短期間でお金を増やすには、ある種の才能が必要
引用:http://textream.c.yimg.jp/res/textream-cimg/8e/48/1160004548-06faef275ec1e904354d41463bdf3d79/645/ddaa666dae178fdb78a4f38482f56468.jpg
「現金で持っているのは損」「あなたも貧困老人になる」と脅し文句のように投資を誘う宣伝が多い。
果たして証券会社や専門家がいうような、有利で安全な投資はあるのでしょうか。
数百万円以下の長期投資は無意味?
金融投資には短期投資と長期投資があり、大きく儲けた人は必ず短期投資で資産を増やしています。
ここでは1週間や1ヶ月程度でも短期投資に含めるものとして、成功者は売買を繰り返しています。
これでは投資でお金を増やすなど夢物語で、あれこれ考える時間でバイトや内職をしたほうが儲かります。
それが投資の真実で、100万円程度を5%増やしても年5万円増えるだけで、10%でも10万円に過ぎません。
しかも誰でも体験する事として、5万円や10万円を失う事も、同じくらいの頻度で発生します。
そう考えると数百万円程度のお金を危険に晒して投資するより、ネットで内職でもしたほうが確実に稼げます。
例えば家庭用ゲーム機が流行っていた頃は、ネットで安く買って高く売るだけで月数万円儲ける人が多く居ました。
人気ゲームほど品切れが起きるので、アマゾン等で品切れすると、定価より高くても売れた訳です。
今もアマゾンやヤフオクで右から左に商品を動かして月に数千円から数万円稼いでいる人は大勢居ます。
小額に思えますが月3万稼げば年36万円で、これは700万円を何かに投資して年5%を得たのと同じ事になります。
しかも投資した人は700万円を危険にさらし、小遣い稼ぎのほうは仕入れ金数万円を使うだけです。
数百万円以下の金額を投資で増やすには、短期勝負で勝ち続けないと意味がありません。
大勝と玉砕は紙一重の短期投資
そこで大きく増やしたい人は株取り引きとかオプション取引、先物取引などでデイトレで売買を繰り返します。
中には成功する人が居て、10万円を1億に増やしたり、100万円を数百億円に増やした人も居ました。
これだけ大勝ちする人が居るという事は、勝った人が大金を得る代わりに、大多数の人が負けるわけです。
資産を100倍に増やす人が居るなら、計算上その人の影で100人以上が負けている筈です。
短期売買になるほど勝率が低くなるのは、売買手数料がかさむ影響もあります。
例え1回の手数料が千分の1だとしても100回売買すると10%引かれるので、確実に悪影響を受けます。
売買を繰り返すことは、致命的な結果を生じる事があり、破産する確率が飛躍的に増えます。
長期投資では株価が年20%下がったとしても、資産が20%減るだけですが、短期投資は減少を繰り返します。
短期投資で10%負けた人は、負けた状態からまた短期投資するので、1年で全て失うのは珍しくありません。
実際に短期投資で連続して負けると、どんな人でも頭が沸騰してしまい、判断力を失います。
周囲が辞めた方が良いと忠告しても聞き入れず、レバレッジを掛けてぶちこんで最後は散って行きます。
散る時のパターンは皆同じで、数億円、数十億円持っていても、冷静な判断が出来なくなり全額失います。
こうして散った人たちのお金が、大勝した人に渡っているのです。
勝負事には才能が必要
短期投資を繰り返して資産を増やすタイプの人には特徴があり、一種の才能を最初から持っています。
長い間負け続けた人が数十年努力して勝てるようになった、という話は聞いた事がありません。
資産を増やした有名な投資家はまず例外なく、最初から勝ち続けたが、少なくとも努力型ではありません。
短期投資をやってみて良い結果が出なかった人は、おそらくその後も一生短期投資では勝てないと思います。
有名なプロディーラーが書いた本で「本を読んで勉強するような奴は勝てないからお前は投資を辞めろ」と最初に書いてありました。
そのくらい才能が必要で、才能が無い人はお金を毟られるだけだ、と彼は諭したかったのだと思います。
長期投資を数百万円程度でやっても、休日にバイトや内職する程度にしかならない。
かといって大きく勝てる短期勝負は、儲かるだけに負ける事のほうがずっと多い。