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2 in 1 PC(タブレットPC)は「ポストPC」になれるか 市場の救世主の期待かかる

2015年はSurfaceシリーズが大きな注目を集めた
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引用:http://ascii.jp/elem/000/000/797/797086/003_c_800x600.jpg

パソコンの売上が前年比30%も落ち込み、スマホ売上も飽和状態で頭打ちになりました。

そんな中で元気なのがタブレットとPCを組み合わせた「タブレットPC」でした。

パソコンもスマホも売れない時代

2015年の世界スマホ市場は11.3%の成長率で、今年は1桁の伸びに止まると予測されています。

一時の倍々ゲームが終わり、すっかり落ちつた観があり、今後ほとんど伸びが見込めないでしょう。

パソコン市場も前年比マイナス30%(国内)に沈み、タブレットもさっぱり売れていない。


IT端末はどこを見ても不景気ですが、唯一急速に伸びでいるのが「2 in 1 PC」という商品です。

「2 in 1 PC」はiPadのようなタブレットにキーボードをつけたもの、あるいはタッチ操作できるノートPCを総称している。

この手の商品は以前からあった気がするし、昔からキーボード付きのスマホも存在していました。

だがこの1年ほどで急速に支持を集め、売上が伸びで各メーカーが追従しています。

世界的には「2 in 1 PC」市場の半数をアップル社のiPad Pro‎が締め、残りの市場の半分をマイクロソフトのSurfaceが締めています。

国内メーカーや他社も発売しているが、圧倒的な支持を得ているこの2つで話を進めてみます。

ここで「2 in 1 PC」が登場した背景と、受けている理由を説明すると、スマホの登場とPC不振がありました。

スマートフォンがどんどん売れ、PCは減っていったのですが、スマホはPCの作業を全部できる訳ではない。

そこで登場したのが「iPad」のようなタブレットで、一時人気を得たものの、売上は右肩下がりです。


XPサポート打ち切りでユーザーが移行

タブレットは暇つぶしにネットを見たり、限られた業務をこなすには良いものの、やはりPCの代わりにはなりませんでした。

一方「iPad」が発売された頃に「タブレット型PC」という、iPadほどのサイズの小型PCが出回っていました。

タブレット型PCは持ち運びに便利だが、しょせん安物のPCであり、ハードな作業に耐え得るものでは無かった。

そこでこれらの機器全ての特徴を盛り込んでしまおう、という事で発売されたのが「Microsoft Surface」でした。

Surfaceが発売されたのは2012年10月だったが、評判も売上も最初パッとしませんでした。

タブレットとPCの両方の機能を組み合わせた「合体商品」は空飛ぶ自動車と同じで、ほとんどが失敗しています。

タブレットを使う人は「iPad」を買うし、PCを使う人はPCを購入していました。

しかし2014年から2015年頃になって急激に売れ始めたのは、おそらく「Windows XP世代」のPCの引退と関連があるでしょう。

XPのサポートは2014年4月9日に打ち切られましたが、まだ使っている人も、この時PCを買わなかった人も存在します。

私もそうですが「同じ機能を使い続けるのに10万円出してPCを買い換えるのはバカらしい」詐欺ではないかと思った人が多い筈です。

だが「2 in 1 PC」ならタブレットのように寝転んで電子書籍を見たり、タッチ操作でゲームをする事もできます。

自宅に居るときはキーボードを付けてPCとして使い、外ではタブレットとして持ち運ぶ事ができる。

ペンで絵を描くことも出来る
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引用:http://livedoor.blogimg.jp/smaxjp/imgs/b/a/ba6a63bc.jpg

高性能より多機能

「Windows XP」を更新する為だけに10万円払うよりは、「2 in 1 PC」を買うほうが新しいし、お得な気がします。

では「2 in 1 PC」は実際にノートPCの代わりとして使え、タブレットとしても優秀なのでしょうか。

「2 in 1 PC」には3種類ありタブレットとキーボードが一体になっている「コンバーチブル型」はノートPCの代わりに使われる事が多い。

普通のノートPCは画面とキーボードを内側に折りたたむが、「コンバーチブル型」は画面を外側に折りたためる。

この状態ではタブレットとしてタッチ操作する事になるが、若干重いのは止むを得ない。

次が一見するとノートPCだが、キーボードを切り離せるようになっている「セパレート型」で、切り離したときに軽い。

最後はタブレットとして販売している製品にキーボードを取り付けるタイプで、PCとしての機能は高くない。

これら3種類のうち「コンバーチブル型」はPCをタッチ操作可能にした商品なので、当然ながらPCとして使用できる。

安価なものは3万円から、高価なものは30万円以上するが、今や量販店ではノートPCの主役になろうとしています。

国内メーカーは10万円台、レノボやHPは7万円台から、ASUSは4万円台と従来型ノートPCとそれほど変わらない。

Surfaceシリーズは7万円台から30万円以上と幅広く、iPad Proは10万円前後で売られている。

本格的なPCまでは要らないが、スマホやタブレットだけでは不足しているという人には良いと思う。

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