JASRACは不透明な部分があり、独占の弊害が指摘されている
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引用:http://livedoor.blogimg.jp/jyoushiki43/imgs/8/4/84eac366.jpg


日本の音楽著作権管理を独占しているジャスラックから、大手レコード会社のエイベックスが離脱すると報道されています。

ジャスラックは音楽価格を高値で維持して高い印税を払っていた一方で、競争が働かず停滞させたとも指摘されています。


音楽業界の異常な慣習

ジャスラック(JASRAC)は著作権者に代わって事務手続きを行い、ミュージシャンなどの負担を軽減する役割りだった。

しかし今では「唯一の支配者」として著作権者や消費者、レコード会社より上位に君臨し、好き勝手に振舞っています。

著作権者はそれぞれの音楽家などの筈だが、まるでジャスラック自身が権力者のように振る舞い、トラブルに発展している場合もある。
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そのジャスラックからエイベックスが離脱すると報じられ、支配体制が崩壊するかも知れないと言われています。

エイベックス・グループ・ホールディングスがジャスラックに任せていた著作権は約10万曲にも及んでいて、大きな打撃を受けるとされている。

エイベックスは1988年設立のレコード輸入会社だったが、ディスコブームや小室ファミリーが大ヒットし、日本最大のレコード会社に成長しました。


ジャスラックから見てエイベックスは大きな得意先だった筈だが、これを逆さにして見ると、エイベックスが得るべき利益をジャスラックに食われていた事になります。

エイベックスは独自の著作権管理会社を立ち上げて、レコード会社や放送局から徴収する使用料などの獲得を目指している。

著作権管理会社はジャスラックだけが巨大で他は小さな団体だけであり、競争が働かない典型的な悪い業界になっていました。


例えば音楽家が著作権管理を依頼するにはジャスラック以外の選択肢が無く、望まない条件でも飲まざるを得ませんでした。

先ほど書いた小室ファミリーの小室哲哉は、1990年代に大ヒットを連発し、多額の資産を築いたと思われていました。

だが2006年に著作権詐欺事件を起こした時分かったのは、小室自身は著作権を持っておらず「無一文」という事実でした。


彼は著作権を管理会社に譲渡して印税だけを受け取っていて、過去に稼いだ分は投資で失敗して無くしたと言われています。

小室が著作権を譲渡したのはエイベックスだったが、本来の権利者に不利な条件を押し付けるのが、日本の慣習になっている。

音楽家が著作権の譲渡を拒否すると、脅迫紛いの行為をされたり、音楽活動の妨害をされる事もある、という噂を聞く事があります。



著作権管理会社の傍若無人

CDなどの音楽商品の売上、カラオケで歌った売上の一部に音楽使用料金が発生し、著作権管理会社に支払われます。

レコード会社や放送局、カラオケ店、飲食店などの全ての音楽売上の著作権を管理し、国内の著作権市場を独占しています。

CD売上の6%、放送の1.5%の金額が著作権管理会社に入り、管理会社から音楽家などに支払われています。


ジャスラックが著作権市場を独占した結果、レコード会社、配信会社、放送局、カラオケ企業などは不利な条件を飲まされていると言われている。

そのコストは結局消費者が支払っているわけで、「日本のCDなどの値段が高すぎる」とされた最大の原因にもなっていました。

日本のCDや音楽配信の値段は、外国に比べて2倍から5倍にもなっていますが、販売店が値下げしたくても、管理会社の条件を飲まないと販売出来ない。


エイベックスの管理会社はエイベックス・ミュージック・パブリッシング(AMP)といい、全ての著作権管理をここに一元化するようです。

エイベックスのAMP自身は著作権管理をしないので、ジャスラック以外の著作権管理会社に委託する。

管理会社はやはりエイベックス傘下のイーライセンス(東京・渋谷)に委託すると見られています。


浜崎あゆみ、EXILE(エグザイル)、安室奈美恵などエイベックスの人気ミュージシャン多数が含まれているので、影響は大きい。

他のレコード会社もエイベックスに倣ってジャスラックから離脱する可能性は高く、離脱を食い止めるために好条件を提示する可能性もある。

CDの著作権管理手数料が、イーライセンスは5%でジャスラックの6%より安いので、比較するとジャスラックは不利になります。


ジャスラックが管理している楽曲は300万曲なので、エイベックスの10万曲が抜けても圧倒的な支配力は維持しています。

だがその支配力を巡ってジャスラックは音楽ファンを敵に回したり、トラブルを起こしている場合がある。

小さなコンサートや店舗で流す曲の使用料金を一方的に吊り上げたり、商業利用でない使用でも支払い不可能な金額を要求するとも言われている。


著作権管理会社が圧倒的に強大な力を持って、音楽家や消費者を支配している日本の音楽業界が、少しは変わっていくのだろうか。