奨学金に国の支援は無く、貸した金を取り立てているだけです

引用:http://qbiz.jp/image/box/81fdbfc01e5931f2c46f1bf2e85d4a82.jpg
借金をめぐるトラブルが急増していて、今問題になっているのが奨学金と銀行カードローンです。
2000年代に消費者金融が問題になり、「グレーゾーン金利」が廃止されたりして、問題は解決したと思われていました。
奨学金トラブル
日本労働組合総連合会が2015年に行ったアンケート調査によると、31.7%が奨学金を利用していると回答しました。
奨学金の平均借り入れ金額は約301万円で、親の収入が少ない世帯ほど借り入れが多かった。
親の世帯収入が400万円いかでは約61%が奨学金を利用し、1500万円以上の世帯では約4%に過ぎませんでした。
年収300万円台の親が、300万円を借りて子供を大学に通わせ、その後返済を迫られている実態がわかります。
こうした親は貯金も無く、仕送りなどでギリギリの生活をしているので、新たに返済を迫られても返せない場合が多い。
年収300万円台は少なく感じるが、今や半数近い夫婦が離婚しているので、実は片親家庭の平均的な収入に過ぎない。
母子家庭でパート従業員という場合もあるので、もっと収入が少ない場合も多い。
こうした低収入の家庭でも頑張れば大学を出れるのが奨学金の趣旨なのだが、ただのサラ金業者になっていると批判されています。
奨学金というと学生にお金をくれそうだが、実際にはただの借金を「奨学金」と言い換えているだけに過ぎません。
OECDによると日本の公的教育費は34カ国中最下位で、奨学金も最下位しかも無償の奨学金はまったく無い。
先進国最悪水準の教育支援制度だと言われています。
奨学金が教育支援になっていない
日本の大学進学率は世界でもトップクラスというのは昔の話で、今は世界41位で主要国の下から数えた方が速いです。
ここでは余裕を持って返済できる人たちではなく、親の年収が300万円だったりする人がどうなるかを調べてみたい。
こういう人が東京の大学に入学すると、学費以外にも色々と掛かるので月に10万円以上は借りる事になります。
4年間で480万円を借りて20年で返済するには年間30万円の返済ですが、金利3%がつくので毎月3万2千円円の支払いになります。
人によっては「たった3万2千円」ですが親に余裕がなく、本人も非正規だと生活するだけで精一杯になります。
こうなる根本原因は奨学金には国の援助がほとんど無いという事で、諸外国のように国からの援助ではないのです。
日本の公定金利は約ゼロなのを金利3%で貸しているのだから、経費は掛かっているにしても金儲けと言われても仕方が無い。
奨学金は借金なので取立ては消費者金融と同じで、遅延するとブラックになり、訴訟を起こされ差し押さえもされます。
普通の人の借金の目安として、年収より多ければほぼ返済は困難とされますが、最初から返済は不可能なのです。
親が裕福な人は返済に困りませんが、そういう親は借りる必要もありません。
日本はコネ社会でもあるので、大学を出ても裕福な親の子供は、良い会社に就職する傾向があります。
逆に親の収入が低いと大学を出ても就職に失敗する割合が高く、従って返済不能に陥りやすい。
これでは奨学金の役割りを果たしておらず、国による教育支援が必要だと言われています。
かつてのサラ金より良心的ですが、年収の半分も借りると返済に苦労する筈

引用:https://s-media-cache-ak0.pinimg.com/736x/d2/4e/52/d24e52b2ba1893bb68264dafb5648933.jpg
銀行カードローンとは
麻生首相が作ったいわゆる「サラ金規正法」のお陰でグレーゾーン金利が廃止され、年収の3分の1しか借りれなくなりました。
借り入れ審査も厳しくなり、主婦や自由業などはクレジットカードを作れなくなったとも言われています。
ただし例外が設けられ、銀行がやっている銀行カードローンは規制を受けない事になっています。
この特例措置を受けて銀行ローンは急増し、頻繁にダイレクトメールが郵便受けに入れられるようになりました。
金利だけ守っていれば銀行ローンには事実上規制がなく、利用者が急増しています。
かつてのサラ金と違って金利は年15%以下なので利用しやすいが、借りすぎて返済不能になる人が増えています。
カードローンなので一回ずつ審査を受けるのではなく、カードの限度額まではATMで預金と同じ感覚で引き出せます。
自分のお金と同じ感覚で使ってしまい、気がつくと収入と比較して返済が困難になっています。
悪い事にこの手のカードは使えば使うほど、限度額が増えていく方式が多く、上限が1000万円になる場合もあります。
多くの人は最初30万円とか50万円でカードを作り、数万円を借りるだけですが、それを返済すると限度額が増えます。
借金を返済する事で信用が増すから銀行は限度額を増やすのですが、あっという間に200万円くらいまでは増えます。
借りて返済を繰り返すと限度額が増えますが、月の支払いが10万円辺りで多くの人は「これはやばいな」と気づきます。
そうなってから節約しても借金は中々減らず、長い間返済に苦しむ事になります。

