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サムスンがスマホ生産12%縮小 撤退が現実味?

局面ガラスのgalaxy s6 edgeは好評だが、機械の違いしかないのが難点
Samsung-Galaxy-S6-Edge
引用:http://cdn.thedroidguy.com/wp-content/uploads/2015/05/Samsung-Galaxy-S6-Edge.jpg

サムスンは2016年のスマホ生産台数を12%減らすと発表し、事実上シェア争いから離脱するかも知れない。

新興著しい中国勢が、低価格スマホを中心に、シェア1位になるのは時間の問題と考えられています。

サムスンが高級機から撤退か

サムスン電子が2016年のスマートフォン出荷台数を12%減少させると発表し、世界に衝撃を与えている。

2015年の世界スマホ市場は14億3000万台と9.8%の伸びで、2016年も6%から9%の伸び率が予想される。

世界市場が8%拡大してサムスンが12%減少すると、市場シェアは一気に20%も縮小します。


サムスンの世界シェアは2015年第2四半期で21.7%となり、急激な減少傾向にあります。

サムスンのスマホは2008年に3%、2009年に5%に過ぎなかったが、2012年に30%で世界シェア1位になりました。

その後四半期では32%に達した事もあったが、2014年から中国勢に食われて低下傾向にあります。

2015年の世界シェアの21.7%から20%減少すると、2016年は約17%という数字が導き出されます。

世界シェア2位はアップルで14%、3位は中国Huaweiが約9%、4位5位も中華勢が5%で並んでいる。

中国勢は低価格スマホを中心に毎年倍増の勢いで、来年も高度成長は間違いないと予測されています。

実は中国のスマホ市場は既に飽和状態で、伸び率は1桁に過ぎないが、これも中国勢の優位に繋がっている。

中国市場で人気が有ったサムスンは大幅にシェアを低下させ、中国製スマホはアフリカで売りまくっている。

来年の世界スマホ伸び率の殆どをアフリカが占めると予想されるので、来年も中国勢の倍増が予想できる。

すると3位Huaweiは14%のアップルや、17%のサムスンを抜いて、一気に1位になる事が起こりえます。

一見大げさなようですが、ノキアがアップルに抜かれたときも、アップルがサムスンに抜かれた時もこうでした。

サムスンの食われ方によっては、1位Huawei、2位アップル、3位サムソンもありえます。

サムスンのシェアは来年ついに20%を割り込む
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引用:http://livedoor.blogimg.jp/kinkiboy/imgs/c/9/c9526a8a.png

高級機で居場所が無いサムスン

スマートフォン業界の利益構造は、以前からずっと言われていますが、利益の9割をアップルが独占しています。

理由はアップルは端末で稼ぐ数倍の利益を、課金事業で得ているからです。

サムスンが3億台売っても「機械」の値段の売上しか得られないが、アップルは1台当たり毎年数万円の課金収入があります。

加えてサムスンは「Galaxy S」という旗艦シリーズでアップルに対抗しているが、年間出荷台数は4000万台に止まっています。

ライバルのiPhoneは年間1億5000万台以上なので大差がついています。

来年はさらに高級機を縮小あるいは整理して、売れ筋の低価格機種を増やすとしています。

だがサムスンスマホの収益構造は、利益のほとんどを高級機で得ていて、低価格機は市場シェアを守る為無償で配っています。

低価格機は中国勢との熾烈な価格競争があり、勝っても思うように利益を得られないでしょう。

低価格商品を中心にした事で、最近は売上が伸びているが、利益は予想通り減少しました。

サムスンスマホも、いよいよ消耗戦に引きこまれつつあるという印象です。

サムスン全体の営業利益のうち、モバイル部門は2013年に68%だったが、現在は39%以下になっています。

この数字はサムスンスマホのシェアが5%だった頃と同じで、いかにスマホが儲からない商品になったかが分かる。

サムスンは2016年3月に旗艦モデル「Galaxy S7」の投入を決めていて、これがアップルとの最後の決戦になるかも知れない。

というのはアップルは独自コンテンツによるサービス向上できるが、サムスンは機械の性能しか低価格スマホとの違いが無い。

10倍の処理速度がありカメラが高性能でカッコイイとしても、やってる事は格安スマホと同じです。

2016年のスマホ業界はサムソンを中心に、アップル、中国勢と面白い戦いになるでしょう。

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