地震前からネパールには中国軍と中国公安が駐留していたのが確認されている。
地震後も中国軍数千人が進駐し、そのまま止まっていると推測される。
引用:http://www.asahicom.jp/articles/images/AS20150504000283_comm.jpg
中国は今、新シルクロードや真珠の首飾り、大中国圏などと言って周辺国を自国の支配下に組み込もうとしています。
では既に中華勢力に組み込まれた国はどうなっていて、今後どうなるのでしょうか。
中国の属国になった国々
中国は中華経済圏やシルクロード経済圏を掲げ、周辺国を自国の勢力圏に入れようとしています。
すでに『中華経済圏』に入った国も多く存在しますが、それらの国の現状はどうなっているのでしょうか。
中国にとって最大の敵は、実は領土問題を抱えるインドで、インドの周辺国を支配して包囲する、インド包囲網を形成しています。
パキスタンは中東のイメージがあるが良く見ると中国と国境を接していて、インドとも国境を接しています。。
主要な貿易相手国は欧米と中東の国々ですが、輸出入の合計では中国が最大の相手国になっています。
パキスタン軍の主要兵器は中国製で、戦闘機、ミサイル、戦車、戦闘ヘリなど近代的な装備を揃えています。
あまりに中国製が多いので「第二人民解放軍」と呼ばれ、中国製兵器を無断コピーして輸出も行っています。
パキスタンは発達した国ではないので、大量の兵器を購入するお金は無いが、資源を豊富に産出します。
戦闘機や潜水艦の代金は、鉄鉱石や石油で支払っていて、現金払いではありません。
こうして現金無しでも買い物できるところがパキスタンには魅力で、中国から見ても最大の兵器輸出国になっています。
中国が民主国家ではないのも魅力で、「民主国家ではない」という理由で難癖を付けられる事がない。
毛沢東が中華人民共和国という国の建国を宣言したとき、承認したのはパキスタンだけで、見かけより強い関係なのが分かります。
パキスタン・ネパール・バングラディシュ
パキスタンは隣国のインドと常に対立しており、中国もインドと対立しているので、互いに好都合でした。
パキスタンとアフガニスタンは隣国で中東諸国にも強い影響を持ち、たいていは対立しています。
パキスタンが問題を起こすほど、中国の敵であるインドとアメリカが困るので、パキスタンの核開発も密かに支援していました。
この関係は北朝鮮と中国の間にも見られ、北朝鮮が暴れて問題を起こすほど、韓国や日米が困り、中国の影響が強まる。
中国は北朝鮮問題で困った振りをしているが、その実アメリカが中国に泣きついて来るのを計算しています。
パキスタンはインドの西側に接していますが、インドの北側に接しているのがネパール、東側がバングラディシュです。
ネパールはインド中国に挟まれており、最近は中国の属国化しています。
2015年にはネパールで大地震が発生し、中国の人民解放軍が乗り込んで、被災地を事実上占領していました。
政治的な独立性を失い、中国の許可なしでは何も決められなくなっているようです。
中国の属国になったネパールはインドと対立し、インド包囲網の一翼を担うようになっています。
バングラデシュもまたインドと国境を接して対立していて、そこに中国が付けこんで支配下に置こうとしています。
中国はバングラディシュの最大の貿易相手で最大の投資国、さらにバングラディシュに気前良く兵器を売ってくれる唯一の国です。
中国に支配された国の末路
支払いは例によって石ころや燃える水などで現金不要なので、バングラディシュは潜水艦や戦闘機といった不相応な装備を持てるようになった。
港湾や鉄道、発電所などのインフラ投資も中国が積極的に行っており、やがて属国化するかも知れません。
インドを包囲するもう一つの国が海に浮かぶ島、スリランカでやはりインドと対立していました。、
つまりインドはほぼ全ての周辺国と対立していて、宗教と人種と領土問題、歴史認識という面倒な事が絡んでいます。
スリランカの住民の仏教徒とインドから移住してきたヒンズー教徒が内戦をしていたが2009年に終結しました。
インドとの関係は改善されたが、同時に中国も投資と兵器と貿易を武器に懐柔を進めています。
中国はスリランカやバングラディシュに中国海軍の基地を建設する計画を持っており、空母や原潜を含む「インド洋艦隊」を作るそうです。
だがスリランカは今のところ、中国よりもインドとの関係強化を重視していて、属国化はしないようです。
ここには書ききれないが、中国は全ての周辺国にたいして、同じような方法で接近し、懐柔し、最後は属国にしています。
属国化した国は北朝鮮やネパールのように混乱するか、チベットや内モンゴル、ウイグルのように中国の一部に組み込まれます。
コメント
本気でアメリカと中国が戦争して3分割くらいにして欲しいですわ。
ロシアとの関係をコメントされているかたがいますが、確かに日本にとって大変重要です。
オバマ大統領がプーチン大統領を嫌っているため、親米保守一辺倒の人はその流れに沿います。
ただ保守のなかでもロシアとうまくやっていこうという勢力もあります。
面白いことに日本の左派はロシアについて言及するのを避けています。
何か都合が悪いのでしょうか。
左派が触れたくない国、人物、事柄に手をつけるのは正解です。
中国の場合は年収日本円で4万円台(月収でなく〈年収〉)の貧困層が7千万人いることを習主席も認めており、いや1億人以上いるとの情報もあります。
自国がそんな状況でありながら何を焦って外に展開したいのか。
そうであるから外に展開せねばならないともいえますが、危険な方法論と言わざるをえませんね。
パキスタンは『911』でアメリカやサウジアラビア、アルカイダと深い関係がある。
こうやって中国が大国インドを牽制することは
日本にとって非常に都合がいい。
中国はロシアとも日本より遥かに広大な面積の
領土問題を抱えている。かつて旧ソ連時代は核戦争をしかけた間柄。絶対に不信感は拭えない間柄
中国がインド、ロシアの大国と信頼を築けないのは本当に日本にとって本当に都合がいい。
地政学的にロシア、インドとの関係は大変に大事。
アメリカが反対したなかでの安部の5月のロシア訪問は、オバマの広島訪問より意義がある。
インド周辺ではそうかも知れませんが(詳しく知らない)
南シナ海方面ではここ数年、外交敗戦しまくってますよね
ミャンマー・ベトナム・フィリピン、数年前まで中立か中共寄りだったのに
無能な強硬路線一本槍で全部ひっくり返った
豪州もそうだったが、現政権に替わってやや親中に揺り戻し?か
北朝鮮も言う事を聞かなくなった。間抜けな韓国だけが擦り寄ってる