休憩所を備えた大型店が人気、洗濯機は1台200万円もする
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引用:http://www.igaportal.co.jp/store/files/2011/11/1036_main.jpg


コインランドリーが増え続けていて、クリーニング店の14万店には及ばないが、1万6千店に達しました。

働く女性が増えて自宅で洗濯する時間が無くなり、外でまとめ洗いして乾燥もさせるので需要が増えています。


コインランドリーが急増している

コインランドリーといえば昔なら苦学生や単身赴任サラリーマン、冴えない独身男が利用するイメージでした。

今はアパートやマンションでも洗濯機を設置する場所があり、洗濯機の無い家庭の方が珍しい時代です。

斜陽産業の仲間入りをして消えつつあるのかと思いきや、近年コインランドリーが急増しているという。
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2005年に1万3746軒だったコインランドリーは2013年に1万6693軒に増えました。

さらに遡ると2001年は1万2502軒1996年は1万0228軒、9割以上はコインランドリー専門店、つまり無人のランドリーでした。

厚生労働省の調査では、日本のコインランドリー店舗数は毎年5%前後の伸率で順調に増えているそうです。


アメリカに比べると、人口当たりの店舗数は半分なので、まだまだ伸びる業界だそうです。(日本コインランドリー連合会)

ネットやスマホの普及で消えていく産業が多い中で、とても鼻息が荒いですね。

コインランドリーは1930年頃イギリスで生まれ、1955年にアメリカでコイン式全自動洗濯機が開発されて全米に普及しました。


日本には1970年頃に上陸し、主に都会の銭湯やクリーニング店の隅に設置されていました。

その後独立した店舗型のコインランドリーが普及し、郊外には駐車場を備えた独立した建物も現れて、地方にも普及しました。

利用者も単身者や学生といったやや貧乏っぽい層から、布団のような大きな物を安く洗いたい主婦などに拡大していきました。



利用者が急増する理由

専業主婦は自宅で洗濯する人が多いが、仕事をしている主婦はコインランドリーを利用する事が多い。

自宅の洗濯機は容量が限られているので、洗濯物が多いと何度も分けて洗濯しなければならず長時間かかります。

それに汚れ物と綺麗なものなど一緒に出来ないものがあり、家族が多いとどうしても2回以上洗濯する事になります。


専業主婦ならコタツでみかんでも食べ、昼ドラマを見ながら待っているのが定番だったが、仕事をしているとそうした時間が無い。

大量の洗濯物を自動車でコインランドリーに持ち込んで、特大洗濯機を使って一気に洗い、乾燥までやってくれます。

その間も買い物を済ませたり子供を迎えに行ったり、洗濯仲間の主婦とお喋りしたり、する事がたくさんあります。


日本でのコインランドリー利用率は6%程度で、アメリカでは20%と言われているので、まだ2倍は伸びると業界では見ています。

それはつまり専業主婦が少なくなるのを意味しているが、実際そうなるかは分かりません。

ところで需要が有るのは分かりましたが、コインランドリーを経営して儲かるのでしょうか。


コインランドリーは洗濯機の初期投資が大きいので、利益を得るまでには長い時間がかかり、儲からないと言われていました。

洗濯機や乾燥機を1台10万円として1回200円ほどの料金を取り、毎日数人ずつ利用したとしても、1年目は赤字でしょう。

布団を洗う大型洗濯機や大型乾燥機は新品で100万円から200万円以上もします。

無人といっても最低限のメンテナンス、掃除などが必要だし、監視カメラなど防犯対策も必要です。



開業して儲かるのか

場所を借りているなら家賃を支払う必要があるので、100円玉をいくら集めても儲けは少なく見えます。

これが自動販売機なら設置場所は道路と建物の隙間なので、少なくとも土地代は必要ないが、ランドリーには店舗が必要です。

実際に開業した人の話しを聞くと(読むと)土地が無い状態で新規に始めるには1,000万円から2,000万円が必要です。


場所を間違えなければ毎日安定収入があるので、金銭のやりくりはそれほど難しくないとの事です。

というより場所選びがこのビジネスの全てなので、場所を間違えたらどうやっても好転しません。

面倒なのはやはり保守点検で、機械の故障は毎日のようにチェックしなければなりません。


もちろん業者に頼めば巡回から修理までしてくれますが、それで利益が出るほど世の中は甘くないです。

家で洗濯せず金を払って洗濯するという事は、汚い物や危険な物も洗濯機に入れられます。

洗濯機そのものが汚れたり、ポケットに入っていた金属が洗濯機を故障させたりします。


無料で洗濯するために機械を壊そうとする人も居て、コイン投入口に何かを差し込んで故障させます。

不審者の出入りも監視する必要があり、女性の衣類が無くなったり汚されると、警察がやって来て管理者が調べられます。

もちろん洗濯機の掃除は毎日しなければ不潔になり評判が落ちます。


こうした苦労を乗り越えて常連客を捕まえて繁盛した頃には、必ずライバル店が近所に出現するでしょう。

流行っているコンビニの近くに別なコンビニが出来るのと同じで、しかも客は新しく清潔な店のほうに行きます。

手堅い商売ですが、ゼロから始めるにはかなりの苦労が必要で、しかも1店だけで生涯安定収入を得るのは困難でしょう。


でも複数のコインランドリーを経営して、それで成功している人は実際に居ます。