拍手!2拍手!3拍手!4拍手! (記事が良かったら拍手しよう)
読み込み中...
スポンサーリンク

北朝鮮経済支える中国貿易 食料や資源と交換 核とミサイル開発

中朝国境の鉄道と道路、船舶貿易が北朝鮮を支えている
b0235153_14471787
引用:http://pds.exblog.jp/pds/1/201306/02/53/b0235153_14471787.jpg

北朝鮮は国民が飢えているのに核開発とミサイル打ち上げを続けているが、誰が支えているのでしょうか。

北が産出する地下資源や食糧は、ほぼ全て中国が買い取って開発資金や物資と交換しています。

北朝鮮の大陸間弾道ミサイル

北朝鮮は人工衛星と称して2月7日に、弾道ミサイル発射を実行し、国連などで制裁決議を検討しています。

この弾道ミサイルはいくらかかっていて、北はどうやって費用を捻出しているのでしょうか。

今回発射したのは弾道ミサイルテポドン2改良型の「銀河3」とみられ、射程は1万2000キロとされている。


北朝鮮は射程9000キロの大陸間弾道ミサイルKN-08を2012年の軍事パレードで公開していていました。

銀河3はさらに大型化され、小型の核兵器を搭載できるようにし、射程を延ばしたものとみられる。

北朝鮮から1万2000キロは、北半球の全ての都市に届き、ワシントンやロンドンも射程内に入ります。

もっとも最大射程で飛ぶのは燃料を満載し、搭載物なしの状態で、1トンの物を搭載するには燃料を1トン減らす必要があります。

大型爆弾を搭載して打ち上げると、実際の射程は半分以下かも知れませんが、日本には余裕で届きます。

北が打ち上げたテポドン2改良型の費用は、西側の推測でおよそ400億円とみられています。

北のミサイルは全て、旧ソ連が供与したスカッド型ミサイルの発展型なので、まったく新規に開発されたミサイルは存在しない。

韓国が2009年から2013年にかけて打ち上げたKSLV-Iロケットは、ロシアから輸入したロケットを元にしています。

韓国KSLV-Iは1発約600億円で総重量140t、銀河3は総重量92tで400億円、日本のH2Aは300t以上で90億円程度です。

北朝鮮を支える中国貿易

北朝鮮や韓国のロケットが高価なのは、自国の技術力が低いために、開発費がかさんでいると見られます。

韓国はアメリカから技術を援助して貰おうと思ったが、弾道ミサイル転用を疑われて拒否されました。

続いて日本から、過去の謝罪と賠償を絡ませて技術を得ようとしたが、これも上手く行きませんでした。

結局韓国は大金を支払ってロシアから旧式のロケットと技術を購入し、後は自前で開発することにしました。

北朝鮮は冷戦時代にソ連から弾道ミサイル製造技術を援助されていて、最初から韓国より有利な立場でした。

両国とも旧ソ連の弾道ミサイルを元に「宇宙ロケット」を作っているので、双子の兄弟と言うこともできます。

北朝鮮は西側諸国から経済制裁を受けていますが、弾道ミサイル打ち上げ資金をどうやって捻出しているのでしょうか。

北朝鮮は国内経済がボロボロで、近代的な産業は無く、輸出品も地下資源しかありません。

中国が発表した貿易統計によれば、2015年の北朝鮮との貿易額は55億ドルに達しています。

北朝鮮の貿易相手国の中で、中国貿易は90%を占めていて、北の経済を全面的に支えています。

北朝鮮のGDPは韓国によれば約3.7兆円で、国連によると2兆円以下という推測値が出ています。

主な産業は農業で人口は約2500万人、一人当たりの所得は韓国の20分の1以下となっている。

飢餓に苦しむ住民から奪った食料を換金

北朝鮮で取れる地下資源や農作物を中国に輸出し、物々交換で必要な物を中国から輸入している。

もし中国との貿易が止まると、貿易の9割が止まってしまい、国内の自給自足のみになります。

中国はいつでも北朝鮮を崩壊させ、占領することが出来るが、地政学上の理由でそうしてこなかった。

北朝鮮は日米軍から中国を守る最後の防波堤で、朝鮮戦争の時も、中国軍が北朝鮮に出兵してアメリカ軍から守りました。

北朝鮮が崩壊したら困るのは中国なので、何をやっても絶対に中国は北を支えると考えています。

北がテポドンを開発、打ち上げる資金も、北朝鮮の農民が作った貴重な食料と交換して中国から得ています。

コメント

  1. eagleoff より:

    人工衛星と弾道ミサイルの大きな差は軌道上に物体を投入する事と弾道軌道を正確にトレースして弾頭を目的地に落下着弾させる事ですから、人工衛星を打ち上げるだけでは弾道ミサイルとしての機能を持ち合わせているか確証があるわけではないでしょう。
    今後は衛星の再突入実験と称して再度打上を画策する可能性があります。
    一方で、弾頭に使用可能な小型化した熱核爆弾の開発・爆発実験を今後も行うと考えられます。
    これらの一連の動きはイラン等の核弾頭ミサイルを所望する国々に対する核弾頭ミサイルのセールス・デモとも思われます。この核開発と核弾頭ミサイル開発の原資はこれらの国々が出しているのかもしれません。

  2. より:

    かつてのパキスタンの核実験のようにイスラエルとアメリカが実験場として、借りてるんですよ。アメリカは情報漏れを警戒して新型兵器の開発は主にイスラエルでやってますが、実験場はアメリカでやると住民の反対で中々出来ないし、核実験などは世界の世論の眼もあり余計にやりにくくなっています。先端技術の塊である弾道ミサイルなどを北朝鮮が独自で開発出来る訳ないのは馬○でも分かります。 もしロシアや中国などが支援してたら、米国メディアは鬼の首でもとったように大騒ぎするでしょう。 本当の敵国であるイランの核開発に対する態度とは違って、毎度のらりくらりと批難する演技をするだけです。

タイトルとURLをコピーしました