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スマホガチャ当選確率表示 グラブル事件で業界ガイドライン

サイゲームはサイバーエージェントの子会社
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引用:http://www.nippon-shacho.com/wordpress/wp-content/uploads/2015/04/main_picture1170.jpg

人気ゲーム「グランブル、ファンタジー」がガチャの確率を違法に操作していた件で、業界団体が対策を発表した。

当選確率を表示する他、ゲーム会社が自主的に確率を検査するという、見せ掛けだけの対策でした。

ガチャは日本以外では違法

日本以外のほとんどの先進国では、ネットゲームに「ガチャ」を儲けてクジに課金させるのは禁止されています。

理由はネット上の賭け事と同じになるからで、「ゲーム」としては認可されない場合がほとんどです。

日本のゲーム会社が欧米で事業展開したところ、アップルストアなどから追放されたという話もありました。


日本では課金型のクジが野放しになっている訳ですが、何度も問題を引き起こしています。

2012年には携帯ゲーム最大手だったグリーがコンプガチャ騒動を引きこし、社会問題に発展しました。

小学生に百万円以上課金させて親に支払わせる商売のやり方は、激しく批判されました。

このように子供に課金させる、ガチャの確率を客によって変える、そもそも景品表示法を守っていない等の行為を行っていた。

グリーはこれらの行為が発覚しても半年ほど何の対策も取らず、「自分は被害者だ」と主張していた。

どういう事かというと、アイテムを転売したり業者に売るユーザーのせいで、アイテムが値崩れして被害を受けていると主張していた。

問題になったコンプガチャや景品表示法とは何の関係もないことで「被害者」ぶっていたのだった。

業界団体は名目上存在していたものの、当時はグリーとモバゲーしか大手ゲーム会社が無く、両社は対立していました。

業界の自浄作用は何も働かず、消費者庁がグリーの違法行為を指摘するまで放置しました。

腐りきったゲーム業界の体質

2012年の騒動では、携帯電話ゲームが「景品表示法」の対象であるのを確認し、コンプガチャが禁止されました。

だが2016年になっても再び、グリーと全く同じ事を、サイバーエージェントのゲーム会社「サイゲームス」がやっているのが発覚した。

人気ゲーム「グランブル、ファンタジー」の正月イベントで希少カードを出やすくすると宣伝して、ユーザーが課金するよう煽った。

だが実際は「出やすくした」どころか「出にくく」して、多く課金させようとしたのが分かっている。

ネットゲームのユーザーは宣伝などで煽られると、簡単に10万円以上を課金する事で知られています。

実際に課金するのは1割以下なのだが、その1割の人が数万円から数十万円を課金している。

一度課金するとパチンコと同じで習慣性があり、どんどん金額を増やすので外国では禁止されている。

今回のサイバーエージェントによる不正では、業界団体のCESAが新たなガイドラインの作成に動いている。

既に政府関係者は「必要があればスマホゲームを規制する」と発言したので、自主的に対策しないとガチャ自体が禁止されるでしょう。

「課金上限を5万円に設定する」という案もあったようだが、結局ゲーム会社の要求で上限は見送られた。

代わりにCESAは全てのアイテムの確率を表示し、運営会社に自主的な確率検査を求める事にしている。

だがゲーム会社が意図的に確率を捜査しているのに「自主的に検査」する意味は皆無でしょう。

結局今回も腐りきったゲーム業界の体質には、メスが入れられないでしょう。

コメント

  1. 通りすがり より:

    そもそもスクエニとか団体に所属してない会社もあるから最初から効果薄かったんだよね。
    こういうのは規制するって脅すんじゃなくてすっぱり実行に移さないと携帯の2年縛りの件みたいにおちょくった行動をとり続けられるだけだわ。

  2. ですやん より:

    cesaの役員見たら、cesa自体がアウトですやん。
    喩えるなら、ファミマ社員の不正を、ファミマ本部に訴えるようなもんですやん。
    抜け道ありきのガイドラインでお茶を濁すだけですやん。

  3.   より:

    なんだ結局上限案は見送りかよ

  4. 城之内 より:

    規制するなら遊戯王TCGもだぜ!

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