引用:http://s1.ibtimes.com/sites/www.ibtimes.com/files/2016/04/18/ecuador.jpg
エクアドルで日本時間17日に発生した地震は600人以上がなくなり、数万人が避難しています。
道路の分断などで被災地は孤立し、支援活動は難航しています。
エクアドル地震
日本では熊本地震のニュースに隠れたが、南米のエクアドルで大地震が発生していました。
4月16日午後7時前、太平洋沿岸でマグニチュード7.8の地震が発生しました。
外国には震度という基準がないので揺れの大きさがはっきりしませんが、多くの建物が倒壊しました。
これまでに654人がなくなり、58人が行方不明、負傷者1万2492人、約7000戸の建物が倒れました。
2万6000人が避難しテント生活を送っている人も多い。
救出作業によってこれまで113人が、倒れた建物の下から救出されました。
熊本の地震は14日夜、エクアドルの地震は3日後の17日午前で、一部の地質学者は関連性を指摘しています。
同じ場所や近い場所で連続して大地震が発生したり、地震が数ヶ月間続いた例はかなり多い。
遠く離れた場所で地震波が伝わり、断層域に影響を与えるが、その影響は非常に小さいといわれています。
関連性はないとされるが、地震が頻発する年代と、地震がほとんど発生しない年代がある事も知られています。
結局今の時点では、地球の反対側の地震が影響を与えるのかは、科学的に解明されていません。
環太平洋火山帯で地震活動が活発化していると主張する専門家も居る。
困難な被災地支援
コレア大統領は約30億ドル(約3300億円)の復興費用を捻出する政策などを発表しました。
1年間限定の販売税増税と、国家資産の一部売却などで財源を確保する方針です。
世界銀行はエクアドルに約170億円の融資を行うと表明しました。
エクアドル政府はベネズエラやコロンビア、チリなど近隣諸国からの救助隊を受け入れたが、道路が分断されたりしています。
被災地では地震で刑務所の壁が壊れ、受刑者数十名が脱走して、警察は対処に追われています。
治安が悪化し略奪や強盗なども発生していて、ポルトビエホでは商店の建物が破壊されて衣類などを持ち出しています。
被災地に水や衣類などを運んでいたトラック2台が襲撃され、積荷が奪われたという事です。
エクアドル政府は兵士1万人と警官4600人を被災地に投入したが、物資を届けるのは簡単ではありません。
エクアドルは元々道路や鉄道網が完備されておらず、山間地は今年降った大雨で、道路が陥没したりしています。
水不足、通信の途絶、道路や鉄道の断絶、医療の不足、住居や避難所の不足、衣料や食料品の不足などが同時に起こっています。
熊本と同様に大都市や拠点には物資があるものの、それを現地に運ぶ手段が無く、現地に運んでも被災者に届けなくてはなりません。
また被災者に届ける為には、どこに何人の被災者が居て、どんな状況なのかを把握しなければならないが、困難を極めています。
コメント
この国は世界(白人にとって)でかなり上位の老後に暮らしたい国でしたっけ。
物価が安いのが売りだったはずですが、安くてもインフラがきちんと整ってない国はやっぱり危険だなぁ。
※1
日本も自国で災害にあってそれどころじゃないからなぁ。
平時でも取り上げなかったら叩くべきだけど。
マスゴミもちゃんと取り上げろよ