止になったり、白紙撤回される場合があります。

TCPでは建設費の一部を海外の投資家から集める事にしていて、「世界には米国に投資したい投資家がいる」と気勢を上げている。

テキサス高速鉄道は域内の人口が多く、需要が見込める
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引用:http://cdn.abclocal.go.com/content/ktrk/images/cms/automation/vod/419192_1280x720.jpg

ラスベガス新幹線の謎

中国の習近平主席は9月22日に訪米し、25日に米中首脳会談を行い、27日には国連総会で演説を行いました。

訪米に合わせてシアトルのボーイングを訪問し、B737型機など300機を注文し、華々しく発表しました。

もっとも発表直後にボーイング社の株価が急落し、テレビの解説者達は「期待はずれ」を連呼していました。

中国が発注した300機の飛行機は中国国内でボーイング工場を建設して製造するので、「アメリカ人」には何の利点も無い。

トヨタの新しい工場がカリフォルニアに出来るのと同じで、普通の人には何も関係がありません。

この習近平訪米前の9月17日、突如として中国がアメリカで高速鉄道計画を受注したと発表されました。

ラスベガスとロサンゼルスを結ぶ高速鉄道計画で、中国国営企業と事業主体の間で合弁会社を設立し、中国式新幹線を建設する事が決まったのだという。

約370キロを時速250キロで結び、来年9月には早くも着工し、総額70億ドル規模の計画の受注に成功した。

日本の左翼系メディアは一斉に、骨のオモチャを見つけた犬のように「また日本が中国に負けた!」と大喜びで報道していました。

この計画はエクスプレス・ウエストという米企業が進めていたが、特に進展もないままに何年も放置されていました。

実態のないペーパー企業の類と言って良く、それを中国国営企業の「チャイナ・レールウェイ・インターナショナルUSA」が買収しました。

おかしな事に「中国新幹線採用」が発表された9月17日以前には何の発表も無く、入札も事業説明も何もしていません。

習近平訪米のパフォーマンスか

日本だけでなくドイツやフランスの高速鉄道にも一切話はなく、いきなり「中国新幹線採用」と発表されました。

資本金は1億ドルで総費用は127億ドルに達するのに、事業計画が存在しないのです。

資金をどうやって集めるかの説明も無く、もちろんアメリカ政府が建設資金を出す事もありません。

1兆円の事業計画でこんなバカな事がある筈が無く、どうやら習近平が訪米で恥をかかないように「でっち上げた」らしいのです。

アメリカの高速鉄道は民間企業が勝手に建設するもので「建設する」と手を上げるのは自由です。

そこで中国は実態のない高速鉄道推進企業を買い取って、「中国新幹線に決定」と発表し、習近平訪米に花を添えました。

資金調達の説明が無いことからは、この計画は机上だけで、実際に完成させるつもりが無いのを物語っている。

もし工事をするなら中国政府の資金で自腹を切ってやる事になるでしょうし、米政府が許可する見込みも立っていない。

いずれにしてもこれは「受注」や「採用」ではない。

コメント

  1. 在日マスコミ より:

    東京新聞が一面大見出しで報道していたよ。
    日本が孤立した!米国からも見放された!
    アベは米国からも見放された!

  2. より:

    日本のマスメディアはどんな気持ちなのかねぇ…?
    ご主人様が勝ったと思ったら何時ものでっち上げ…
    信用できない中国や韓国が大好きなマスメディアはこうして国民から信用を喪っていくんだろうね
    マスメディアはそろそろ解体されるべきだろう

  3. ナカソネ より:

    今、中国は空手形を連発している。ボーイングの4兆円も絶対払いきれない。(払う気もない)。インドネシアの鉄道も絶対途中で頓挫。中国は資金で面倒見る気は全くない。今の中国は金はないが面子だけで政治している有り様。もう世界は気づいている。いずれ世界は中国首脳の話に耳も傾けなくなるだろう。

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