韓国、国定歴史教科書が復活「人類の起源は韓民族」など

人類の起源は漢民族と教えていました

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韓国はこの10年ほど、民間教科書の導入を進め、2012年からは検定制度に移行していました。

ところが韓国政府が教えていた「人類の起源は韓民族」のような歴史を信じなくなったので、また国定に戻す事にしました。

韓国の教科書論争

韓国政府は10月、中学・高校の歴史教科書を、国が発行する一つの教科書だけにすると発表しました。

今までは日本のように民間のの教科書会社が発行して、国が検定する制度を取っていました。

現在の教科書は来年の新入生までで、国が発行する歴史教科書は、2017年の新入生から使用されます。

韓国の教科書論争は長く続いていて、深刻な対立を引き起こし、政権を揺るがす騒動に発展していました。

教育部長官は「理念の偏向を払拭し、正しい国家観と歴史認識を育てる為には、出版社の教科書の手直しでは不十分だ」と述べました。

この言葉の真意としては、「若者は政府の歴史観を信じていないので、独裁政権の教育に戻す必要がある」と言い換えることができます。

韓国の歴史教科書は、1974年から2011年まで国定教科書だったが2012年から、民間の教科書を使用しています。

前々から存在した韓国の歴史論争が、教科書を巡って火を噴き、激しい対立を引き起こしました。

と言っても日本が侵略したとか、その手の話しではなく、自国政府が押し付けた歴史への疑惑に端を発しています。

1974年に韓国の教科書を国定化したのは、現在の大統領の父の朴正煕大統領で、彼は日本領朝鮮で生まれた日本人でした。

朴正煕は親日家で日本好きであり「韓国より日本の方が良かった」「日本時代は良かった」が口癖で公然と言っていました。

だが朴正煕は軍事政権を始めた独裁者であり、国定教科書によって日本への憎悪を植えつける教育を始めました、

この2面性は矛盾しているようだが、日本の良さを知り尽くしている朴正煕だからこそ、国民に事実を知られるのを恐れました。

韓国は酷い国で、日本時代は朝鮮人は幸せだったなどと知られたら、国民が従わなくなり政権が崩壊するからです。

従軍慰安婦や植民地支配をでっち上げたのも朴正煕大統領で、同じ理由から国民が日本を憎むように仕向けました。

「唯一の歴史」に疑問を持つ韓国人

こうして韓国人は国が作った唯一の教科書の下で、日本を憎悪し、ありもしない植民地支配を信じ込むに到りました。

だが韓国も次第に民主化が進み、外国の情報が伝わってきたり、国が決めた以外の情報に触れる機会が多くなりました。

韓国人のオツムがいくら足りなくても「政府が言っている歴史は嘘ではないか」と疑問に思うようになったのは自然の流れです。

現在の朴大統領の妹、つまり朴正煕大統領の次女は国が定めた歴史に異議を唱え、片寄った歴史教育を辞めるよう姉に要求しています。

「日本は悪くない」「謝罪要求を止めよう」「日本に何度も謝罪を要求し続けるのは不当だ」「靖国神社参拝を批判するのは内政干渉」

だという政府批判を繰り返していて、マスコミや政治家、知識人からは袋叩きにあっています。

だが朴大統領の妹の朴槿令のような考えの韓国人は近年増え続けていて、政府の手に負えなくなってきて居ます。

妹は父の本音だった「日本時代は良かった」、姉のほうは権力者としての父の「日本は酷い国だ」を代表していると言えます。

大戦後の韓国の発展についても、日本時代に基盤が整えられたと考える人が増え、「韓国人が優秀だった」だけで発展したという政府の言い分は苦しい。

北朝鮮が関与したとされる国内の暴動が、民主運動なのか単なる暴動なのかについても対立しています。

朴正煕大統領が始めた独裁政権についても、治安維持などに必要だったとする見方と、ただの犯罪者だとする見方で別れています。

こうした対立が教科書自由化で一気に噴出し、韓国人の歴史観は揺らぎ、朴政権の批判も拡大していました。

「ピザは韓国が起源」「キリストは韓国人」のような荒唐無稽な歴史を韓国人が良く口にするのは、政府が押し付けた歴史から始まっていました。

朝鮮戦争の原因は韓国「にも」あった。日本の統治は良い事「も」あった。のような考えを、韓国政府は教科書国定化によって潰せると考えている。

では最近まで使われていた韓国の国定教科書とは、一体どんなものだったのでしょうか。

日韓併合の前の現実の朝鮮

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韓国国定教科書の中身

日本による韓国併合で中国皇帝による朝鮮の支配は終わり、中国の支配から初めて解放された。

近代化に必要な技術、資金、知識、人材は全て日本から提供され、朝鮮は支配される事で、急速な近代化を遂げた。

その後日本はアメリカとの戦争に敗れて撤退し、南朝鮮はアメリカの植民地（統治下）になった。

朝鮮戦争はアメリカ軍と日本の協力のお陰で負けずに済み、戦後も日米両国の保護の下で、何の苦労もせず経済成長しました。

サムソン電子、現代自動車などは日本企業が無償援助したお陰で企業としてスタートし、長く日本製品のコピーを販売していました。

これが客観的事実ですが、韓国の歴史教科書には当然こんな事は書いてありません。

まず出だしから「人類の起源は韓国人である」と書かれています。

人類の起源は大陸に住んでいた朝鮮族で、最初の文明は古代韓帝国だった。その証拠に韓帝国の支配下にあった中国と日本は発展した。

と書かれていて、進化論を教えておらず、神か創造主から韓国人が始まった事になっている。

韓国人が人類の起源、文明の起源は韓国、そして唐・漢・隋などの中国文明やエジプトまで、韓国が文明を与えたと教えている。

日本に文明を与えたのも韓国で、任那日本府や百済がその証拠で、大和朝廷（天皇）は百済から派遣された韓帝国の家来だったとしています。

農耕の発祥も、文字の発明も、鉄や金属の始まりも、全て韓国で始まったと書かれていが、考古学上の発見とは一致していません。

豊臣秀吉の朝鮮征伐によって、日本は「進んだ文明」を奪ったと書かれているが、進んでいるならどうして毎回負けるのか謎です。

韓国人の９９％は漢字を読めないので、昔の韓国人の著作物を読めず、嘘八百を書いても誰も気づきません。

漢字を併記する事になったが、ここでも賛成派と反対派が対立して、実現しそうにもありません。

国が決めた歴史を信じない人が増えているのも、しょうがない事のようです。