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ロシア戦闘機がバルト海で異常行動 米イージス艦に攻撃態勢

イージス艦の特徴的な煙突と同じ高さを通過するSU-24
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引用:http://www.abc.net.au/news/image/7325008-3×2-940×627.jpg

ロシア戦闘機が米イージス艦に攻撃態勢を取り、上空数メートルの接近を30回以上繰り返しました。

ロシアがこうした異常行動を始めたのは、アメリカが旧ソ連圏でミサイル防衛を始めてからでした。

ロシアの異常行動の理由

米欧州軍は4月13日、駆逐艦ドナルド・クックがバルト海上で、ロシア戦闘機の異常接近を受けたと発表しました。

ロシア戦闘機はSU-24で、11日と12日の2日間に渡って接近を繰り返しました。

4月12日には艦橋構造物よりも低い、高度数メートルまで接近しました。


スホーイは攻撃の練習をするように、接近しては高度を下げる行為を繰り返したという。

米欧州軍はロシア機の映像を公開し、艦橋スレスレを通過する様子が写っていました。

米国防省関係者は、4月11日はロシア戦闘機2機が上空を20回低空飛行したと証言しました。

4月12日にも2機が11回低空で通過し、哨戒ヘリコプターが7回、米艦の周囲を飛行しました。

米軍はロシア機の飛行を深く懸念しているというお決まりの文章を読み上げました。

2014年4月12日にもSU-24が黒海上でドナルド・クックに接近し、電波妨害を行って「機能を麻痺させた」と発表していました。

2015年10月27日には日本海を韓国に向っていた、米原子力空母「ロナルド・レーガン」にロシア軍機が異常接近しました。

対潜哨戒機「ツポレフ142」2機が高度150mで2キロ以内まで接近し、レーガンは戦闘機4機を緊急発進させました。

哨戒機といえども対艦ミサイルや爆弾を搭載でき、相手が攻撃しても文句は言えない。

弱い犬は良く吼える

冷戦時代には「攻撃態勢を見せる」のは実際に攻撃したのと同じ意味になり、威嚇射撃したり実際に撃墜した例もありました。

冷戦終了以降、米ロ間のこうした緊張はあまり起きなかったが、ウクライナ・クリミア騒動から急激に増加しました。

ロシアの「同盟国」の中国は尖閣周辺や南シナ海で頻繁に異常行動を繰り返して、米軍機と衝突した事すらあった。

中国やロシアはアメリカと戦争をしたがっているという見方もあるが、歴史的に見るとそうは言えない。

戦争の挑発を繰り返して「やるぞ、やるぞ」と見せかけるタイプの国は、実は戦争出来ない弱い国が多い。

崩壊前のソ連も今のロシアも、現実にアメリカと戦争になったら勝ち目は無く、ロシアが滅びるか両方が滅びるかしかない。

この手の国は勝ち目がないからこそ、強そうに見せかけているというロジックです。

反対に本気でやる気十分の場合は、実際の戦争が始まるまでは、昔の日本やドイツのように、絶対にアメリカを挑発したりはしない。

本気でアメリカを倒そうとしている場合は、自分を弱く見せた方が、現実の戦争で有利になるからです。

ロシア国防省のコナシェンコフ報道官は14日、戦闘機は通常の飛行を行い飛び去ったと説明した。

アメリカがなぜこんな「バカな事」を言い立てるのか理解出来ないと、小ばかにしたコメントを発表しました。

これも要するに「弱い犬は良く吼える」という事で、キャンキャン吼える事で、敵が自分の縄張りから出て行って欲しいと考えている。


包囲されつつあるロシア

ロシアはシリアで武装勢力を空爆して、戦略的勝利を収めて撤退したが、実際は金と物資が続かなくなっていた。

またロシアはステルス戦闘機と称するT50をもうすぐ実用化させるが、実際はSU-27の改良版に過ぎない。

最近は中国にすら弱小国家として軽く扱われる事が増えており、なんとか強く見せかけようとしている。

プーチン大統領はロシアをアメリカや中国に匹敵する大国に見せかけることで、強い大統領を演出しています。

アメリカはウクライナやポーランドといった旧ソ連の衛星国家を取り込んで、ロシアを包囲しつつあります。

ロシアは特に東欧や極東への、ミサイル防衛システム配備に反発しています。

ロシアの抵抗がクリミア併合や戦闘機の異常行動、シリア空爆、極東の軍事力強化になって現れている。

コメント

  1. eagleoff より:

    ドナルドクックは前回2014年4月に続いて2度目の航行不能状態に陥ったようです。航行不能になったドナルドクックを露海軍の艦船による曳航の申し出を拒否した様です。2015年3月には黒海で米海軍のミサイル駆逐艦ロスが領海侵犯をした為、電子兵器を搭載した露軍戦闘機が発進したが、この時はロスは退却した。さらに2015年3月、露海軍の潜水艦は米原子力空母セオドアルーズベルトに対し電子攻撃を行ったところ、1週間イギリス沿岸で停泊せざるを得なかったという。いずれにしてもイージスシステムは完全にダウンしたようです。

  2. eagleoff より:

    ドナルドクックは前回2014年4月に続いて2度目の航行不能状態に陥ったようです。航行不能になったドナルドクックを露海軍の艦船による曳航の申し出を拒否した様です。
    他に2015年3月には黒海で米海軍のアーレイ・バーク級ミサイル駆逐艦ロス(DDG-71)が領海侵犯をした為、電子兵器を搭載した露軍戦闘機が発進したが、この時は米海軍の駆逐艦ロスは退却した。さらに2015年3月、露海軍の潜水艦は米海軍航空母艦セオドア・ルーズベルト(CVN-71)に対し電子攻撃を行ったところ、セオドア・ルーズベルトは一般大衆が驚きを持って眺める中、1週間もの間イギリス沿岸で停泊せざるを得なかったという。いずれにしてもイージスシステムは完全にダウンしたようです。

  3. ×◯ より:

    ロシアの縄張りで挑発するアメリカが悪いわな…

  4. 通りすがり より:

    ちとロリアとやり合うのは早いですねぇ・・・
    今アメリカの目がロシアに向くと中国や北朝鮮、中東がもう収集付かなくなりますよ。
    日本的にはせめて中国と北朝鮮を弱体化させてそのごロシアとやりあって目をそらして欲しいですわ。中国が混乱してたら日本の縄張りというか威光がます政策が取り放題ですし。

  5. 通りすがり より:

    ※1
    強いからこそ弱いものに文句言えるのですよ。
    相手も強くなれば文句言えなくなるでしょw

  6. 田中 より:

    自分が核武装するのは良いけど敵がレーダーを置くのはダメとな?

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