引用:http://qbiz.jp/image/box/81fdbfc01e5931f2c46f1bf2e85d4a82.jpg
借金をめぐるトラブルが急増していて、今問題になっているのが奨学金と銀行カードローンです。
2000年代に消費者金融が問題になり、「グレーゾーン金利」が廃止されたりして、問題は解決したと思われていました。
奨学金トラブル
日本労働組合総連合会が2015年に行ったアンケート調査によると、31.7%が奨学金を利用していると回答しました。
奨学金の平均借り入れ金額は約301万円で、親の収入が少ない世帯ほど借り入れが多かった。
親の世帯収入が400万円いかでは約61%が奨学金を利用し、1500万円以上の世帯では約4%に過ぎませんでした。
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世帯収入別の借り入れ金額は調査していないものの、収入が少ない世帯ほど、借り入れ金額も多いと推測できます。年収300万円台の親が、300万円を借りて子供を大学に通わせ、その後返済を迫られている実態がわかります。
こうした親は貯金も無く、仕送りなどでギリギリの生活をしているので、新たに返済を迫られても返せない場合が多い。
年収300万円台は少なく感じるが、今や半数近い夫婦が離婚しているので、実は片親家庭の平均的な収入に過ぎない。
母子家庭でパート従業員という場合もあるので、もっと収入が少ない場合も多い。
こうした低収入の家庭でも頑張れば大学を出れるのが奨学金の趣旨なのだが、ただのサラ金業者になっていると批判されています。
奨学金というと学生にお金をくれそうだが、実際にはただの借金を「奨学金」と言い換えているだけに過ぎません。
OECDによると日本の公的教育費は34カ国中最下位で、奨学金も最下位しかも無償の奨学金はまったく無い。
先進国最悪水準の教育支援制度だと言われています。
奨学金が教育支援になっていない
日本の大学進学率は世界でもトップクラスというのは昔の話で、今は世界41位で主要国の下から数えた方が速いです。
ここでは余裕を持って返済できる人たちではなく、親の年収が300万円だったりする人がどうなるかを調べてみたい。
こういう人が東京の大学に入学すると、学費以外にも色々と掛かるので月に10万円以上は借りる事になります。
4年間で480万円を借りて20年で返済するには年間30万円の返済ですが、金利3%がつくので毎月3万2千円円の支払いになります。
人によっては「たった3万2千円」ですが親に余裕がなく、本人も非正規だと生活するだけで精一杯になります。
こうなる根本原因は奨学金には国の援助がほとんど無いという事で、諸外国のように国からの援助ではないのです。
日本の公定金利は約ゼロなのを金利3%で貸しているのだから、経費は掛かっているにしても金儲けと言われても仕方が無い。
奨学金は借金なので取立ては消費者金融と同じで、遅延するとブラックになり、訴訟を起こされ差し押さえもされます。
普通の人の借金の目安として、年収より多ければほぼ返済は困難とされますが、最初から返済は不可能なのです。
親が裕福な人は返済に困りませんが、そういう親は借りる必要もありません。
日本はコネ社会でもあるので、大学を出ても裕福な親の子供は、良い会社に就職する傾向があります。
逆に親の収入が低いと大学を出ても就職に失敗する割合が高く、従って返済不能に陥りやすい。
これでは奨学金の役割りを果たしておらず、国による教育支援が必要だと言われています。
かつてのサラ金より良心的ですが、年収の半分も借りると返済に苦労する筈

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銀行カードローンとは
麻生首相が作ったいわゆる「サラ金規正法」のお陰でグレーゾーン金利が廃止され、年収の3分の1しか借りれなくなりました。
借り入れ審査も厳しくなり、主婦や自由業などはクレジットカードを作れなくなったとも言われています。
ただし例外が設けられ、銀行がやっている銀行カードローンは規制を受けない事になっています。
この特例措置を受けて銀行ローンは急増し、頻繁にダイレクトメールが郵便受けに入れられるようになりました。
金利だけ守っていれば銀行ローンには事実上規制がなく、利用者が急増しています。
かつてのサラ金と違って金利は年15%以下なので利用しやすいが、借りすぎて返済不能になる人が増えています。
カードローンなので一回ずつ審査を受けるのではなく、カードの限度額まではATMで預金と同じ感覚で引き出せます。
自分のお金と同じ感覚で使ってしまい、気がつくと収入と比較して返済が困難になっています。
悪い事にこの手のカードは使えば使うほど、限度額が増えていく方式が多く、上限が1000万円になる場合もあります。
多くの人は最初30万円とか50万円でカードを作り、数万円を借りるだけですが、それを返済すると限度額が増えます。
借金を返済する事で信用が増すから銀行は限度額を増やすのですが、あっという間に200万円くらいまでは増えます。
借りて返済を繰り返すと限度額が増えますが、月の支払いが10万円辺りで多くの人は「これはやばいな」と気づきます。
そうなってから節約しても借金は中々減らず、長い間返済に苦しむ事になります。
登録されてしまうようになったこと(以前には
そのようなことは無かったと思うが。人によって
はこの滞納記録をブラックリストと呼ぶ)。この
ことによって若い社会人が銀行借入れや車のローンが通らなくなってしまっている。
これでは若い社会人の消費は伸びないでしょう。(毎月の収入から奨学金の返済とスマホの料金を払えば、日常品以外は他に何も買えないでしょう)
いっそ、奨学金を貸与型から給付型にするべきだとの案もありますよね。
債権管理や回収業務をしなくてすむので日本学生支援機構の人件費や実費が相当浮くのではないか。到底それで全てまかなえないでしょうが、それでもその分を給付型の資金にまわすべきでしょう。