評論家タレントはテレビでは良い事を言う
引用:http://blogc.fujitv.co.jp/simg/blogimg/9570e/90119/501280_pcl.jpg
公用車の私的利用で始まった舛添知事への批判は、公費の使い込みに及んでいます。
家族旅行のホテル代を公費で支払うなど、知事選でアピールしたクリーンさのカケラも無かった。
辞任は避けられない見通し
問題になっているのは家族で旅行したホテル代を「会議費」として政治資金から支払っていた事などです。
他にもイタリア料理店、天ぷら屋、回転寿司店が飲食代と記載されていたが、どれも自宅に近く、家族が利用している店だった。
舛添知事の政治団体「グローバルネットワーク研究会」は2013年と14年の1月に、千葉県のホテルで会議を開いていました。
千葉県木更津市のホテルに合計37万円余りを支持資金から支払ったが、実際は家族旅行だったと週刊誌が指摘しました。
舛添知事は5月13日の記者会見で、事務所の関係者と都知事選の会議を開いたと釈明しました。
家族の部屋で会議を開いた事で誤解を受けた、今後は別に部屋を借りて会議を開くなどと述べました。
世田谷区の自宅周辺の飲食店では、家族が利用していたのと同じ店で、飲食代が政治資金から支払われていました。
指摘された10件の支出のうち5件については、個人の飲食代をあやまって政治団体の飲食代と記載されていたと釈明しました。
ホテル代と飲食代5件については、収支報告書を訂正して返金したいと述べました。
舛添知事は2015年4月から2016年4月までの1年間、ほぼ毎週、公用車で神奈川県湯河原町の別荘に通っていたのが問題視されていました。
この間48回に渡って高速道路を使って往復4時間の場所に送らせていました。
例えば17時に都庁を出たとして、運転手が戻るのは午後9時過ぎで、月曜の朝迎えに行くには5時過ぎには都庁を出なければならない。
青木知事以来タレント政治家ばかり
この他アメリカや欧州に、呼ばれてもいないのに「知事外交」に出かけ、数千万円を豪華ホテルやファーストクラスの運賃で浪費した。
舛添知事を都知事選で支持したのは自民党ですが、「辞任は避けられない」という声が党の有力者から出ています。
東京都知事は1995年に芸能人の青島幸男が知事になって以来、芸能知事が連続して就任しています。
1999年に就任した石原慎太郎は元衆院議員だが、小説家で弟が有名俳優という「タレント議員」の先駆けでした。
2012年の猪瀬直樹も作家から言論活動、テレビ活動をしていたタレント政治家でした。
そして2014年の舛添要一は東大教授から言論人に転身し、テレビ出演から政界に進出したタレント政治家でした。
タレント政治家が急に増えたのは1990年代で、1990年の湾岸戦争を契機にテレビの政治番組が盛り上がったのが理由でした。
湾岸戦争、リクルート事件、オウム事件、巨大地震や天災、バブル崩壊と平成大不況と、これでもかと日本に災難が降りかかりました。
従来のテレビ出演者の手に負えない事が増え、政治や経済、社会問題を語れる人材がテレビで活躍しました。
彼らは言い訳ばかりしている政治家より有能に見えたので、選挙に立候補して続々と当選しました。
それから20年あまり経った訳ですが、タレント議員やテレビ政治家の限界も見えてきました。
彼らは理念や理論に強いが、実務では素人なので、現実の課題を克服するのが難しい。
代表的な例が大阪の橋下知事・市長で、一時は成功したかに見えたが、国政では通用しませんでした。
テレビや著書の中では、理想を語れば良いのですが、現実の政治は理想より実務です。
そろそろタレントではなく、プロの政治家がどれだけやれるのかを、試しても良いのではないでしょうか。
コメント
青島都知事以降ではなく、実は、美濃部 東京都知事もタレント知事なのです。
美濃部都知事は、学者時代にNHKの経済番組に出てまして、今で言えば池上さん的なお父さん役で、経済ニュースをわかりやすく解説するということで、人気を集めていました。その結果が美濃部 東京都知事ということです。
残念ながらそういう状況なので、青島以降が顕著にあらわれていますが、東京都知事はタレント、有名人しかなれません。右左問わず、タレントを候補者に選ぶしか、都知事選挙には勝てないでしょう。
他方、大阪は実はタレント以外が府知事になっています。太田房江がなったりしてます。意外とタレントだけが、なってないのが大阪。タレントしかなれないのが東京というのは今のが現状です。
次はそろそろリベラル系、左系のタレント都知事になると思いますよ。
選んだのは有権者理論は、選挙時に公約した内容を守るルールがあってこそ。
守れなくても立候補者にペナルティが無い時点で選挙制度自体が茶番でしかないんですよ。
税金使っても理想実現できない無能は処刑すれば多少は気が引き締まるのでは。
選んだのは有権者。
マスコミは手っ取り早く関心を集めやすい戦局ばかり報道して、肝心のマニフェスト内容の解説はおざなり。演説も派手なシーンの切り貼りで印象操作のし放題。
国は近代史、政治について義務教育でろくに教育をさせずに高校、大学で関心ある学生にだけ教育をする制度。突然、義務だと言われてどれだけの人間が投票するのか。そういう人間を育てる土台があるのか。
根本から変えないとずっと同じ事が続きます。国の制度が変わるのは時間がかかる。有権者も勉強しないといけない。
保守派の都知事は、マスコミが扱き下ろして辞めさせる
左翼系の都知事は、自分からボロ出して、マスコミが庇うも、叩かれてた辞めてく
『吉本興業の政党化』とか『政党交付金目当て』に語られた時期もあった。
>タレントではなく、プロの政治家がどれだけやれるのか
その「プロの政治家」とは誰なのか教えて下さい。
誰でも良い、どうでも良い、と投票に行かなかった有権者が多すぎ。高齢者云々以前の問題かと。
テレビでよくみかける人だからと
投票した高齢者がいかに多いことか。。。