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スウェーデン 1年間で人口比2%の難民受け入れ 熱狂と現実

スウェーデンの到る所で難民歓迎集会が開かれ、受け入れは熱狂的に支持された
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引用:http://blogimg.goo.ne.jp/user_image/44/bf/723d74c67cda96eefef84e8bce604f12.jpg

スウェーデンは人口比で、EUでは最も多くの難民を受け入れ、1年間で人口の2%にも達しました。

人道主義から熱狂的に難民を歓迎したものの、受け入れてみると問題が噴出しています。

欧州で最も難民を受け入れた国

スウェーデンの人口は約960万人ですが、難民申請を出した外国人は、9月までで既に18万人に達しています。

2015年の難民入国者は19万人から20万人に達すると予測されているので、総人口の2%以上に相当します。

神奈川県の人口が900万人なので、今年神奈川県に18万人の難民が流入したのと、同じくらいの比率になります。


ドイツでは今年100万人から150万人の難民が流入すると予測されていますが、ドイツの総人口は8100万人もいます。

難民150万人としても人口比では1.8%なので、スウェーデンが欧州で最も多くの難民を受け入れている事になります。

さらに来年の2016年も今年に匹敵する、10万人から17万人の難民が押し寄せると予想されていて、受け入れ能力を超えています。

収容施設は年末までに2万5000から4万5000人分が不足し、難民のための予算は来年、再来年ともに1兆円近く必要になるとしています。

スウェーデンのGDPは約50兆円で国家予算は約25兆円という、とてつもない重税、高福祉国家として有名です。

日本の比率に例えると国家予算250兆円で、国民総所得の50%以上の税金を徴収しています。

それは他人ごとなので良いとして、日本に例えると難民の為に毎年10兆円以上が必要になる感じです。

いくら高福祉で人道主義の国家でもこれはさすがにキツイ訳で、スウェーデンは「もう難民を受け入れられない」と言っています。

移民局には毎日1500人が難民を申請しているので、毎日それだけの新しい住居を用意しなくてはならない。


溢れる難民を山奥に収容

昔の防空壕や仮設テントに収容する事を考えているが、増え続ける難民にはもう対応出来ないと主張しています。

欧州国境からスウェーデンに運ばれてきた難民の中には、不満を抱いている人も増えています。

多くの難民は待遇の良さや経済の発展振りで知られるドイツの難民になりたいと考えていて、将来はドイツ国民になるつもりです。

スウェーデンでは都会の快適なアパートはもう難民で一杯なので、後から入って来る人ほど条件が悪化しています。

最近では隣の町まで車で1時間以上かかる山奥や僻地に、仮設の収容施設を作ってザコ寝させるようになっています。

スウェーデンは北海道より寒いので既に真冬と言える気温で、極地のような場所に運ばれてきた難民たちは、ドイツ行きを要求しています。

マイナス30度の気温の中、プレハブ小屋に仮設トイレのような施設に収容され、歩いていける場所に商店は存在しません。

移民や難民に不満を持つスウェーデン人も増加し、反対運動や事件も各地で発生しています。

10月にはスウェーデン西部のトロルヘッタンの学校で覆面姿の男が、教師と男子生徒を銃で襲う事件が発生しました。

難民収容施設では火災が相次いでいて、10月14日には放火と思われる10件目の火災が発生しました。

同じような放火事件はドイツでも多発していて、いずれも難民受け入れに反対する立場の人が行ったと考えられています。

対策としてスウェーデン政府は今後、難民収容施設建設計画を公表しないことを決めました。

歓迎集会が一ヵ月後には反対集会に変わったが、受け入れた難民を立ち退かせることは出来ない。
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引用:http://jp.sputniknews.com/images/105/37/1053770.jpg

遅すぎた後悔

シリアやアフリカから欧州に陸路で入国する難民が急増したのは8月でしたが、スウェーデンはドイツと共に受け入れに好意的でした。

両国では英雄を迎えるように難民を歓迎し、特にスウェーデンは77%もの国民が無条件で難民受け入れに賛成しました。

ストックホルムを初めとした都市では市民による集会が開かれ、難民を満載した列車は第二次大戦後に、息子たちが戦地から帰還したように大歓迎された。

ただしそうした熱狂は際限なく押し寄せる難民によって、自分たちが追い出されるまでの間でした。

難民に住居を提供するために、アパートの空き部屋、公共施設、体育館、キリスト教会、図書館などから国民は追い出されました。

広場や駅や道路も、溢れた難民が我が物顔で占拠し始め、お決まりの強盗や犯罪が多発するようになりました。

問題が誰の目にも見えるようになってから、ようやくスウェーデンの人々は、もしかしたら早まった事をしたかも知れないと思い始めています。

スウェーデン人は実は人口減少に悩んでいるのだが、移民受け入れで問題を解決してきた典型的な移民政策国家です。

予想では2050年代には本来のスウェーデン人が少数人種になり、移民の方が多数派になるのが分かっています。

難民受け入れによって、その日がもっと早く来るのは確実です。

一度受け入れてしまった移民や難民を立ち退かせるのは不可能なので、スウェーデン人絶滅はもう止められません。

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