パソコンのようにキーボードを装着するタブレットが人気になっている。
引用:https://compass-ssl.surface.com/assets/b7/3c/b73ccd0e-0e08-42b5-9f8d-9143223eafd0.jpg?n=Hero-panel-image-gallery_03.jpg
2015年はパソコン売上が35%も減少し、パソコンはこのまま消滅するという人も居ます。
だが調査では買い物の85%はパソコンを利用していて、パソコン保有率は85%に達していました。
パソコン市場35%減少
2015年の国内パソコン売上は前年比31.9%減の1,016万台に落ち込み、2016年はさらに減少するみこみです。
2014年はXPのサポート終了による「XP特需」が支えて微減に止まったが、その分一気に反動が出ました。
ピークだった2010年頃からスマホ売上がが伸びるにつれて、どんどん販売台数が減少しています。
「このままパソコンは消滅するのでは」という意見すらあるが、別な見方も存在しています。
インターネットショッピングでどの機材が利用されているかの調査で、パソコン利用が過去最多になりました。
GfKジャパンによると、79%が自宅のパソコンから、6%が職場のパソコンから買い物をしていました。
合計すると85%がパソコンから買い物していて、スマホの11%、タブレットの4%を圧倒しています。
18歳から24歳の若者でも、自宅のパソコンが57%と最多で、スマートフォンは37%でした。
多くの人が所有している筈の、スマートフォンで買い物をする人は少なく、パソコンを使用している実態が分かりました。
ではパソコンを所有している人はどのくらい居るのかというと、驚く事に世帯保有率67.5%と過去最高になっていました。
内閣府や業界の調査によると、ほぼ全世代に渡ってパソコンの保有率は上昇していて、20代から50代では平均85%に達しています。
保有率を下げているのは60代以上の高齢者と、10代の子供で、勤労世代はほぼ保有しているのでした。
PC型タブレットがブームの予感
それでもパソコンの売上が全盛期の3分の2になっているのは、パソコンの使用寿命が延びたからに他ならない。
2000年代にXPが出た後は、XPより前のPCは使い物にならず、買い替えサイクルが非常に短かった。
だが現在は7年前のウィンドウズ7は普通に使えるし、実はXPパソコンも支障なく使えます。
それだけパソコンは完成された商品になり、買い換える必要が無くなったのであり、需要が喪失した訳ではなかったのです。
2000年代のパソコンは20万円前後したが、現在の売れ筋は8万円台なので、パソコン市場は随分縮小しました。
だがパソコンを補うものとして「キーボード付きタブレッド」が最近人気を得ています。
Windows 10のSurface Pro、アップルのiPad Proはいずれも、キーボードを装着してノートパソコンのように使えます。
普段はキーボードを外して持ち歩き、スマホのように画面タッチで操作するようになっています。
この手のキーボード付きタブレッドは最初「キワモノ」扱いだったが、日本では予約が殺到しているそうです。
34万4800円の「Surface Book」は飛ぶように売れていて、iPad Proは世界で毎月100万台以上売れています。
両方ともタブレットでありながらパソコンのように使えるのが特徴で、現在はタブレットに集計されている。
2016年1月の国内パソコン市場は0.1%減だったので、PC型タブレットを含めると、実際には伸びている事になります。
買い物で圧倒的にパソコンが利用されているように、スマホではパソコンの全ての機能に替わる事はできない。
恐らくパソコン市場は今年底を打ち、PC型タブレットを含めると拡大に向うのではないでしょうか。